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2011年7月16日土曜日

田中伊佐資氏と山本博道氏の来訪


前回のブログで紹介した、「極上の音を手に入れる 大人のオーディオ選び」の取材風景をご紹介。先月上旬に田中伊佐資氏と山本博道氏がわたしの自宅に来られ、オーディオ談義で3時間。これはひとしきり取材も終え、撮影もし終えて、3人でアンプや昇圧トランスの比較試聴をやっているところ。

両氏とも我が家にお越しいただいたのは初めて。まぁ、そもそも我が家は狭くて古い賃貸マンションで、オーディオ環境的には下の下を競えるくらい劣悪、お恥ずかしいので、オーディオ関連の知人をお招きしたことは数えるほどしかない。今回は雑誌取材と言う事での特例。


田中氏が持参されたGTサウンドの巨大な昇圧トランスを聴いているところ。ハイエンドショウ2011スプリングでの音元出版の田中氏イベントでも聴かせてもらったGTS-LT1というやつだ。
イベントでは、たしかTADのスピーカーreferenceOneだったか、とにかく大型フロア型スピーカー。低域の圧倒的な量感に、スピーカーGTS-LT1の高域の切れの良さが補い合い、いわばGTS-LT1はスパイスみたいなものだったが、耳にピリリと来る適度な刺激が心地よく、イベント会場のシステムとは相性が良かったように思える。
一方の我が家では、このピリリが、ピシッ!とくるくらい強烈で、スパイスが効き過ぎた。我が家の小型システムとは相性が合わないようである。やはりGTサウンドの製品なので、15インチウーハー搭載の大型スピーカーとの釣り合いが取れるように音作りされているのかもしれない。今度造る予定の15インチスピーカーだったら相性が良さそうかも。とにかく見た目にごつくて、音の傾向も好みで、いずれは欲しいと思った。


こちらはここ1年ほど我が家で活躍している昇圧トランス。ほどよい温度感と、滑らかな聴き心地、これが我が家にはしっくりくるようで。このMCトランスは、米国のトランスメーカーピアレス社(Peerless )のマイクトランス4722を、代々木にあるウエスタンサウンドインクがケーシングしたもの。半年ほど前にウエスタンサウンドインクを訪れた際、3台ほど在庫していたので、同店か、ステレオサウンド社のオンラインショッピングページで購入できると思う。


こちらLUXMANのMQ-88真空管パワーアンプ。KT-88のプッシュプルで、テレオンでなんと13万円の超特大大特価だったので、置き場所ないのに無理して購入。前から欲しかったんですMQ-88。届いたのはちょうどこの取材日の朝。これが思わぬ大当たり。後ろに見えるALTECの350Aに比して解像度、レスポンス、レンジ感、音場の広がりなど、MQ-88が圧勝と、3人の意見が一致。マランツmodel8BRとMQ-88、それに350A、どれを残してどれを手放すべきか、大いに考えさせられる1日でした。

2 件のコメント:

  1. 初めて投稿します。
    自作オーディオがデザインされた御部屋の写真を拝見したのですが、一瞬目と手が止まりました。
    なんでしょう、すごくシンプルで個性というか主張があって、しかも雑然としていない。俺の目指すべき所のひとつが見えた感じです。誰にも似ていない、それでいて誰もが「あっこれいい。」と思える。
    なんか、すばらしいです。
    今後もブログ楽しみにしています。

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  2. しんのすけ様
    みじんこ荒川です。
    とてもお褒めの言葉をいただき、嬉しいやら恥ずかしいやらです。
    設置場所の制限から、できるだけ機器類を詰め込もうとして、このようなセッティングになっています。以前のシステムはこちらにアップしています。
    http://mijinko.jp/audiosystem.html
    http://mijinko.jp/CableTestingSystem.html

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