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2010年3月31日水曜日

在りし日のミツウロコビル



秋葉原電気街口のミツウロコビル(東京都千代田区外神田1-15-6)がついに取り壊された。ミツウロコビルは秋葉原ラジオ会館の隣にあって、コイズミ無線の旧本店や同マイウェイ店、AV家電店、中古OA機器店、ラジコン専門店十字屋、アニメ関連のお店などが入居。秋葉原電気街の古き良き雰囲気を醸し出していた。

2008年夏。閉鎖されたミツウロコビル。取り壊しのためビルオーナーから立ち退きを迫られているという話をコイズミ無線で聞いたのは2004年ごろだったか。取り壊しが決まってからはテナントは順次立ち退き、最後まで残っていたコイズミ無線も2008年にUDXビルの脇に移転。ミツウロコビルはここ2年ほど閉鎖されたままだった。


在りし日のミツウロコビル。築何十年経つのだろうか。秋葉原ラジオ会館と並び、電気街の一角を成す存在感があった。

2003年ごろのミツウロコビル脇のアーケード街「マイウェイ2」の様子。秋葉原らしいごちゃごちゃ感満載の商店街だった。

ミツウロコビル5階よりマイウェイ2を望む。屋根は開閉式。マイウェイ2を挟んで左手のビルは秋葉原ラジオ会館。

在りし日のコイズミ無線旧本店。ミツウロコビルの5階にあり、秋葉原駅から徒歩1分ほどとすごく地の利がよかった。いまは秋葉原UDXビルの隣のビルに移転。秋葉原駅から離れてしまい、訪れるのが不便になった。

ミツウロコビル1階のコイズミ無線マイウェイ店。いまはもうない。右手のエレベーターで5階まで行くとコイズミ無線本店があった。

コイズミ無線旧本店の試聴コーナー。これはフォステクスの故佐藤晴重さんによるイベントの様子。度々このようなイベントが行われ、私もよく足を運んでいた。

ミツウロコビルの跡地には何が建つのだろうか。
最近の秋葉原には、電気街口北側の秋葉原クロスフィールドや、中央改札口周辺のアキバトリム、アトレヴィ秋葉原など、洒落たショッピングモールが次々と建てられ、古き良き秋葉原が失われつつある。秋葉原ラジオセンター、ラジオストアー、電波会館からなる総武線高架下のパーツ街、それに東京ラジオデパートやオヤイデ電気などで賑わう高架脇の路地だけは、今の風情をいつまでも残しておいてほしいと思う今日この頃であった。










2010年3月23日火曜日

サンプルセールの様子


昨日昼時のオヤイデ電気秋葉原店。この日は祝日なので秋葉原も賑わっています。


お店の中。狭い店内に店員とお客さんがひしめき合ってます。


店頭ではサンプルセールと題して、オヤイデ製品などのアウトレットをただいまセール中。
ラインケーブルから電源タップ、プラグやギターケーブルなど、いろいろありますよ。

サンプルセールは早いもん勝ち。切り売りケーブルの半端ものもたくさん特価販売しているので、そちらも皆さん目敏く出物を買っていかれます。

サンプルセールで並んでいるものには、試作品なんかもあります。これはP-029/C-029の試作品。バフ掛け研磨仕様のお買い得品です。

こちらは前にブログでアナウンスしたインシュレーターINS-BSの試作品。艶有メッキのもので、これはすでに昨日売れてしまいました。






2010年3月21日日曜日

電源タップ自作講習会のご報告

こんばんは、みじんこです。
いやはや、電源タップ自作講習会の報告が遅くなってしまいました。
先週3/14の日曜日にオヤイデ電気主催の電源タップ自作講習会が開催されました。
場所は、秋葉原の広瀬無線本社5階貸しホール。2回目以降の講習会は全てここでやっています。

ちなみに、一回目は2009年3−4月にオヤイデ電気秋葉原店の向かい、東京ラジオデパート休憩室でやりました。あのときは10名ほどの定員に数倍の応募が殺到し、急遽3回に分けて実施したのでした。作ったのはTUNAMI 電源ケーブル。かなり手強いケーブルだったけど、あれが始まりだったのだ。それ以降、大人数でも対応できる現在の会場で講習会を4−5ヶ月に1回、行っています。

おっと、話しが脱線したのが、今回は電源タップの自作講習会です。
上写真のような電源タップを製作しました。ケーブルはPA-23、ボックスは非売品のOCB-1用ケース、コンセントには非売品のリン青銅無メッキ品(MTS-6OCB-1SXに使われているコンセント)、そして電源プラグにはP-029をベースに電極をリン青銅無メッキとした、講習会特別仕様を使用(ただいま残ったものをオヤイデ電気店頭のみで数個売っています)。なお、ケーブルにはすでに私たちがメッシュチューブを被覆した状態で提供しました。

午前/午後の各39名、計78名の方にご参加いただきました。関東からお越しの方が多いですが、静岡や山梨からのご出席も多数おられました。1回目から欠かさず参加いただいている方を含め、参加者の約1/3は以前の講習会にもご参加いただいている顔馴染みの常連さんです。本当にありがたいことです。

司会は私、荒川が務めさせていただき、オヤイデ電気秋葉原店でおなじみのオヤイデ社員も工作アシスタントとして参加者のフォローをさせていただきました。

ただいま作業中!みなさん真剣に工作に打ち込んでいます。工程は40工程ほど。今回最大の山場、コンセントの渡り配線もクリアー。


出来上がった電源タップ「OCB-1 Special Tap」。もう参加者みなさんのご自宅でオーディオシステムにつながれ、活躍していることでしょう。さて、次回の講習会は何にしようか?お楽しみに。

