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2016年9月29日木曜日

メグでの電源ケーブル試聴会ご来店ありがとうございました!



2016年9月24日の土曜日、東京の吉祥寺にあるジャズ喫茶メグ。この日は夜7時からのイベントに参加します。

吉祥寺駅を新宿方面に電車沿いを歩き、路地を入るとメグがあります。メグのある路地は「みその通り」という名前です。私も写真撮りながら初めてこの通りに名前があることに気づきました。

みその通りを入ってすぐ、青い看板の店がメグの印です。築相当年数経っている、風情のある雑居ビルの2階にメグはあります。メグと同じ2階には、カラオケ店、バー、それにクラシック音楽を流すクラシック喫茶店「バロック」があります。

メグの入り口。二階のやや奥まった細い通路の奥に店のドアがあります。

店内は一面赤い壁。スピーカーも赤いホーンが特徴的なアバンギャルドのDUO。本日は電源ケーブルの試聴会です。オヤイデ電気秋葉原店で売っている切り売り電源ケーブルをはじめ、オーディオケーブルメーカーからご提供いただいた切り売り電源ケーブル、さらには電源ケーブルでないけど面白そうなケーブルまで、いろいろかき集めました。試聴条件を同じにするため電源プラグは全てパナソニックのWF5018Kに統一。IECコネクターはシェルターの4781。国内で切り売りされている現行のオーディオ用電源ケーブルは、数本を除きほぼ網羅。総勢56本プラス何本かあります。

この電源ケーブル試聴会は、ジャズ喫茶メグの常連さんで構成される「メグ ジャズ・オーディオ愛好会」が毎月第3土曜日に行っているイベントの一環として行われました。司会は愛好会副会長の吉田さん。今回、会長の中塚さんが風邪のためご欠席のため、急きょ吉田さんにかじ取りをしてもらいました。吉田さんの物腰の柔らかさと笑顔で、試聴会は円満に進んでいきます。

ゲストは私みじんこ荒川と、オーディオ評論家の炭山アキラ氏。写真右が炭山アキラさんです。私と炭山さんでパーソナリティを務める衛星ラジオ放送ミュージックバードのオーディオ専門番組オーディオ実験工房。この番組のために製作試聴した電源ケーブルを、もっとより多くの皆さんに折角なので聴いてもらおう、ということで今回の試聴会は催されました。このブログでも何度も書いておりますが、このオーディオ実験工房1周年記念と称した電源ケーブル試聴会は、今年3月、5月に実施済みで、この2回の試聴会では56本中40本までを聴き比べました。それに毎回、これも聴いてほしいということで、お客さんが持ち込まれたケーブルも聴き比べるもんですから、当初予定の3月と5月の2回だけでは終わらず、9月にも延長戦として、まだ未試聴の電源ケーブルを聴き比べることにしたのです。今回のイベントで残りを全部聴き比べたいところです。

写真右奥にはメグのオーナーの寺島靖国さんもお目見えされ、いつもの常連さんを交えての試聴会が始まりました。左奥に巨大な人が見えますが、これは寺島さんを模したハリボテ。完全にメグの風景に溶け込んでいるというか馴染んでますな。

この表のオヤイデ電気 L/i50から下の電源ケーブルを聴き比べました。試聴ソフトは副会長吉田さん持参のジャズCD。

ベルデンまで聴き終えたあたりで、寺島さんいわく「ベルデンはやはりオーディオらしい音だ」とのコメント。L/iシリーズやこたつコードも決して悪くはなかったのですが、ベルデンの濃い音に寺島さん惹かれたようで。その後、AETやクリプトンはさすがの高解像度を聴かせてくれました。最後のリアルケーブルPSOCCも値段だけのことはある、懐の深い音を聴かせてくれました。L/iシリーズは、L/i15OFCが意外や意外、シンバルやピアノの立ち上がりの良さで、兄貴分のL/i50OFCより爽快で鮮明な音を聴かせてくれ、細いから太いのより劣る、ということはないことを実感。

最後は、中村製作所の中村さんが持ち込まれた電源ケーブルを2本聴き比べ。1本は塩田のPC-23で、もう1本はこれに中村製作所の新型ノイズフィルター「アモルメットコア」を取り付けたPC-23を試聴。アモルメットコアはアモルファス合金の一種で、中心に穴の開いたドーナツ状のノイズフィルター。これをケーブルに通すことで音質を改善するというもの。アモルメットコアを取り付けたケーブルは、取り付けてないケーブルに比べて奥行き感が出て、空間表現が向上した印象。

このようにメグの試聴会では、毎回、予定になかった持込物の試聴があって、はらはらどきどきですが、20分ほど延長した22時20分ほどに試聴会は無事終了。また、いつかメグでイベントをやりましょう!ということでメグでの電源ケーブル試聴会は3回目で完結したのでありました。ご参加いただいたみなさん、搬出搬入を手伝ってくれたメグの会のメンバーの皆さま、ケーブルを快くご提供くださったケーブルメーカーの皆さま、それぞれに感謝申し上げます。

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