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2014年5月8日木曜日

2014春のヘッドホン祭 オヤイデ電気ブースの展示&即売品どばっと公開!

いよいよあさってにせまってまいりました2014春のヘッドホン祭。ちなみに、我々は「ヘッドホン祭り(まつり)」と呼んでいますけど、主催者曰く「ヘッドホン祭(さい)」が正解のようです。今回のヘッドホン祭は主催者フジヤエービックのお膝元、中野での開催ですぞ。JR中央線中野駅を降りて、徒歩2分。中野駅の北側にそびえ立つ中野サンプラザでの開催です。お間違え無きよう。間違えて前回までの開催地、外苑前に行かないでね。

オヤイデ電気は14階に出展します!このフロアは、フジヤエービックのポタ研の会場にもなっているフロアです。オヤイデ電気は部屋の奥の方に3テーブル陣取っています。


さて、オヤイデ電気ブース、今回の目玉はなんといっても5/10に発売開始となるFiiOのハイレゾポータブルプレーヤーX5

世界流通しているX5は、ホイールがゴム製の安っぽい感じですが、オヤイデ電気が輸入する日本仕様のX5は、ホイールが金属製で、しかも奇麗なローレット刻みとなっている「X5 JAPANESE EDITION」です。 かと言って、特に限定数限りというわけではありませんのでご心配なく。

ホイールを回すときも、しっくりと手に馴染み、操作性抜群!とても操作感が良いです!操作画面のGUIはアンドロイドではなくFiiO独自のもの。タッチパネルではありませんが、直感的に操作できる、よく作り込まれたGUIです。私もまだ機能の全てを理解しているわけではありませんが、使っているうちにだんだんと身に付いてくるような感じです。

マイクロSDカードスロットは2箇所。128GBまで認識でき、2枚同時挿しで最大256Gまで。電極を表側にして、すなわちカードを裏返しにして差し込みます。なお、X5には当初内蔵メモリーがあると思われていましたが、実際には内蔵メモリーはありません。

X5にはUSB-DAC機能もあります。このようにUSBケーブルでPCと接続すれば、Macの場合は自動で外部デバイスとして認識してくれます。ウインドウズの場合は、専用のドライバーをFiiOのダウンロードサイトからダウンロードすればDACとして認識してくれます。このへんのサポートに関しては、オヤイデ電気のFiiOのサイトで逐次アナウンスしていますので、ご覧下さい。ヘッドホン祭りでは、このX5をずらりと複数台展示します。ファームウェアも最新の状態で、DSD再生にも対応しています。なお、DSD再生はネイティブではなく、PCM変換です。価格はオープンプライスですが、おおむね49,800円+税といった感じで5/10より全国のオーディオ店、家電量販店などで販売開始します。オヤイデブースでは、このX5の発売を記念して、X5をジャストフィットで収納可能なバンナイズのオヤイデ別注ポータブルオーディオケースとX5とを限定数セット販売します!詳細は来てのお楽しみという事で。

さらにオヤイデブースでは、ゼフォンの最高峰にして新型のイヤホンリケーブルEL-25ニルバーナを展示販売します!!どばっと出てくる音の洪水に打ちのめされて下さい。価格はおおむね3万円ほどです。けっこう硬い線ですが、この適度な硬さと後述するUPOCC導体が音に好影響しているようです。


ニルバーナはMMCX着脱型で、銀メッキされたUP-OCC導体を導体に採用。ん?UP-OCCって何だ?という方も多いでしょう。UP-OCCとは、台湾のケーブルメーカー「ネオテック社」が製造するオーディオ用高音質導体のことで、PCOCCと基本的には同じです。PCOCCを発明した千葉工業大学の大野博士は、人の良い方で、ネオテック社がPCOCC製法をやりたいという申し出を断らなかったようです。ま、PCOCC自体は古河電工の登録商標なので、そのままの名称は用いる事が出来きず、ネオテックはUP-OCCという新たな名称を付けてPCOCCの製法で導体を製造しているわけです。なお、PCOCCとは銅線を溶かして線引きする際に、ゆっくりと時間をかけて冷やしていくことで、銅の結晶を巨大化する手法。水をゆっくりと冷やすと、透明度の高い氷ができる仕組みと同じですね。

