こちらヘビーウエイトモデルのSTB-HWX。重量740gのヘビー級スタビライザーです。こちらも旧モデルSTB-HWのリニューアル品として登場。音質的には旧モデルに比して高域の繊細感が増し、音の硬さをほぐした、より自然でニュートラルな傾向になっております。
STB-MSXとSTB-HWXは、旧モデル同様に分解が可能です。ユーザーによる6個のウエイトの増減が可能で、好みの重量に変更できます。またSTB-MSXでは、オプションのSTB-CMにウエイト交換が可能。STB-CMの搭載で、よりハイスピードな音調にカスタマイズできるという、遊び心溢れる発展性を有しています。STB-MSX/STB-HWXの分解、組立は水平なテーブルの上などで行って下さいね。空中で分解すると、ウエイトがいきなり落下して怪我や破損を生じかねますので。
こちらレコードプレーヤーでの使用イメージ。オヤイデのヘッドシェルHS-CFとともに。うーん、かっこいいですな。STB-MS/STB-HWをすでにお持ちの方も、ぜひこのニューモデルSTB-MSX/STB-HWXをお試しになってみて下さい。
旧モデル同様、STB-MSX/STB-HWXもEPスタビライザーとしての機能を有しています。出っ張っている方を下にして、ドーナツ盤にセットするだけです。シルバーに輝く突起部分がドーナツ盤の穴にぴったりハマり、ドーナツ盤をがっちり押さえ込みます!EPアダプタは世にたくさんあれど、ドーナツ盤に質量を付加できるEPスタビライザーは、現行品にはほとんど存在しませんので、STB-MSX/STB-HWXはドーナツ盤コレクターにとって貴重な存在と言えます。これで、反り返って音飛びの激しいドーナツ盤も、反りが矯正されてきちんとトレース可能となります。
STB-MS/HWが発売されたのが2010年。STB-MS/HWは、MJ-12に続いて私が企画設計を担当したアナログアクセサリーです。これらSTB-MS/HWは発売以来順調に売れていたのですが、2013年にテキサリュームが生産中止となり、STB-MS/HWは生産終了に追い込まれました。しかし、国内はもとより海外でもSTB-MS/HWの人気は高く、復活を臨む声が多く聞かれました。そしてテキサリュームに替わる材料として目を付けたのは、材料の安定供給が可能で、かつ音質のさらなる向上が望めるカーボンFRPだったのです。結果、ウエイト着脱可能やEPスタビライザー機能などの機能性はそのままに、旧モデルより見た目も音質も向上したニューモデルの製品化と相成ったのです。
PCOCC-Aと言い、テキサリュームと言い、材料の生産終了は製品の廃盤に直結する重大事件なのですが、ピンチはチャンス。新たなマテリアルを探し出して製品に採用することで、オヤイデ製品は今年後半以降、新製品ラッシュが続くことになるでしょう。
STB-MSX/STB-HWXは6/10に全国のオーディオ店、家電量販店で発売開始です!それではアナログ愛好家の皆さん、発売までいましばし辛抱してください!
私、旧モデルのSTB-MSを愛用しています。STB-MSXなんか、ほしくないやい!←完全な強がり!http://2001hal9000.web.fc2.com/index.html
返信削除STB-MSのご愛用ありがとうございます!これはこれで完成されたスタビライザーなので、末永くご愛用いただければ嬉しいです。今回のSTB-MSX発売は、いわばテキサリュームの入手困難から生じたやむを得ざるリニューアルで、もしテキサリュームの供給が滞らなければモデル変更無しでずーっとSTB-MSが現行であり続けるはずだったのです。では、今後ともよろしくお願いします。
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