あと、東急ハンズ渋谷店には神保電器の3口コンセントJEC-BN-555(チョコ)が売られているのを見かけたことがあり、これはなんというか、レトロな色合いのフェイスカラーと、斬新な赤いボディとのマッチングが妙に合っていて、このコンセントの見た目が醸し出す独特の雰囲気にそそられるものがあります。
いままで明工社、パナソニック(旧 松下電工、パナソニック電工)、アメリカン電機、未来工業、レビトン、ハッベル、マリンコといった配線器具メーカーの製品が、オーディオアクセサリー業界で話題に上ることはあっても、神保電器の製品がオーディオ分野で取り上げられることは皆無でした。それに日の目を当てたのがビンテージジョインのキヨトマモルさん。
こちらが仕入れた神保電器のコンセント。JEC-BN-5 PWとJEC-BN-55G PW。オヤイデ電気秋葉原店で好評販売中です!JEC-BN-5 PWは1個145円税別なので税込みだと156円、JEC-BN-55G PWは税別430円なので税込みだと464円で売ってます。なんとこのマイルドビーと呼ばれるシリーズのコンセント、電極材にOFCを使っているとか。プラグの挿入感はとても滑らかです。電極は明るい銅色をしています。
さらにこちらが1136と呼ばれる丸形のおもて面を有した1個口コンセント。電極は真鍮製。丸形のフェイスを持つコンセントの何が良いかというと、コンセントプレートが自作しやすい、その一点に尽きるかな。ホールソーと呼ばれる切削工具をボール盤なりドリルに取付けて、何らかの板に丸穴を開ければ丸形コンセントのコンセントプレートが出来上がります。
この1136コンセントを使った作例が月刊ステレオの7月号170-171ページに掲載されています。このキヨトマモル氏の「クラフトビンテージ」は「リーズナブルな予算で工作し、楽しく良い音でオーディオを楽しもう」という主旨で今春から月刊ステレオに連載されています。気になる人はバックナンバーを探して読んでみてください。「アナログプレーヤー用アイソレーショントランスボックスの製作(パーツ編)」が7月号。
最新刊の9月号では「アナログプレーヤー用アイソレーショントランスボックスの製作(加工、組み立て、仕上げ編)」となっています。パナソニック、明工社、神保電器を聴き比べて、神保電器の1136とJEC-BN-5 PWに決めたと記事に書いてあるので、あてずっぽうに1136をセレクトされたわけではないようです。というわけで、キヨト氏の要請を受けて、オヤイデ電気で1136好評販売中です!オヤイデ電気での1136店頭販売価格は1個330円税抜き、税込み356円です。
どうしても丸穴を開けられない人は、1136用のプレートもあります。オヤイデ電気では通常在庫してない取り寄せ品です。
そういえば、神保電器のオンラインカタログを見ていたら、皆さんの参考になりそうなページが。 配線器具にも寿命があるというページです。
こちらは日本配線システム工業会(JEWA)という一般社団法人の資料から引用されているとのこと。この工業会のページを見ると、住電盤(住宅用分電盤)の役割について書かれています。
さらにコンセントについて書かれています。ここの記載によると「接地は、電気製品の漏電事故防止の安全装置であり、日本では接地極付きコンセントが普及していないため、外殻が金属の電気製品にはアース線を用い、使用者が壁のアースターミナルに接続する仕組みです。海外では、接地極付きコンセントが普及しており、電気製品にはアース線ではなく、プラグにアースピンが付いており、プラグを差し込むと同時に接地が繋がる安全な仕組みです。日配工も、欧米先進国並みに、接地極付きコンセントを義務化を日本で実現することを推進しております。
」とあり、オーディオでよく使われるアース付きコンセントの設置を推奨しています。
神保電器のカタログに戻りまして、内線規程について書かれたページも面白いです。接地極付コンセント、すなわちアース極があるコンセントには、必ずアース配線を接続すること、という主旨の記載があります。ご参考まで。
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