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2014年5月31日土曜日

6/21にオーディオユニオンお茶の水アクセサリー館で、オーディオアクセサリー リレー試聴会が開催されます!

6/14・15と6/21にオーディオユニオンお茶の水アクセサリー館で、オーディオアクセサリー リレー試聴会が開催されます。で、6/21の12時から1時間半ほど、オヤイデ電気によるエントレック仮想アース装置TellusとSilverTellusのデモンストレーションが実施されます。説明員は私です。ついでに、オヤイデのマル秘開発中製品もデモできればいいなと思ってますが、間に合うかなぁ。では、同イベントは事前申し込み無しの参加自由なので、興味のあるなしに関わらず来てみてちょーだい!

2014年5月27日火曜日

月刊ステレオ6月号「まさかの変わりっぷり!アースのツボを探せ(前編)」でアースケーブルによる音の違いを検証!必読です!

現在発売中の月刊ステレオ6月号。全国の書店に並んでいます。

本号に田中伊佐資さんによるアースの記事が載りました。田中伊佐資さんの連載、ビニジャンで、「まさかの変わりっぷり!アースのツボを探せ(前編)」として、計4ページにわたりアースケーブルによる音の違いを検証しています。この検証作業にわたしも参加し、ケーブルは主にオヤイデ電気秋葉原店で売っているものを使用しております。

アース線に使用されたケーブルは以下の通り。価格はオヤイデ電気秋葉原店およびオヤイデオンラインショップの実売価格です。

1. KIV3.5sq タフピッチ銅 撚り線 品川電線製 194円/m
2. IV2.0mm タフピッチ銅単線 フジクラ製 約140円/m(10m単位で販売)
3. OFC2.0mm OFC単線 オヤイデ電気製 216円/m
4. RSCB2.5sq タフピッチ銅撚り線 オヤイデ電気製 302円/m
5. TPC16 16ゲージシグナルケーブル OFC撚り線 オーディオテクニカ製 108円/m
6. UL1430-16 PCOCC-A撚り線 オヤイデ電気製 518円/m 
7. 4N純銀裸線2.0mm 銀単線 オヤイデ電気製 10,260円/m
8. 5N純銀平角アース・ケーブル(SilverEarthの試作品) オヤイデ電気製 1本で3万~4万円予定
9. EE/F-S2.6をばらして取り出した芯線 2.6mmPCOCC-A単線 オヤイデ電気製 生産終了


試聴はトーンアームとフォノイコとの間で行ったのですが、なんと、ラインケーブルや電源ケーブル並みに音が激変します!何がどうだったのか、詳しくは月刊ステレオ2014年6月号を読んでね。7月号では、アースのツボを探せ(後編)として、エントレックの仮想アース装置が取り上げられる予定です。

2014年5月26日月曜日

名古屋は大須のノムラ無線でテルス、シルバーテルスの常設展示試聴が始まりました!

こちら名古屋は大須のノムラ無線。先週の事、テルス/シルバーテルスの設置に行ってまいりました!ノムラ無線と言えば、名古屋で40年以上もの長きにわたりオーディオ店を営む老舗店。オーディオ機器はもとより、オーディオアクセサリーの充実は目を見張るものがあります。そして、店内には各オーディオアクセサリーの使いこなしテクニックなどが所狭しとポップ解説されています。ノムラ無線のある大須第一アメ横ビルは、往年の秋葉原ラジオ会館を彷彿とさせる面構えで、電子パーツ店や白モノ家電、パソコン、雑貨店がひしめくショッピングビル。その2階フロアの大半をノムラ無線が占めています。創業当初は同フロアの小さな店舗だったノムラ無線。堅実な経営によって大須アメ横ビルのオーナーさんから高い信頼を得て、近接する店舗が立ち退いたエリアをお任せされるようになり、次第に店舗面積を拡張。数十年のときを経て、現在の広大なオーディオフロアが出来上がったらしいです。

