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2010年11月30日火曜日

オーディオ&ホームシアター展2010レポートその1


いやー、ずいぶん遅くなってしまいましたが、11/21-23まで秋葉原で開催されましたオーディオ&ホームシアター展2010(音展2010)のレポートをお届けします。会場はUDXビル富士ソフトビルの2会場に分かれております。まずは富士ソフトビルのオヤイデ電気ブースをご紹介。


こちらオヤイデ電気ブース。8畳ほどの個室にずらりと当社製品を展示しました。


今冬発売の新製品である、L/i15EMX(メガネ型電源ケーブル)、AZ-910(RCAインターコネクトケーブル)、DST-75R(RCA同軸デジタルケーブル)、PowerInletR(IECインレット)をお披露目。これら新製品は、すでに現在発売中の季刊オーディオアクセサリー139号に詳細な試聴報告が多数掲載されていますので、ぜひ本書をご覧ください!

また、今春発売以来、大好評の電源ケーブルBlackMamba-シグマオーディオアクセサリー銘機賞2010金賞を受賞したTUNAMI TERZO RR / TUNAMI TERZO XXも展示。


最近、アイテムが増えましたアナログアクセサリーもずらりと展示。MJ-12(ターンテーブルシート)、STB-MSSTB-HWなどのレコードスタビライザー、HSR-CUHSR-AGなどのシェルリードワイヤー、HS-CFHS-TFなどのヘッドシェルが一堂に会しました。PCオーディオという新風が吹くオーディオ業界ですが、レコードは永久不滅です!だって、触って楽しいし、音が良いのだ。


と、アナログを賛礼しつつ、隣にはPCオーディオ関連ケーブルやヘッドホンケーブルを展示。うーん、なんでもござれのオヤイデ電気。これでいいのだ。壁に立てかけている派手なカラーの箱は、今春発売のd+USBシリーズ。一番右の赤い箱は、最近発売されたベスタクスさんとのコラボUSBケーブルvestax-neo


今回は音源にPCを用いました。これはご存じアップルのノートパソコンMacBookPro15インチ。なんと、購入時にHDから256GのSSDに換装しており、超~速いです!!MacBookProにはd+USB Class Sが2本差さっており、うち1本はFireFaceUCに、もう1本はFiiO E9に繫がれています。

そうそう、写真手前にちょろっと映っているのは、11/22に発売されたiPod・iPad/iPhone用ドックケーブルL30、そしてウォークマン用ドックケーブルL50です。L30は、従来発売されていた長さ8cmのドックケーブルL3(旧名称:HPC-D3.5b)の1mバージョン。L50は、従来発売されていた長さ8cmのWM用ドックケーブルL5の1mバージョン。ポータブルオーディオと、それを繋げる機器を、少し離して使いたい人にとって、1mもののドックケーブルは重宝するでしょう。



ガラスショーケース内には、オヤイデ電気の看板アイテムである、P/Cシリーズや、SWOシリーズ、WPCシリーズ等の自作向け電源アイテム、昨年の発売以来続々とラインナップが増え続けるインシュレーターのINSシリーズなどを展示。


もう一つのショーケースには、ケーブル自作派向けのRCAプラグ、Yラグ、バナナプラグなどの端末プラグ類、1mものが追加されて好評の同軸デジタルケーブルDR-510/DB-510、それにTUNAMI GPXTUNAMI GPX-Rといった人気の電源ケーブルも展示しました。


さて、10時の開場とともに来場者がドッと押し寄せまして、狭い展示室内は度々こんな感じにごったがえしました。


私たち社員も来場者の方々への製品説明にてんやわんやしておりました。
後日の主催者からの公式発表によると、3日間の来場者は延べ29,000人ほどだったとのことで、昨年より1割程度多くなっています。音展もだいぶ認知されてきた証拠でしょう。


ブースを訪れた方々は、一瞬で出て行かれる人もいれば(たぶんケーブルに興味が無いかと思われ)、じっくりと製品を眺めて、手で触って質感を確かめる方、日頃のケーブルやアクセサリーの質問をご相談される方など様々です。


