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2010年4月20日火曜日
石丸電気レフィーノ&アネーロの変遷
在りし日の石丸電気レフィーノ&アネーロ。これは2010年1月18日の店舗外観。
レフィーノ&アネーロは秋葉原駅から徒歩10分ほどのところにあった。2005年10月1日にオープンした石丸電気のハイエンドオーディオ専門店レフィーノ&アネーロは、2010年2月中旬をもってこのビルから撤退。石丸電気本店へ移転し、同年2月下旬より同本店にて営業再開の運びとなった。いつかこうなるとは思っていたが、よく5年間ふんばったと思う。オープン当初の模様はオーディオみじんこに紹介している。
レフィーノ&アネーロは、旧ヤマギワ電機本店のオーディオフロアが同本店の閉店にともない石丸電気本店のオーディオフロアに一時移転。ほどなく上写真のよ うなビルを建てて、独立した店舗として営業開始。それはもう、立派な店構えとハイエンドオーディオ機器のレイアウトであって、フロア面積と品揃えのハイエ ンド度合いから言えば、日本随一のハイエンドオーディオ店であった。しかしながらオープン当初より、巨大なフロアーには客足はまばらだった。ま、他のハイ エンドオーディオ店においても客がわんさかいることは稀なのだが、レフィーノ&アネーロはフロアが広大だっただけに、それが余計目立っていたように思う。 そして折りしの大不況と、エイデンによる石丸電気の吸収合併がとどめを刺した感がある。
旧レフィーノ&アネーロの店内。閉店セールのときの様子。
石丸電気は2009年2月に株式会社エイデン(エディオングループ)に吸収合併。店舗ブランド名としてのishimaruは存続しているものの、株式会社 石丸電気は解散した。
2010年2月16日。閉店したレフィーノ&アネーロ。
2010年2月27日早朝の石丸電気本店、開店前の様子。たしか2月20日ごろから本店でのレフィーノ&アネーロ再オープン。
レフィーノ&アネーロがは、6階の音響のフロアに。
4月16日の石丸電気本店入り口、夕刻の風景。レフィーノ&アネーロのポスターが掲げられている。
同日、石丸電気本店6階、新レフィーノ&アネーロの様子。
広いフロアにラジカセからヘッドホン、システムコンポ、ハイエンドオーディオ、オーディオアクセサリーまで、オーディオ関連が1フロアに凝縮されているものの、動線が広く確保されており、せせこましいことはない。とても綺麗に、かつ無理なく陳列されている。この凝縮具合がちょうどいいと思った。前のレフィーノ&アネーロは広すぎたのだ。
新レフィーノ&アネーロにも、ご覧の通りハイエンドオーディオの試聴コーナーがある。
旧レフィーノ&アネーロの個室に展示されていたゴールドムンドも新レフィーノ&アネーロに移動。
なお、写真には写していないが、今回の新レフィーノ&アネーロでは従来にない展開として、エントリークラス、ミドルクラス、ハイエンドクラスといったよう に、オーディオシステムの組み合わせを分類。各クラスごとに多種類のシステムを展示、手軽に試聴できるようになっている。
新レフィーノ&アネーロのオーディオアクセサリー、ケーブル類の展示コーナー。ショーウインドウに整然と陳列されている。このショーウインドウのほかに、フロアの各所にノードスト、ヨルマデザインのハイエンドケーブルなどが陳列展示されている。またヘッドホンに関しても、ハイエンド製品を中心にかなりの台数を展示、試聴可能な状態とされている。
新レフィーノ&アネーロは、旧店舗に比して秋葉原駅に近くなったので、気軽に足を運べるようになった。商品構成も見栄っ張りすぎず、かといって陳腐にはならず程よい感じ。かつてのヤマギワ電機オーディオフロアを彷彿とさせる充実度合いとなっている。オーディオの聖地秋葉原の一角を成す存在として、この調子でがんばってもらいたいものだ。
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