こちらノムラ無線の試聴スペース。 

そのど真ん中にテルスとシルバーテルスを置きました。この時接続されたのは、アンプがユニゾンリサーチの真空管プリメインアンプS6で、ソースはパソコン。ネットワーク経由でネットワークプレーヤーのヤマハNP-S2000が接続されています。 

 まず、テルスからのアース接続をS6に対して行い、その後は種々の接続方式を試しました。試聴ソフトはエリッククラプトンのアンプラグドなどをネットワーク経由で聴きました。最初は正直、はたしてこのこじんまりとしたシステムで効果が出るのかと不安だったのですが、それもテルスを接続した瞬間に一掃。きちんとアースの効果が現れて一安心しました。S6への接続はRCAアースケーブル(1430ER)で行い、最初は1本で接続し、さらに左右2本同時接続。やはり2本接続したときの方が、1本接続より効果の度合いがより強まる傾向にありました。ついで、アンプへの接続はそのままに、NP-S2000のXLR空き出力ジャックへXLRアースケーブル(1430EXF)を2本挿しして、さらに解像度が上がる事を確認。アースループなどの悪影響も感じさせる事はありませんでした。シルバーテルスでの接続は、やはり中高域の解像度や音場感の向上に効果があり、テルスとの作用の仕方の違いが明確に感じられました。その後、何度もアースケーブルを抜き挿しして、試聴を繰り返し、スタッフの皆様を交えた試聴テストは無事終了。テルスにしろ、シルバーテルスにしろ、仮想アース装置の有る無しでは、無しの状態だと色あせて、有りの状態だと音楽に生気が宿る印象です。

そんなわけで、名古屋近郊の皆様、お待たせしました!ノムラ無線では先週よりテルス、シルバーテルスの常設展示試聴が可能です。ぜひ一度ノムラ無線にご来店いただき、その効果を体感してみて下さいね。




2014年5月21日水曜日

自作でオーディオアクセサリーVol.2付録のRCAケーブルキットの完成品「RCA CABLE Premium」

月刊ステレオやレコード芸術といったオーディオ・音楽雑誌を発刊する、日本有数の音楽雑誌社音楽之友社。最近、ホームページの充実を図っておられまして、オントモビレッジというコミュニティサイトを運営しておられます。

 
オントモビレッジにおいて、連休明けからオンラインショッピングを開設されました。
ここで扱う商品は、月刊ステレオ並びにその増刊号にまつわるキットの完成品、および関連製品となっています。




そのアイテムの1つに、自作でオーディオアクセサリーVol.2で付録化されていたRCAケーブルキットの完成品「RCA CABLE Premium」が掲載されています。長さは1.0mでペアものです。


これは同誌の付録ケーブルを組み、さらにカーボンカラーメッシュチューブというPETチューブを被覆したものです。キット自体は工作が不得手な方でも組み立てられるほど簡単ですが、ことメッシュチューブの被覆となると、端末固定用の熱収縮チューブの被覆やら、材料の調達やらで何かと大変です。それを込み込みで5,000円だったら激安もいいところ。しかも音質面では、PCOCC-A単線導体採用の高音質ケーブルですから、これがたった五千円と言うのはある意味価格破壊です。ま、数量に限りがあるので、お求めはお早めに。







2014年5月20日火曜日

関西地区の方々に朗報!シマムセンでテルス/シルバーテルス試聴できまっせ!