興味のある分野も様々で、ヘッドホンやUSBケーブルなどに関心を示す方、新製品に興味を示す方、切り売りケーブル見本を見て自作議論を交わす方など、十人十色です。年齢はお父さんに連れられた小学生からご年配の方まで様々でしたが、一番多そうだったのは40-50代で、ついで60代、30代、20代といった感じでした。

来場者のうち女性はおそらく1割ほど。男性と同伴の方もいれば、女性単独で来場された方も、けっこういらっしゃったのが印象的でした。中には、男性顔負けにケーブル自作について熱く語られた女性の方もいらっしゃって、とても嬉しく思いました。そう!オーディオは男性だけの趣味にしておくのはもったいないのだ!!女性層の取り込みは、今後のオーディオ業界の大きな課題でしょうね。
では、続きはまた明日にでも。

サウンドハウス移転統合、T-ZONE廃業


すでにご承知の方も多いと思いますが、ダイナミックオーディオサウンドハウスのビルが11/28日をもって閉店し、隣にあるダイナミックオーディオ5555に移転統合されました。11/20まで全フロア営業、11/21-28まで1階のみ営業でした。


私も時折、会社の昼休みに、今日はどんな出物があるかなぁ~とわくわくしながらエレベーターを上がって行ったものですが、それももう出来ないのかと思うと、ちょっとさびしいです。働いていた店員さんの幾人かは、5555やトレードセンターに異動されました。ただ、私と年齢も近く、気さくにお話できた1階の山片さんが辞められたのはとても残念です。その他にも幾人かがサウンドハウスの移転統合と時を同じくして辞められました。新たな人生に幸あらんことを。

それと、5555の向かいにあるダイナトレードセンターの2階の植木さんが、4階の修理フロアに異動。いままでのように気軽にお話しできなくなり、私としてはかなりイタイです。


そうそう、今日T-ZONEに行ったら「廃業」してました。私はウインドウショッピングに訪れるだけで、同店では大した買い物もしたことありませんが、一時期は秋葉原に数店舗を構える老舗のパソコン店だっただけに、残念でございます。一週間ほど前に来店した時も、店員さんの掛け声が威勢よく、客もそれなりに沢山いて、潰れるような雰囲気はなかったんですけどね。


11/29をもって廃業したとの張り紙がありました。この秋葉原の店舗は、実店舗として残る最後のT-ZONEで、けっこうお客さんも入ってたのに、このご時世では仕方ないのかもしれませんね。廃業の経緯については、アキバPCホットラインのニュースなどに載ってます。 これを読むと、ドスパラに事業譲渡するらしいです。

そういえば、私が時折買い物する東京ラジオデパート1階にある某ビンテージワイヤーショップも、来年1月に実店舗を閉店するとのことです。

ところで最近、店の常連さんから秋葉原のオーディオ店のマップが欲しいと言われ、私の個人のホームページにある秋葉原オーディオ店完全攻略マップをプリントしてお渡ししました。で、改めてこのマップを見てみると、2005年に作成したこのマップに載っているオーディオ関連、PC関連のお店の約半数が、この5年の間に閉店したり、移転統合されたりしており、すでにマップとしての機能を果たしていないことに気づきました。5年の間に斯くも変わるものかと、秋葉原の移り変わりの早さを肌身に感じる今日この頃でした。

2010年11月27日土曜日

電源ケーブル自作講習会in大阪難波のマニュアル公開

おはようございますみじんこです!皆さんお待たせしました!
オヤイデ電気オフィシャルホームページ自作・工作集にて、電源ケーブル自作講習会in大阪難波のマニュアル(pdfファイル)を公開しました。下写真のような電源ケーブルが出来上がります。



このマニュアルはオヤイデの電源ケーブルBlackMamba電源プラグ/IECコネクターP-0XX・C-0XXシリーズを用いた、電源ケーブルの自作マニュアルです。メッシュチューブの被覆無しの自作例ですので、比較的初心者でも取り組みやすいと思います。十分以上のクオリティと、価格に対するパフォーマンスに優れた作例なので、年末のオーディオ工作にぜひチャレンジしてみてください!

