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2015年10月29日木曜日

秋のヘッドホン祭2015 オヤイデブースのレポートなど


先週10/24と10/25の2日間、東京は中野の中野サンプラザで恒例の秋のヘッドホン祭2015が開催されました!オヤイデ電気は14階に出展。オヤイデ電気秋葉原店の店舗スタッフであり、オヤイデスタッフの独自ブランド「SKポタラボ」の鈴木による、イヤホンリケーブル相談会。特注ケーブルの受注から、会場でのケーブル修理サービス、自作のお悩み相談、自作のコツ伝授まで、鈴木に聞けばすべてお答え。アナウンスも直前2日前にツイッターやオヤイデショップブログでしか行ってないにも関わらず、修理依頼は続々集まるわ、相談者が後を絶たず訪問し、けっこう盛況でした。気さくな



目玉はFiiOのポータブルハイレゾプレーヤーX7。展示会の前日の夜にようやくテストサンプルを入手し展示会に間に合いました。整理券を配るほどの大注目株で、今回の展示会で数多く発表されたポータブルハイレゾプレーヤーの中でも、操作感、音質ともにトップレベルとの評価を得ています。日本での発売は今冬の予定ですが、まだはっきりしていません。価格は10万円前後と推察されますが、これも未定。


そのほか、FiiOのエントリークラスのポータブルハイレゾプレーヤーX1のカラーバリエーション(従来のゴールド、シルバーに加えて、ブルーとブラックが追加)。

FiiOのポータブルDAC&ポタアンのQ1を本邦初公開のニューモデルとして展示。


コゾイの超小型DAC+AMPのアストラピや、同社の開発中のテスト品も展示。

コゾイは香港の新興オーディオメーカーで、今回はメーカーの技術者の方も展示応援に駆けつけてくれました。若い方ですが頭脳明晰で、かつ日本のアニメオタクです。


さらにエントレックの仮想アース装置、ミニムスとシルバーミニムスも参考展示。従来のテルス、シスバーテルスに比べてずいぶんとダウンサイジングされているので、ヘッドホンアンプやデスクトップオーディオなどの小型システムにも組み合わせやすくなっています。まだミニムスとシルバーミニムスはホームページ上にはアップしていません。


ミニムスとシルバーミニムスの発売は今冬です。販売はテルス、シスバーテルスと同様の取扱店限定となる予定です。


ここまでは自社のオヤイデブースのご紹介でした。以下は他社ブースの気になったもののうち、写真を撮っていたものです。


ベンチャークラフトの初となるハイレゾプレーヤーは手にしっくりと馴染み、操作感もまずまず良好。


フルテックの据え置き型フォノイコ&AD/DAコンバーター/プリアンプのストラトスもフォノイコ内蔵ということで大注目。従来モデルのGT-40αのシンプルさに比して、多数のインジケーターが配置された、いかにも高性能っぽいデザイン。アナログユーザーがUSB-DACも兼用で使える、ありそうでなかったフォノイコ&AD/DAコンバーターというアイデアは希少です。これにレコードプレーヤーと真空管パワーアンプとパソコンを組み合わせれば、シンプルかつマニアックなアナログ+PCオーディオシステムが構築できそうです。

今回のヘッドホン祭では、他にも各社肝いりの新製品が目白押しでした。一番盛況だったのはオンキョーとパイオニアが発表したハイレゾプレーヤーだったようです が、これは時間の都合で遠目から見ただけで私は聞いてません。個人的に興味があったのはCHORDのMOJOですが、これも試聴者がわんさかいて、横から 覗き見ただけ。

そのほかにもたくさんの魅力的な展示物が数多く見られたのですが、それらはファイルウェブAVウォッチなどに詳しく紹介されていますので、そちらをごらん頂きましょう。

今回のヘッドホン祭は例年通りの入場者数と感じました。圧倒的に男性が多いのですが、女性の姿も比較的多く見られたのが、他のオーディオ展示会との違いです。また、ヘッドホン祭の年齢層は30代以下が大勢を占めており、インターナショナルオーディオショー音展(オーディオホームシアター展)や真空管オーディオフェアなどの50代以上が大半を占める展示会とは、年齢層が大きく異なり、ヘッドホン祭には若いエネルギーと連帯感を感じます。