大阪は日本橋、電気街のでんでんタウンに位置する老舗のオーディオショップ、シマムセン。私は現在東京に住んでおりますが、実は大阪出身。高校大学時代はシマムセンさんに繁く通い、オーディオ機器のあれこれを学び、初めての単品コンポは全てシマムセンさんで揃えました。あれからはや四半世紀、今日はシマムセンさんにお仕事で訪問です。 自分がオーディオ業界で働くなんて、学生当時の私には想像もつかなかった事ですが、シマムセンさんとはご縁を感じるというか、すごく嬉しい事です。

5月上旬。ここはシマムセンの3階、ハイエンドオーディオフロアの奥にあるハイエンド試聴室。エソテリック、アキュフェーズからTAD、B&Wなどなど国内外のハイエンドオーディオ機器が所狭しと並べられています。そしてその全てが試聴可能です。この試聴室の大きさは10畳ほどでしょうか。一見するとちょっと狭めですが、一般的なご家庭のオーディオルームを想定すると、むしろ現実的なちょうど良い広さです。大勢の人が来場するイベントはシマムセン別館(CYMA)で行っておられます。

 この日はオヤイデ電気が輸入するエントレックの仮想アース装置「テルス」と「シルバーテルス」の設置を行ってきました。

オーディオラックの裏面を覗きますと、そこにテルスちゃんが座っております。テルスの下にはシルバーテルスくんがどっしりと鎮座しています 。

 こんな感じで即時アースケーブルの抜き差しができるよう、オーディオラックとスピーカー群との間にテルスとシルバーテルスは配置されました。ちなみに、この時試聴に使用したスピーカーは、たしかB&Wの800だったか802。プリはアキュフェーズのC2800だったか。

そしてスタッフのみなさんとじっくりテルスとシルバーテルスの試聴を行いました。アースケーブルの抜き差しで、その効果が一瞬にして体感でき、スタッフの皆さんもその変化の度合いにご納得。非常に濃い2時間、あれやこれやと様々なパターンでアースケーブルを接続してみました。一番面白かったのは、プリアンプのRCAラインの空きジャックの左チャンネルにテルスを、右チャンネルにシルバーテルスを接続した、実用的には無意味とも思える接続を試みた時です。テルス側を差し込んだ左のスピーカーは中低域が冴え渡り、もう一方のシルバーテルスを差し込んだ右のスピーカーは中高域がクリアーで芳醇に変化したのです!その後、接続を左右入れ替えてみると、見事にスピーカーから発せられる音も入れ替わりました。テルスとシルバーテルスの効きどころがずいぶんと違うことが示されたわけです。そして、左右の空きジャックに差し込まれた計2本のアースケーブルを、テルスのみに接続した場合は、利き方のバランスが左右均等に整い、同じくシルバーテルスのみに接続した場合もバランスが整いました。この経験から、テルスとシルバーテルスでは、やはり効果の出やすい帯域が違うことが分かりました。また、アナログRCAやアナログXLRなど、右左が分かれている空きジャックへのアースケーブルの接続は、左右チャンネルに各1本づつ、計2本のアースケーブルで仮想アース装置に落とした方が良さそうです。こうなってくると、左右それぞれに1台づつ、同じ種類の仮想アース装置をあてがったらどうなるのか?そんな贅沢な使い方はまだ未検証ですけど、いずれどこかでやってみたいですね。それと、今度テスターでアキュフェーズのプリにおいて、左右のアースが独立しているのか共通化しているのか、測ってみる必要がありますね。ちなみに、私が自宅で現用しているゴールドムンドのプリアンプMIMESIS7NPは、左右のアースがショート状態です。

というわけで、シマムセンは関西唯一のテルス/シルバーテルス常設取扱店です。関西地区の方々で、仮想アースにご興味のある方は、ぜひシマムセンさんにお越し下さいませ。そして自分のオーディオシステムに合うのはテルスかシルバーテルスか、じっくりと悩んでお選び下さい。

2014年5月19日月曜日

ついに発表!レコードスタビライザーSTB-MSXとSTB-HWXが6/10に発売開始!