2010年11月26日金曜日

B&W P5のアップグレードケーブル発表!


突然ですが、B&Wの高級ヘッドホンP5のオプション品となるアップグレードケーブルPEC/P5がマランツコンシューマーマーケティングより発表されました!で、このアップグレードケーブルPEC/P5が、オヤイデ電気製なのです!写真はマランツさんのページからの拝借。

P5自体、聴けばなるほどと納得されると思うのですが、他社のヘッドホンとは一線を画する、B&Wのスピーカーにも通ずる音作りで、相当に上品な音調を有した、聴き心地のよい音なのです。デザインも洗練され、フィット感は独特ながら圧迫されることなく程よい密閉感が得られます。ヘッドホン第一作目で、よくぞここまで練り込んだなぁと感じさせる出来の良さです。


これがPEC/P5。マランツさんでは、ここのページある様に以下のキャンペーンを実施されますので、内容を抜粋転載します。

「2010年12月1日~2011年1月末日※応募締切:2011年2月10日の消印まで有効とさせていただきます。期間中にB&W P5モバイル・ヘッドフォンをご購入頂き、キャンペーンにご応募頂いた方全員に、オヤイデ電機商会製特注限定生産のP5専用アップグレード・ケーブルPEC/P5/1.3Mを1本プレゼント。」
「本品PEC/P5は、本キャンペーン終了後に限定数量を販売予定しております。
※希望小売価格¥6,300/1本税込。 ※サービス・パーツ扱いとなります。」

なお、オヤイデはあくまで製造元なので、P5やPEC/P5の直販は行いません。P5のご注文はB&W取り扱いオーディオ店へ、キャンペーンお申込みはマランツさんにお願いします。また、このオプションケーブルは、B&Wの日本総代理店であるマランツコンシューマーマーケティングの企画製品で、キャンペーンは日本国内で販売されたP5に対してのみ適用されます。


これがP5のヘッドパッドを外し、オプションケーブルを嵌め込んだところ。P5は従来のヘッドホンにはない、ちょっと特殊な差込機構を有しています。ヘッドパッドはマグネット着脱式なので、簡単に着脱できます。

P5の仕様およびオプションケーブルの詳しい仕様はマランツさんのホームページをご覧ください。


プラグのうち、アンプ側が3.5ミニプラグ、P5側が新開発となる2.5ミニミニプラグ。
3.5ミニプラグはオヤイデ電気のP-3.5SRのケーブル引出口φ4mmバージョン(非単売品)で、オヤイデのHPCシリーズにも使われている3.5プラグです。(単売されているのはP-3.5SRのケーブル引出口φ6mm)。

2.5ミニミニプラグは、P-3.5SRの設計を踏襲しつつ、2.5ミニミニプラグにダウンサイジングし、かつp5の特殊な差込口に勘合できるようピン根元にケース本体外径より径を細くした円筒形部を設けるなど、形状を練り直したプラグです。また、φ1.8という極細ケーブルに適合するよう、ケーブル引出口も特別に小さくしています。なお、このPEC/P5用2.5ミニミニプラグは非単売品ですが、多少形状を変更した汎用2.5ミニミニプラグは、近々単売の可能性があります。

PEC/P5の開発はわたくしが担当させていただいたのですが、試行錯誤の連続で、本当に苦労しました。何に苦労したかというと、ケーブルの直径がφ1.8の極細線だという点です。

φ1.8のケーブルとなると、既存のケーブル設計は適用できず、しかし高音質でなければならない。このケーブルは企業秘密の塊みたいなもので、多くは語れないのですが、極細電線を得意とするケーブル製造メーカーの協力を得て、医療機器のカテーテルや胃カメラに使われるケーブルと同等の高精度で作られています。まさに0.01mm単位で構造設計を追いこんでおりまして、プラグとケーブルのアッセンブルも含めて、絶対に他社では真似できない精度と音質を有したケーブルに仕上がっています。