ヘッドホン祭が終わった後、次なる展示会は12/19-20開催のポタフェス2015ですね。では皆さん、またお会いしましょう。











2015年10月28日水曜日

オーディオ・ホームシアター展2015開催 オヤイデ電気展示ブース レポート

さる10/16~18、東京はお台場のテレコムセンター近く、タイム24ビルにて「オーディオ・ホームシアター展2015(別称:音展2015)」が開催されました。オヤイデ電気は恒例の個室ブースにて展示試聴を実施しました。


皆さんを緒で迎えするのは、オヤイデブースの入り口の看板と関連書籍。
精密導体102SSCについての説明パネルです。


オヤイデブースに入ると、鮮やかな赤いジュータンがお出迎え。

「ケーブルやオーディオアクセサリーで音が良くなる」気付きとなれれば、そんな想いで今年も来場者の皆様をお迎えしました!

ケーブルの接続状況が一目して分かる、機器の背面を前面に向けた試聴システム。
ケーブルメーカーのオヤイデ電気ならではの設置方法です!


スピーカーはMAGICOQ1(ご協力:エレクトリ様)。皆さんの注目を集めていました。
ペア400万円の音は伊達ではない!快くお貸し出しいただいたエレクトリさんに感謝感謝です。


プリメインアンプはBMCCS2DACブリキャスティデザインM1(日本未輸入)。一部の同社製品はエレクトリさんが仕入れてます。CDトランスポートはBMCBD1.1を途中まで使っていたのですけれど、2日目で調子がおかしくなり、急遽ティアックさんからエソテリックのK-01Xを借用。ティアックさんありがとー!

ケーブルはもちろんオヤイデ電気で固められています。AESデジタルケーブルはAR910DAC-AMP間のインターコネクトケーブルはACROSS900XX V2TUNAMI TERZO XX V2。スピーカーケーブルはACROSS3000BTUNAMI II SP-B V2を代わる代わる使用。TUNAMI II SP-B V2はがっちりマンデーでも登場した有名なケーブルです。


今回のオヤイデブースの展示で、何より嬉しいのは、「今回の音展で最も音が良いブース」との声が、直接ないしは間接的に多く聞かれたことです。濃密でありながら広がりのある音空間が、オヤイデブースを満たしていました。

アース環境が皆無な当会場(コンセントは2極)において、オヤイデが輸入販売しているエントレック社の仮想アース装置「Tellus」「Silver Tellus」が本領発揮したことも、音が良い理由として挙げられるかもしれません。機器やケーブルの良さもさることながら、理想のアース環境を提供していることも、当社展示室の音が良い一因だと思われます。小型版仮想アース「Minimus」「Silver Minimus」も参考出品。

展示室の両サイドには、人気のTUNAMI V2シリーズをはじめ、ACROSS V2シリーズ、BlackMamba V2シリーズなど、オヤイデの主力ケーブル群が一堂に介しています。


オヤイデの電源ケーブル群。102SSC導体採用の現行機種です。奥よりTUNAMI GPX-R V2、TUNAMI GPX V2、Black Mamba ΣV2、Black Mamba α V2。



オヤイデのラインケーブル群。左手よりピンク色のケーブルがPA-02TX V2、PA-02TR V2、ACROSS750RR V2、ACROSS900XX V2、TUNAMI TERZO RR V2、TUNAMI TERZO XX V2。
これらのケーブルも全て、オヤイデが英知を結集した精密導体102 SSCを採用。


その魅力は実際に当展示室で定期的に行われた試聴会で、来場者の皆様に体験いただきました。PCOCC-A時代の旧モデルと102 SSCの新モデルとの聴き比べでは、新モデルの一皮剥けた抜けの良いサウンドに、来場者から感歎の声が上がるほど。