 レコード愛好家のみなさん、長らくお待たせしました!本日、オヤイデ電気の新型レコードスタビライザーSTB-MSXとSTB-HWXが発表されました!見よこの勇姿を!カーボンFRPのブラックと、シルバーのメタルがとても美しいコントラストを描いています。こちらは重量440gの標準モデルSTB-MSX。お値段は旧モデルのSTB-MSと同じ定価18,000+税。そう、STB-MSXは旧モデルSTB-MSのリニューアルモデルなのです。なにが変わったかというと、従来のテキサリュームに換えて、カーボンFRPを天面と底面に採用したこと。それに、ウエイトを挟み込んでいる振動吸収用ソフトスペーサーを、従来のテキサリューム/EPDMゴムから、EPDMゴムに統一したこと。その他、金属部分の形状や寸法は旧モデルと全く同じです。しかし、天面が銀色から黒色に変わるだけで印象はずいぶんと違って見えるものです。皆さんは旧モデルと新モデルどちらが見た目にお好みですか?
 こちらヘビーウエイトモデルのSTB-HWX。重量740gのヘビー級スタビライザーです。こちらも旧モデルSTB-HWのリニューアル品として登場。音質的には旧モデルに比して高域の繊細感が増し、音の硬さをほぐした、より自然でニュートラルな傾向になっております。
 STB-MSXとSTB-HWXは、旧モデル同様に分解が可能です。ユーザーによる6個のウエイトの増減が可能で、好みの重量に変更できます。またSTB-MSXでは、オプションのSTB-CMにウエイト交換が可能。STB-CMの搭載で、よりハイスピードな音調にカスタマイズできるという、遊び心溢れる発展性を有しています。STB-MSX/STB-HWXの分解、組立は水平なテーブルの上などで行って下さいね。空中で分解すると、ウエイトがいきなり落下して怪我や破損を生じかねますので。
こちらレコードプレーヤーでの使用イメージ。オヤイデのヘッドシェルHS-CFとともに。うーん、かっこいいですな。STB-MS/STB-HWをすでにお持ちの方も、ぜひこのニューモデルSTB-MSX/STB-HWXをお試しになってみて下さい。

旧モデル同様、STB-MSX/STB-HWXもEPスタビライザーとしての機能を有しています。出っ張っている方を下にして、ドーナツ盤にセットするだけです。シルバーに輝く突起部分がドーナツ盤の穴にぴったりハマり、ドーナツ盤をがっちり押さえ込みます!EPアダプタは世にたくさんあれど、ドーナツ盤に質量を付加できるEPスタビライザーは、現行品にはほとんど存在しませんので、STB-MSX/STB-HWXはドーナツ盤コレクターにとって貴重な存在と言えます。これで、反り返って音飛びの激しいドーナツ盤も、反りが矯正されてきちんとトレース可能となります。

STB-MS/HWが発売されたのが2010年。STB-MS/HWは、MJ-12に続いて私が企画設計を担当したアナログアクセサリーです。これらSTB-MS/HWは発売以来順調に売れていたのですが、2013年にテキサリュームが生産中止となり、STB-MS/HWは生産終了に追い込まれました。しかし、国内はもとより海外でもSTB-MS/HWの人気は高く、復活を臨む声が多く聞かれました。そしてテキサリュームに替わる材料として目を付けたのは、材料の安定供給が可能で、かつ音質のさらなる向上が望めるカーボンFRPだったのです。結果、ウエイト着脱可能やEPスタビライザー機能などの機能性はそのままに、旧モデルより見た目も音質も向上したニューモデルの製品化と相成ったのです。

PCOCC-Aと言い、テキサリュームと言い、材料の生産終了は製品の廃盤に直結する重大事件なのですが、ピンチはチャンス。新たなマテリアルを探し出して製品に採用することで、オヤイデ製品は今年後半以降、新製品ラッシュが続くことになるでしょう。

STB-MSX/STB-HWXは6/10に全国のオーディオ店、家電量販店で発売開始です!それではアナログ愛好家の皆さん、発売までいましばし辛抱してください!

札幌のキャビン大阪屋でのテルス/シルバーテルスお取り扱いが始まりました!