P5のヘッドホンコードを付属品からPEC/P5に交換すると、P5付属ケーブルに比して一聴して音圧が上がったように聴こえます。そして、全体の帯域バランスや音色を保ちつつ、音像のピントや音抜けが向上しています。苦労した甲斐がありましたが、完成品を聴いたときに、その苦労は報われた感じがします。皆さんもマランツさんのキャンペーンを機会に、ぜひP5とPEC/P5のセットを入手してみてください。

Power Inret R発売されます!


こんにちは、みじんこです。秋のオーディオイベントも一段落つきました~。が、しかし、のんびりもしていられません。これから年末にかけてオヤイデ電気の新製品が続々と出てくるので、その製品紹介ページ作りやらなんやら色々ありますのです。

で、上写真のように、まずは新型IECインレット「PowerInletR」が2010/12/8に発売されます。上写真のPDF版はこちら

従来、当社では174Rというインレットを製造販売していましたが、今回発売されるPowerInletRは174Rの上位機種となります。作りやすさはもちろん、音質も格段にグレードアップしています。アンプや電源タップの自作に活躍するのはもちろんのこと、着脱型の機器を持っておられる方のグレードアップに、付属品から交換いただくなどすれば、音質向上が望めます。ただ、既製品のインレットの交換は、おそらく改造に値する行為ですので、自己責任で行ってくださいね。

音質向上の感じ方は人ぞれぞれだと思うのですが、開発段階で私が某プリメインアンプなどで試した限りでは、電源プラグやIECコネクターを交換するに近いレベルでの音質向上が確認できました。

開発にあたっては、何種類くらいでしょう・・・とにかく十数パターンものメッキ違いの試作品を作りまして、うちの社長と比較試聴を幾度となく繰り返して、このメッキパターンが一番良い!というものを量産しました。Power Inret Rを使えば、従来のインレットがどれだけ音質のボトルネックになっていたか、分かっていただけると思います。

2010年11月20日土曜日

明日11/21からオーディオ&ホームシアター展です!


明日11/21から秋葉原でオーディオ&ホームシアター展2010(音展2010)が開催されます!先ほどまでオヤイデブースの設営をやってました。こちらは展示準備の整ったばかりのブースです!ちなみに、オヤイデ電気は富士ソフトビルの5階のF5-4という個室に出展しています!秋葉原から徒歩5分、ヨドバシカメラ秋葉原の斜め向かいのビルです。山手線挟んで対面には、もうひとつの会場のUDXがあります。


本邦初公開の新製品も色々ありますのでぜひ来てくださいね!私みじんこは3日間会場におります。

Inter BEE無事終了しました!


幕張メッセで11/16-19開催されたInter BEE2010は、昨日をもって無事終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!!

Inter BEEは、音と映像と通信のプロフェッショナル展として、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する国際展示会です。

上はオヤイデ電気のブース。
今回はDJコーナーを構え、賑やかな展示となりました。展示内容はオヤイデ電気のプロ・楽器向けブランドNEOの製品群。新製品も幾つかお披露目しました。DJ用途のd+RCAやデジタル同軸ケーブルなどですが、それら新製品の詳細は、順次NEOのホームページで公開予定。乞うご期待ください!

ところで、いよいよ明日11/21から11/23までオーディオ&ホームシアター展2010(音展2010)が開催されます。私はこれから会場設営のため、会場に向かいます。2会場に分かれての開催のうち、オヤイデブースは富士ソフトアキバプラザの5階に個室ブースを構えます。昨年と全く同じ部屋です。ではでは~。

2010年11月19日金曜日

Vestax社とのコラボレートUSBケーブルが登場!