オヤイデのアナログアイテムもずらりと展示。開発中のSTB-EP(水準器&EPアダプタ&レコードスタビライザー)や、MJ-12Mk2ターンテーブルシートの姿も。STB-EPはただいま第一ロット量産中で、年内中には発売にこぎつけるかな。MJ-12Mk2は旧来デザインを踏襲するかと思いきや、まだデザインの変更を行う可能性ありで試作続行中。発売開始時期は未定。

そんなこんなで音展2015のオヤイデ電気展示ブースは多数の来場者をお迎えでき、たくさんの方々とお話でき、好評のうちに閉幕となりました。音展自体の来場者は、昨年に比べてやや少なくなったらしいですが、インターナショナルオーディオショーと双璧をなす展示会ということもあり、お台場開催3年目で、この地での開催もようやく板についてきた感があります。ただ、やはり地の利が悪いとか、展示内容自体の魅力に欠けるとか、会場の各ブースの音に不満があるなど、マイナス面の意見があることも事実。「聴くぞハイレゾ」が音展2015のキャッチコピーでしたが、ハイレゾの魅力をどこまで来場者に伝えられたのか。

かくいうオヤイデブースはハイレゾ音源は一切使わず、CDのみでの試聴でした。それでも好評を得られたのは、程よいブースの大きさと、マジコQ1の高性能、プリメインアンプの駆動力もさることながら、新導入のブリキャスティのDACの性能の高さも大きいと思います。さらに他のブースでは見られない仮想アースの設置、ケーブルメーカーならではの吟味されたケーブル群、床の剛性をチェックしながらの設置位置の調整が挙げられます。なお、この部屋は決して音響的に優れているわけではなく、定在波がものすごい発生するのです。しかし、壁に細工を施すわけにもいかず、それをカバーすべく、音にうるさいオヤイデのスタッフ(私の先輩)の綿密なシステムチューニングが、最終的な出音の良さにつながっているのだと思います。

2015年10月20日火曜日

今週土日は中野サンプラザで秋のヘッドホン祭2015が開催!オヤイデ電気も出展します!

先週末はお台場のテレコムセンター近くで音展2015が開催されました。そのレポートは追ってご報告するとして、今週末は秋のヘッドホン祭2015です!


オヤイデ電気は14階に出展します!1にあたる左奥の3テーブルです。


展示内容は、ヘッドホン祭の前日の10/23に発売開始するFiiOのポタアン&DACのQ1。Q1は本邦初展示となります。

大好評のポータブルハイレゾプレーヤーX3 2ndX5 2ndも展示します。

オヤイデが今春から輸入販売しているCOZOYの超小型DAC+ポタアンのアストラピも展示。

さらにオヤイデ電気秋葉原店のリケーブル達人「鈴木」によるSKポタラボのリケーブル相談会も実施。鈴木本人が2日ともブースに立ちます。自作のコツを知りたい人、特注リケーブルを依頼したい人、どちらもイヤホンリケーブルで何か相談事があったらぜひお声がけくださいね。

その他、参考出品的な製品も幾つかあるやもしれません。いや、あるんだけどここでは言えませんので、当日をお楽しみに!では、10/24と25のヘッドホン祭でお会いしましょう!

2015年10月14日水曜日

いよいよあさってオーディオホームシアター展(別名:音展)開催!

いよいよあさってに近づいてきました!
恒例のオーディオホームシアター展(別名:音展)。 

テレコムセンター近くで開催されます。交通アクセスはこちら


オヤイデ電気では会場のタイム24ビルの2階、いつもの会議室Hにブースを出します。ブースでのイベント予定は以下の通り。オヤイデの102SSC導体採用ケーブルが聴ける絶好の機会です!
ぜひお立ち寄りください。仮想アース装置エントレックのテルスも試聴します。

 一方、18階のミュージックバード特設ルームでは、ごらんのとおり様々な番組の公開収録が行われる中、「オーディオ実験工房」の公開収録も行われます!出演は私みじんこ荒川と、オーディオ評論家の炭山アキラ先生、そしてMYU高崎の高崎氏も出演。長岡鉄男先生の愛した音楽やケーブル類を、語り合い、そして長岡先生のダイナミックテスト優秀録音盤を試聴します!