発売以来、我々の予想を超える反響を呼んでおります、エントレック社の仮想アース装置TellusとSilverTellus。先週は北海道札幌市のキャビン大阪屋にお伺いしまして、スタッフの皆様とともに、同店のオーディオシステムでその効果を体験。

3階のオーディオフロアにて、接続本数の違いや、アンプの接続箇所による効果の増減について、計2時間にわたる大実験を行いました!実験に用いたオーディオシステムの中核は、マッキントッシュのプリメインアンプ(MA7900だったと思います)。これにアース線を介してテルス、シルバーテルスを接続したわけです。最初、1本のRCAアースケーブルをRCA出力ジャックの片チャンネルに差し込みました。すると、テルス、シルバーテルスともに、霧が晴れたように音像がくっきりと改善。テルスではやはり中低域のメリハリが増して、シルバーテルスでは高域の粒たちの良さがぐぐっと向上する事が確認できました。で、その後、シルバーテルスから2本のRCAケーブルで2本接続してみると、これの方がより効果が増す事を確認。さらに、RCA入力ジャックの背面から見て一番左側(何の入力だったか忘れました)に差し替えると、高域のシビアな切れ味がやや落ち着いて、代わりにボーカルの色艶がすーっと増してくるような変化を感じました。さらに、RCA入力の一番右側(たしかフォノ入力)に差し替えると、これは前述のRCA出力ジャックのときの効果と似た印象。大多数の好みは、RCA入力ジャックの一番左側への接続が最もバランスが良い利き方だという意見になりました。さらに、SACDプレーヤー(たしかデノンのDCD-SX1)のRCA同軸デジタル出力ジャックにも接続。アースループは感じられず、さらに全帯域のクリアーさが増した印象を受けました。いずれにせよ、テルス、シルバーテルス接続による悪影響は感じられず、同店のシステムでは、挿せば挿すほど効果が増すという検証結果が得られました。

さらに、同店2階のホームシアターフロアでホームシアターシステムへのテルス、シルバーテルスの効果を検証。ラックごとテルス、シルバーテルスをエレベーターに乗せて、がらがらと移動させました。テルスはプロジェクターへ、シルバーテルスはAVアンプへ接続。プロジェクターへの接続では、プロジェクターの空き端子が無かったので、仕方なくD-Sub端子の隙間にY端子アースケーブル(1430EY)で接続。シルバーテルスはXLRアースケーブルでAVアンプへ接続。

映像のにじみが減少し、音声もすっきりくっきりとシャープになり、これはホームシアターでも効果があるなぁという、とても面白い体験をしました。

3階のオーディオフロアは、オーディオ機器、オーディオアクセサリーが整然と配置され、都内でもなかなかこれほどの整然としたお店はないほどの、とても見やすい店内レイアウトでした。

ケーブル類、電源アクセサリー類も、まとまりよく整然と展示されています。どのフロアも整然と美しく品物が並べられており、スタッフの皆さんの応対も丁寧で、とても好印象なオーディオ店です。

CAVI大阪屋は札幌時計台の向かい側の路地を入ってすぐ、時計台から徒歩数十秒のところにあります。というわけで、キャビン大阪屋では、デモ機を常設して皆様のお越しをお待ちしております!キャビン大阪屋さんは道内唯一のテルス、シルバーテルス取扱店です。

2014年5月8日木曜日

2014春のヘッドホン祭 オヤイデ電気ブースの展示&即売品どばっと公開!