オヤイデ電気とベスタクス社がコラボレーションで、サウンドにこだわるクリエイターのためのプロフェッショナルUSBケーブル"Vestax-neo"が新登場します!価格はベスタクスさんのホームページをご覧ください。全国のベスタクス製品取り扱い楽器店やベスタクスオンラインショップで、販売開始されます。

Vestax-neoの端子は特別に金メッキでコーティングされ、さらにVestaxのロゴマークが印字されています。長さはコンピュータとの接続を考慮し、プロからの要望の多い0.8Mと1.5Mのラインナップ。
MIDIコントローラや各種コンピュータオーディオとVestax-neoを使用することで、USBデータ転送エラーを大幅に改善すると共に、ロスなく安定したバスパワーを供給することができるため、優れた音質改善効果を体感できます。

この色はとてもかっこいいですなぁ!写真でもかっこいいですが、実物はもっとかっこいいです!これはプロユーザーはもとより、PCオーディオにも受けるんじゃないかなぁと個人的に思います。

ちなみに、オヤイデには楽器ブランドのNEOから、すでにd+USB ClassSとAとBの3種類をラインナップしています。しかし、今回発売されるVestax-neoは、これら既存の3種類の単なる外見上の色違いというわけではなく、新規に企画されたものです。

2010年11月16日火曜日

いよいよ明日InterBee2010開催です!


イベント三昧の秋!いよいよ明日11/17から19日まで、幕張メッセでInterBee2010(インタービー2010)が開催されます。オヤイデ電気はプロオーディオ部門 / ホール4 / 4611にブースを構えます。ご来場の折には、ぜひお立ち寄りください!お待ちしております。

2010年11月13日土曜日

アウトレットセール品放出!


オヤイデ電気秋葉原店にちょいとアウトレットセール品をご用意し、今日のお昼すぎに店頭へ並べました。これはその一部。TUNAMI GPX-RとかMJ-12とか電源タップがあります。試聴デモに使用した製品や、展示会などで展示されていた展示見本、試作品、傷もの品などです。定価の30~80%OFFのお買い得。ただし、店頭販売のみで、通販はしません。秋葉原にお越しの際はぜひチェックしてみてくださいね。

2010年11月9日火曜日

電源ケーブル自作講習会in大阪難波のご報告


11/6に大阪難波で、オヤイデ電気主催の「電源ケーブル自作講習会in大阪難波」が開催されました!同社による自作講習会は東京秋葉原で昨年春以降、複数回行われていましたが、関西でもぜひという声に応えて、初の関西での開催となりました。講師は「オーディオみじんこ」でお馴染みのわたくし荒川敬が務め、作業をまとめた工程表を参照しながら工作が進められました。


同講習会は午前の部・午後の部の2回行われ、それぞれ2時間枠で電源ケーブルを1本製作。事前に申し込みされた総勢60名の参加者が講習を受けられました。ケーブル部分にはオヤイデのBlackMamba、プラグ・コネクターにはオヤイデのP/Cシリーズを自由にチョイスでき、参加者はそれぞれ好みのプラグ・コネクターを選択されていました。


黙々と工作に打ち込む参加者の皆さん。
やはり人気指名だったのはP-004/C-004ですが、電源ケーブルカスタムショップのコメントをご覧になられてか、P-037/C-037P-046/C-046P-079/C-079P-029/C-029 などにもご指名が幾人かありました。
また、私が雑誌で提唱した、プラグとコネクターの種類を換えて音色をミックスするというのを読んでいただいてか、プラ グとコネクターを別のメッキものでご指定された方々も何人かいらっしゃいました。


これはプラグのカバーをかぶせて、完成間近となった最終工程。午後の部では女性の方も幾人かお越しいただけました。男所帯になりがちなオーディオ世界だけに、女性のご参加は嬉しいかぎりでございます。


参加者の工作は都度、オヤイデ電気の社員によってアシストを受けつつ、1時間半ほどで参加者全員が電源ケーブルを完成。参加者の約半数は自作未経験者だったが、ケーブル工作のコツをプロから直接学ぶことで、自作の楽しみを存分に味わっていただけた様子。


