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2010年9月13日月曜日

オヤイデ電気秋葉原店の売れ筋自作パーツその1

こんにちはみじんこです。まだまだ暑い日が続きますが、今夜あたりから秋らしい気候に入れ替わるとか。ようやくクーラーなしで寝れる日がくるかなぁ。
さて、今日は秋の夜長をオーディオ自作で過ごされる方々のために、オヤイデ電気秋葉原店およびオンラインショップで定番的に売れている部品類をご紹介しましょう!


まずは、電源タップ自作用のコンセントボックス、パナソニック電工のDFZ-3022K1およびDFZ-3222K1。お店での取り扱い開始以来、かなり売れています。
DFZ-3022K1はシングルタイプで、コンセントが1つ搭載可能。DFZ-3222K1はダブルタイプで、コンセントが2つ搭載可能。両者ともに鋳鉄製BOX、すなわち鋳物(いもの)ボックスと呼ばれるもので、とても重量があり、電源タップに仕立てた際、安定的に床に設置できます。ボックス内の底面には板などに固定するための穴も幾つか空いてますので、しっかりした厚みのある木の板などにネジ留め固定すれば、さらに安定した設置が可能です。ボックスが床にきちんと安定して設置されていないと、これけっこう音質に悪影響を及ぼすんですよ。ピントがぼけた感じになったりして。なので、この鋳物ボックスは、それ自身の質量の大きさと、板などに容易に固定可能であるという点から、みじんこお勧めの品でございます。
DFZ-3022K1およびDFZ-3222K1の音については、がっちりとした見た目そのもので、低域にグッと芯の詰まった、かなりエネルギッシュな傾向。少々粗っぽいのですが、これもまたよし。

DFZ-3022K1およびDFZ-3222K1の粗っぽさを抑えたいときには、この鋳物ボックスの内外にフォックなどを貼り付けてもよし、古典的なやり方としてはブチルゴムテープや鉛シートなどを貼り付けてやれば効果ありです。見た目が気になる人は、ホームセンターで売ってるラッカースプレーなどで好きな色に塗装してしまえばよいでしょう。ちなみに、DFZ-3022K1およびDFZ-3222K1ともに、FGA26-16Bというケーブル固定クランプをそのままねじ込み固定できるので、TUNAMIなどの極太ケーブル(15mm径くらいまで)を引き出し固定することが可能です。


こちらはメッシュチューブ各種。手前の金色はPETゴールドチューブ12.7mmで、奥の方にあるのは、3.17mm径や6.35mm径などのPETメッシュチューブ(黒/ゴールドストライプ3.175mm透明3.17mm黒3.17mm黒6.35mmFLチューブ6透明など)。一番右端は、ガラス繊維メッシュチューブで、メーターあたり147円で、オンラインショップには掲載されず、いまのところ店頭のみ販売。このガラス繊維メッシュチューブは、ブラックマンバなど13mm径くらいまでのケーブルに被覆可能。
メッシュチューブは本来、ケーブルの保護を目的としたものですが、オーディオ的な観点からは、見栄えの向上を主な目的としてケーブルに被覆します。最近は、ちょうど現在本屋に並んでいる季刊オーディオアクセサリー138号の「旬の音本舗福田屋」でも特集されている通り、音質向上アイテムとして注目されています。
ちなみに、旬の音本舗福田屋では、ナイロンスリーブ(こちらのページの下の方)が最も高評価で、この記事の影響で、雑誌発売以来、ナイロンスリーブが急激に売れています。


こちらは品川商工製のSFチューブ。昔からある定番の黒いメッシュチューブです。SF-3/SF-6/SF-12/SF-19/SF-30といった具合に各種太さがあります。
なぜ、メッシュチューブをケーブルに被覆すると音質が向上するのか?これには諸説あるのですが、かつて故長岡鉄男先生が、ケーブルとメッシュチューブとの 間で摩擦が生じることでケーブルの振動を抑え、これにより音質が向上するのではないか、という仮説を述べられており、おそらくそういうことなのだろうと思 います。


こちらは左よりカーボンスリーブ(6.35mm/12.7mm/31.75mm)、PETクロームチューブ12.7mmPETチューブオレンジレッドPETチューブ緑/黒9.5mmヘラゲインチューブ、PETチューブイエロー。
私的には、メッシュチューブ被服の効果は、硬いケーブルより柔らかいケーブルの方が効果が出やすく、これは柔らかいケーブルをメッシュチューブで 硬く締めあげることで、音色の引き締め的な効果が感じられやすいのではないかと思います。具体的な効果としては、解像度の向上、音抜けの向上、ノイズ感の 減少など、多岐にわたります。ただし、メッシュチューブの種類によっても、出色の変化は違ってくるので、その変化が自分好みであるかどうかはまた別の話で す。


こちらは左よりFLチューブ9青PET・CCFチューブ9.5mmPETチューブホワイト9.5mmFLチューブ紫カーボンカラー(PET)
チューブ9.5mm

実はFLチューブ9、CCFチューブ、PETチューブ9.5mmと称しているものは、名称こそ違えども、製造元は同じのようで、スペック上のケーブル適応太さも同じで、違いはカラーだけです。しかしながら、同じ製造元の同じラインナップのメッシュチューブでも、色によって硬さに違いがあり、色によって音も異なる場合があります。これは、メッシュチューブに含まれる顔料の違いによって、メッシュチューブを構成するPET繊維に硬さの違いが生ずるものと思われ、このPET繊維の硬さの違いが音にも影響しているものと思われます。

透明が最も柔らかく、次にイエロー、オレンジレッド、紫、青が柔らかく、カーボンカラーは少々硬め、緑/黒ストライプは硬めです。総じて、柔らかめのPETチューブを被覆をケーブルに通すと、音は繊細であたりの柔らかな方向へシフトし、硬めのメッシュチューブでは、音はメリハリ調のやや硬質な方向へシフトします。

最後に、あくまで推測ですが、黒色系のメッシュチューブにおいては、カーボンブラックと呼ばれる炭素の微粉末由来の顔料を使用していることが多く、この顔料にはケーブル周辺のEMIノイズを吸収する効果があるのではないかと勝手に推察しています。
長くなったので、今日はこのへんで。

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