いよいよあさってにせまってまいりました2014春のヘッドホン祭。ちなみに、我々は「ヘッドホン祭り(まつり)」と呼んでいますけど、主催者曰く「ヘッドホン祭(さい)」が正解のようです。今回のヘッドホン祭は主催者フジヤエービックのお膝元、中野での開催ですぞ。JR中央線中野駅を降りて、徒歩2分。中野駅の北側にそびえ立つ中野サンプラザでの開催です。お間違え無きよう。間違えて前回までの開催地、外苑前に行かないでね。

オヤイデ電気は14階に出展します!このフロアは、フジヤエービックのポタ研の会場にもなっているフロアです。オヤイデ電気は部屋の奥の方に3テーブル陣取っています。


さて、オヤイデ電気ブース、今回の目玉はなんといっても5/10に発売開始となるFiiOのハイレゾポータブルプレーヤーX5

世界流通しているX5は、ホイールがゴム製の安っぽい感じですが、オヤイデ電気が輸入する日本仕様のX5は、ホイールが金属製で、しかも奇麗なローレット刻みとなっている「X5 JAPANESE EDITION」です。 かと言って、特に限定数限りというわけではありませんのでご心配なく。

ホイールを回すときも、しっくりと手に馴染み、操作性抜群!とても操作感が良いです!操作画面のGUIはアンドロイドではなくFiiO独自のもの。タッチパネルではありませんが、直感的に操作できる、よく作り込まれたGUIです。私もまだ機能の全てを理解しているわけではありませんが、使っているうちにだんだんと身に付いてくるような感じです。

マイクロSDカードスロットは2箇所。128GBまで認識でき、2枚同時挿しで最大256Gまで。電極を表側にして、すなわちカードを裏返しにして差し込みます。なお、X5には当初内蔵メモリーがあると思われていましたが、実際には内蔵メモリーはありません。

X5にはUSB-DAC機能もあります。このようにUSBケーブルでPCと接続すれば、Macの場合は自動で外部デバイスとして認識してくれます。ウインドウズの場合は、専用のドライバーをFiiOのダウンロードサイトからダウンロードすればDACとして認識してくれます。このへんのサポートに関しては、オヤイデ電気のFiiOのサイトで逐次アナウンスしていますので、ご覧下さい。ヘッドホン祭りでは、このX5をずらりと複数台展示します。ファームウェアも最新の状態で、DSD再生にも対応しています。なお、DSD再生はネイティブではなく、PCM変換です。価格はオープンプライスですが、おおむね49,800円+税といった感じで5/10より全国のオーディオ店、家電量販店などで販売開始します。オヤイデブースでは、このX5の発売を記念して、X5をジャストフィットで収納可能なバンナイズのオヤイデ別注ポータブルオーディオケースとX5とを限定数セット販売します!詳細は来てのお楽しみという事で。

さらにオヤイデブースでは、ゼフォンの最高峰にして新型のイヤホンリケーブルEL-25ニルバーナを展示販売します!!どばっと出てくる音の洪水に打ちのめされて下さい。価格はおおむね3万円ほどです。けっこう硬い線ですが、この適度な硬さと後述するUPOCC導体が音に好影響しているようです。


ニルバーナはMMCX着脱型で、銀メッキされたUP-OCC導体を導体に採用。ん?UP-OCCって何だ?という方も多いでしょう。UP-OCCとは、台湾のケーブルメーカー「ネオテック社」が製造するオーディオ用高音質導体のことで、PCOCCと基本的には同じです。PCOCCを発明した千葉工業大学の大野博士は、人の良い方で、ネオテック社がPCOCC製法をやりたいという申し出を断らなかったようです。ま、PCOCC自体は古河電工の登録商標なので、そのままの名称は用いる事が出来きず、ネオテックはUP-OCCという新たな名称を付けてPCOCCの製法で導体を製造しているわけです。なお、PCOCCとは銅線を溶かして線引きする際に、ゆっくりと時間をかけて冷やしていくことで、銅の結晶を巨大化する手法。水をゆっくりと冷やすと、透明度の高い氷ができる仕組みと同じですね。

PCOCCは一般の銅線に比べて結晶粒界が少ないので、電気信号が通りやすく、オーディオ向きの高音質な導体と言われています。オヤイデが使っているPCOCC-Aは、PCOCCに焼き鈍し(アニール処理)を施すことで、PCOCCに適度な柔軟性を付与した導体です。なお、アニールする前のPCOCCは、業界的にはPCOCC-Hと言います。業界用語で、H材と言えば硬銅線のことで、A材と言えば軟銅線、すなわちアニール処理を施した銅線のことを指します。