工程は41工程にもおよび、けっこうハイペースで作業を進めて行ったので、大変だったと思うのですが、皆さん無事に完成までこぎつけました!やればできるもんです!
参加者の皆さんからは、RCA講習会を定期開催して欲しいという声が多く聞かれまして、私たちも最大限応えられるよう、第2弾を企画していきます。なお、参加者に当日配布された工程表はインターネットでPDF公開予定ですので、当日お越しになれなかった方々も、それを見れば作れると思います。
なお、この講習会の模様は、午前の部・午後の部ともにユーストリームでテスト的に動画配信もされ、現在も閲覧可能です。ではでは。

2010年11月4日木曜日

いよいよあさって11/6自作講習会in大阪難波です!

秋はイベント三昧ですね。
先月は、フジヤエービックの秋のヘッドホン祭り2010、ハイエンドショウトウキョウ、真空管オーディオフェアなどがありました。
これらのイベントの写真も沢山撮っていて、ブログで紹介したいのだけれども、次なるイベントの準備でドタバタ中で延び延びになってしまってます。

さて、あさって11/6はオヤイデ電気主催の「電源ケーブル自作講習会in大阪難波」が実施されます。私は明日から準備のため大阪入りします。さっきまで準備してました。いやー、なんとか間に合った~。では、講習会参加予定の皆様、難波でお会いしましょう!!

2010年11月3日水曜日

オヤイデの4製品がオーディオアクセサリー銘機賞2011“金賞”を受賞!

オーディオアクセサリー銘機賞2011」各部門の“金賞”が11/1に発表され、オヤイデ電気の4製品が受賞しました!ファイルウェブの受賞製品発表記事はこちら


まずは、TUNAMI TERZO XX。オーディオケーブル部門(2.5万円~5万円未満)での金賞受賞です。この価格帯はラインケーブルの売れ筋価格帯であり、製品数が最も多い激戦区ですから、それを勝ち抜いたというのは、なかなか凄いことだと思います。TUNAMI TERZO XXは、がっちりと芯の強い基音に、肉付き良く押し出し感に秀でた音色を特長とし、このクラスにおいて、レンジの広さと解像度の高さも抜きんでています。それだけでは、他にも類似したケーブルがあるのですが、TUNAMI TERZO XXが一歩先んじているのは、楽器やボーカルの質感や艶やかさを見事に表現でき、音ではなく、音楽を聴かせる力に秀でているところだと思います。


そして、次なる受賞モデルはTUNAMI TERZO RR。オーディオケーブル部門(2.5万円~5万円未満)での金賞受賞です。先に紹介したTUNAMI TERZO XXのRCAバージョンですね。バランスとアンバランスで一括した比較は難しいのですが、TUNAMI TERZO RRは、TUNAMI TERZO XXに比して、よりボーカルの色気が出ます。一方、TUNAMI TERZO XXは、TUNAMI TERZO RRに比して、高域の輪郭の鮮明さが増している印象があります。これはプラグのメッキの違いによるものです。

勝手に名前を出して申し訳ないのですが、ジャズ・ロック好きで有名なオーディオライター兼カメラマンの山本博道さんも、上記2モデルを一聴して気に入られ、 相当な数のTUNAMI TERZO XXとTUNAMI TERZO RRの製作依頼があり、ご自宅と九州のご実家のシステムに多数導入されています。山本さんの場合、システムにぴったりワイヤリングできるよう、特注長さでのご注文だったので、私が製作したのですが、とにかくかなりの本数であったこと、中には10mペアものがあったり、片端がRCAでもう一方端がXLRという、TUNAMI TERZO XXとTUNAMI TERZO RRを合体させたRCA-XLRケーブルなども幾本かあり、けっこう作るの大変でした。