2010年3月17日水曜日

サンプルセール開催中


昨日、今日はサンプルセールの品々を仕込んでおりました。
セールは今日から開始しまして、オヤイデ電気の店頭に30品目ほど並べたところ、半日ほどで半分くらい売れてしまいました。準備でき次第、さらにどんどんセール品を追加していきます。

で、ついさっき仕込んだのは上の写真のようなもの。明日にはオヤイデ電気店頭またはオンラインショップの特設ページに出品されると思います。お!これは!?という大特価の目玉品も映ってますよ。

これらのセール品は、オヤイデ電気製の試聴デモ品やイベントでの展示品、はたまた製品開発時の試作品などです。価格の値付けは私次第。「この値段なら即買いだー!!」という価格に設定してますので、興味のある人はオヤイデ電気秋葉原店の店頭、またはオンラインショップの特設ページをご覧ください。なお、セール品は店頭のみに並んでいるものと、ネットショップのみで購入できるものと、それぞれあるので、どちらも要チェック!基本的に一点もの限りの早い者勝ちです。ではでは。

2010年3月13日土曜日

INS-BS 幻の試作品


こちら、ピカピカに輝くINS-BS。実はこれ、光沢のクロムメッキをかけた試作品なんです。INS-BSの開発段階では数々の試作モデルを製作したのですが、こちらはメッキの検討用に作られたもの。世の中に8個しかない幻の逸品です。個人的には、なかなか気に入っていたのですが、あえなくボツになりました。この試作品、昨年の音展に来られた方は、オヤイデのブースで見かけられたかと思います。


左が試作品で、右が製品版(ナシ地処理後にクロムメッキ)です。インシュレーターはメッキによっても音質が違います。光沢があるのとないのとでは甲乙つけがたかったのですが、最終的には見た目にも音質的にもどっしりと落ち着いた感じのナシ地+クロムメッキに決定しました。一方、光沢の試作品は見た目通り、音に光沢感が乗ってきます。

さて、この試作品、近々オヤイデ電気の店頭オンラインショップにて、サンプル処分セール品として販売されるかもしれません。興味のある方は時々オンラインショップをチェックしてみてくださいね。ではでは。

2010年3月11日木曜日

今週末の講習会ではこんな電源タップを作ります。



3/14の電源タップ講習会まであと2日。当日に皆様とお会いできるのを楽しみにしているところです。さて、こちらが講習会で製作する電源タップの見本、OCB-1 Special Tapです。なかなか渋い感じでしょ。当日はちょっとしたサプライズなパーツも登場しますので、楽しみにしてください。ではでは


INS-BSの製作風景



実はINS-BS、真鍮の本体にカーボンクロスを貼る作業を人の手でやっていまして、これがなかなか職人技なんです。精密かつ均一に接着剤で貼らなければならず、社内でこの貼り付け作業ができるのは、私とあと2人しかおりません。一日中貼付け作業をやっていると、ランナーズハイのような状態に・・・。このように一つづつ愛情込めて丁寧に作ってますので、末永く愛してやってくださいね。




カーボンクロスを貼り終えたINS-BSです。接着剤が少し乾いたら裏返して、真鍮本体の自重によってカーボンクロスを完全に密着させます。この後、4個1組となって全世界に旅立っていくわけです。







2010年3月10日水曜日

INS-SP入荷しました!などなど




こんにちは、みじんこ荒川です。
こちら、つい先日発売になったオヤイデ電気のステンレス製スパイク受け「INS-SP」です。
オヤイデ電気秋葉原店の入り口付近にぶら下がっています。全国のオーディオ店にもそろそろ並び始めているかと思います。ちなみにオヤイデ電気秋葉原店では4個1セットで実売千五百円弱。 圧倒的なコストパフォーマンスを誇ります。

INSシリーズは稚拙ながら私の企画開発なのですが、今回のINS-SPでは従来のスパイク受けの問題点を打破すべく開発しました。

従来、この手の薄型スパイク受けというと、インアクースティックスのCP-4やCP-8、アコリバのSPU-4、ABA(サンシャイン)のMS-1、それにタオックのPTS-Nがありましたが、MS-1やSPU-4やPTS-Nは五千円前後と少し値段が高く、手軽さは今一歩。CP-8は小型で手軽なのですが、薄すぎてインシュレーション効果は今一歩。またCP-8やSPU-4といった真鍮製スパイク受けは、鋭利なスパイクや重量物を置くと、荷重によってスパイク受けがえぐれ、がたつきが生じる恐れがあります。さらにMS-1などの比重の軽い素材(マグネシウム)は、好みにもよるのですが音色が細く、音調が軽くなることもあります。

このようなスパイク受けの現状を解決すべく、耐久性と剛性に優れ、密度感のある音色が得られ、かつコンパクトで扱いやすいスパイク受けとしてINS-SPを企画開発しました。ぜひ一度お試しあれ。



こちらINSシリーズ4種類。ここ2カ月ほどINS-CF,INS-BS,INS-BS PLUSは製造が間に合わず在庫切れしておりましたが、今月初めに再入荷しました。全国のオーディオ店にも再入荷していると思いますので、手にとって見てくださいね。







2010年3月3日水曜日

2010年3月2日火曜日

電源タップ講習会午後の部ももうじき締め切り

小柳出電気の電源タップ自作講習会、午後の開催は、3/2昼現在で38名のご応募をいただいています。あと2名ほどで締め切りとなります。