さらにオヤイデ電気ブースでは、私みじんこ特製のミニミニケーブルを限定販売します!お値段は6,000円。3本限りです。夜なべして作りました。作るのなかなか大変なのですよ。


これはモガミの2534に、オヤイデのP-3.5SRをオヤイデのオーディオ用ハンダSS-47でアッセンブルしたケーブルです。 2534は4芯スターカッド線で、モガミのネグレックスという日立系のOFC導体を使用したオーディオ&楽器用ケーブルです。

2534はとても素直な音色で、これにオヤイデの銀ロジウムミニプラグを組合わせる事で、高解像度でワイドレンジな音調に仕上げています。長さは1mです。今回発売するX5にはライン出力があるので、X5のライン出力に、このミニミニケーブルを接続してやれば、高音質のままライン出力をミニ入力のあるオーディオ機器に送り出す事ができます。

さらにもう一種類。ミニ-RCAケーブルも作りました!こちらは限定10本。値段は7,000円です。このケーブルの製作のおかげで私の睡眠時間は大幅に削られましたが、手にした皆さんが喜んでいただけるなら苦労の甲斐があったというものです。このミニ-RCAケーブルを用いれば、ZX1やAK100/AK120/AK240やX3やX5などのハイレゾプレーヤー、iPhoneなどをご自宅のオーディオ機器に気軽に、かつ高音質で接続できるようになります。正直、このクオリティで7,000円は安すぎるぜ。


 
このケーブルも、ケーブルにモガミの2534を使用。ビビッドなレッドカラーが存在感抜群でイカしてるでしょ。やはり2534はベージュよりレッドの方がかっこいい。

 ミニプラグにはオヤイデのP-3.5SRを使用し、RCAプラグにはオヤイデの非売品R-4SR(ショートバージョン)という銀ロジウムメッキ品を使用。2534はスターカッド線なので、ケーブルを途中で2分岐してRCAを取付けるという芸当ができるわけです。2534のシールドはミニプラグ側のグランドに落としてあります。

 分岐部分にはオヤイデ電気製の非売品分岐パーツを使用。このパーツはもともとHPC-HD800BAL用に製作したもので、少しだけ手元に残っていたので、今回使ってみました。

でもなぜモガミ2534?それはPCOCC-Aケーブルが枯渇しているからとかいう深い理由ではなく、このレッドカラーの柔軟性に富んだポータブル向けのハイCPケーブルをみじんこシグネチュアに使ってみたかったからです。もともとこの2534レッドを私自身がいつでも入手できるよう、オヤイデ電気秋葉原店で扱うよう計らったのも私ですし。

オヤイデ電気ブースでは、この他にも、ゼンハイザーHD800用のHPC-HD800BAL(1本限り)、デノンのAH-D7100/600用のXLR3極バランス式ヘッドホンケーブル(1本限り)、X3/X5-E17接続用のモノラルミニデジタル75Ωケーブル、アルゴリズムソロ-D12Hj接続用のRCAデジタル75Ωケーブル、AK100改T-D12Hj用デジタル75Ωケーブルなどなど、私のデスクの引き出しでデッドストック化していた私の試作ケーブルたちがわんさか並びます!写真取り忘れたので、お見せできなくて残念。いずれも早いもん勝ちです。では皆さんヘッドホン祭でお会いしましょう!


2014年5月5日月曜日

5/6火曜日はオヤイデ電気お休みです。


まいどオヤイデ電気秋葉原店をご利用のみなさまへ!そういえば、ぜんぜんアナウンスしてませんでしたが、明日5/6火曜日はオヤイデ電気はお休みでーす!5/7以降は朝10時から普通に営業しております。では、連休残り1日、楽しんで下さーい。