PCOCCは一般の銅線に比べて結晶粒界が少ないので、電気信号が通りやすく、オーディオ向きの高音質な導体と言われています。オヤイデが使っているPCOCC-Aは、PCOCCに焼き鈍し(アニール処理)を施すことで、PCOCCに適度な柔軟性を付与した導体です。なお、アニールする前のPCOCCは、業界的にはPCOCC-Hと言います。業界用語で、H材と言えば硬銅線のことで、A材と言えば軟銅線、すなわちアニール処理を施した銅線のことを指します。

さらにオヤイデ電気ブースでは、私みじんこ特製のミニミニケーブルを限定販売します!お値段は6,000円。3本限りです。夜なべして作りました。作るのなかなか大変なのですよ。


これはモガミの2534に、オヤイデのP-3.5SRをオヤイデのオーディオ用ハンダSS-47でアッセンブルしたケーブルです。 2534は4芯スターカッド線で、モガミのネグレックスという日立系のOFC導体を使用したオーディオ&楽器用ケーブルです。

2534はとても素直な音色で、これにオヤイデの銀ロジウムミニプラグを組合わせる事で、高解像度でワイドレンジな音調に仕上げています。長さは1mです。今回発売するX5にはライン出力があるので、X5のライン出力に、このミニミニケーブルを接続してやれば、高音質のままライン出力をミニ入力のあるオーディオ機器に送り出す事ができます。

さらにもう一種類。ミニ-RCAケーブルも作りました!こちらは限定10本。値段は7,000円です。このケーブルの製作のおかげで私の睡眠時間は大幅に削られましたが、手にした皆さんが喜んでいただけるなら苦労の甲斐があったというものです。このミニ-RCAケーブルを用いれば、ZX1やAK100/AK120/AK240やX3やX5などのハイレゾプレーヤー、iPhoneなどをご自宅のオーディオ機器に気軽に、かつ高音質で接続できるようになります。正直、このクオリティで7,000円は安すぎるぜ。


 
このケーブルも、ケーブルにモガミの2534を使用。ビビッドなレッドカラーが存在感抜群でイカしてるでしょ。やはり2534はベージュよりレッドの方がかっこいい。

 ミニプラグにはオヤイデのP-3.5SRを使用し、RCAプラグにはオヤイデの非売品R-4SR(ショートバージョン)という銀ロジウムメッキ品を使用。2534はスターカッド線なので、ケーブルを途中で2分岐してRCAを取付けるという芸当ができるわけです。2534のシールドはミニプラグ側のグランドに落としてあります。

 分岐部分にはオヤイデ電気製の非売品分岐パーツを使用。このパーツはもともとHPC-HD800BAL用に製作したもので、少しだけ手元に残っていたので、今回使ってみました。

でもなぜモガミ2534?それはPCOCC-Aケーブルが枯渇しているからとかいう深い理由ではなく、このレッドカラーの柔軟性に富んだポータブル向けのハイCPケーブルをみじんこシグネチュアに使ってみたかったからです。もともとこの2534レッドを私自身がいつでも入手できるよう、オヤイデ電気秋葉原店で扱うよう計らったのも私ですし。

オヤイデ電気ブースでは、この他にも、ゼンハイザーHD800用のHPC-HD800BAL(1本限り)、デノンのAH-D7100/600用のXLR3極バランス式ヘッドホンケーブル(1本限り)、X3/X5-E17接続用のモノラルミニデジタル75Ωケーブル、アルゴリズムソロ-D12Hj接続用のRCAデジタル75Ωケーブル、AK100改T-D12Hj用デジタル75Ωケーブルなどなど、私のデスクの引き出しでデッドストック化していた私の試作ケーブルたちがわんさか並びます!写真取り忘れたので、お見せできなくて残念。いずれも早いもん勝ちです。では皆さんヘッドホン祭でお会いしましょう!


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