3つ目の金賞受賞モデルは、RCAプラグのGENESISです。ケーブルパーツ部門での受賞です。GENESISは、TUNAMI TERZO RRに装着されているRCAプラグで、独創的な3重リングによるコレットチャック方式を採用しています。コレットチャックの滑らかな回転も特長で、4個ペアで一万円超えの少々高価なRCAプラグであるものの、ハイエンドなRCAケーブルを自作したい人に、ぜひ試してもらいたいプラグです。


4品目の金賞受賞は、ターンテーブルシートMJ-12です。アナログ音質向上アイテム部門での受賞です。MJ-12は、おもて面にすり鉢テーパーの付いたターンテーブルシートで、スタビライザーでレコード盤を押さえることで、反りがほぼ完全に解消され、トレーサビリティが格段に向上するというものです。

MJ-12は、テーパー付きターンテーブルシートをお求めやすい価格で製品化したいという想いから企画した製品で、発売以来、国内はもとより海外での評価が非常に高いです。

銀色に光り輝くアルミニウム製の削り出しボディは存在感抜群で、レコードプレーヤーに載せると、これまたかっこいいんですわ。スパイラル状に配置された孔は本来鳴き防止用に設けたのですが、デザインの美しさにも一役買っており、この孔のおかげで20cm盤やドーナツ盤などの取り外しも容易にできるのです。アナログ愛好家の方で、まだMJ-12を使ったことのない方には、この抜群のトレース力をぜひ試してほしいというのが、開発担当の私の想いです。そして、MJ-12と一緒に、レコードスタビライザーSTB-MSSTB-HWもよろしくです!

2010年11月1日月曜日

PCオーディオ関連本発刊相次ぐ!


共同通信社のPCオーディオfanのVol.3が10/30に発売されました!
ちょうど秋のヘッドホン祭と同じ日の発売です。
ヘッドホン祭りの帰りがけ、書店に早速並んでいたので購入。
今回のVol.3は、プロ機材のオーディオインターフェースの話が減り、それに代わってオーディオメーカーが怒涛のごとく今秋発売したUSB DAC、およびLAN経由のネットワークオーディオの新製品群がクローズアップされています。他誌のPCオーディオ本に比して、PC上で用いるソフトウェアに関しても詳しく紹介されており、より突っ込んだところまで掘り下げている点では、本誌が一歩先んじています。
ちなみに今春発売されたVol.2は、予想以上の好評ぶりで、共同通信社の在庫もすでに無いそうです。


さらにステレオサウンド社から、初のPCオーディオ関連本となるDigi Fi No.1が11/27発刊されました!
これは今のところ季刊ステレオサウンドの増刊号的な扱いですが、おそらく季刊化されるのではないかと思われます。漫画で「はじめてのデジファイ」と名打ったPCオーディオの解説ページを設け、表紙と巻頭インタビューに坂本龍一と大貫妙子を起用するなど、気軽にPCオーディオに取り組んでもらおうという配慮が伺える。半分がPCオーディオの記事、残り半分がヘッドホン関連の記事で、87-90ページに掛けてのサウンドカードの比較試聴は、他誌であまり取り組んでいないジャンルなので貴重。ただ、パソコンにはノート型を用い、USBやLANでのデジタル伝送が主流となっているPCオーディオ界において、デスクトップPC搭載の高音質サウンドカードに需要があるのかは微妙だ。59-62ページのクロックジェネレーター比較試聴は、比較機種が3機種と少ないものの、興味をひかれる内容。また、特集の合間合間に掲載されているヘッドホンガール(全員で5女子かな)も良いですなぁ。「ヘッドホン少女」の実写版を出せば売れると思った。

上記2誌以外に、先日ご紹介した音元出版の「NetAudio」を含めると、3社がPCオーディオに特化したムックを発刊したわけで、オーディオ界の関心事はPCオーディオとヘッドホンに集中しています。

そんなわけで、今秋はPCオーディオの関連本の発刊が相次いでいます。私もPCオーディオ様子見の一人なのですが、秋の夜長にこれらPCオーディオ本で夢を膨らませようではありませんか!