STB-EPと称する製品がただいま製作進行中です。パッケージが出来上がってきました。なかなかかわいいでしょ。しかーし、加工業者での製作が遅れていて、今秋発売の予定が、年明けにずれ込みます。アナログオーディオフェアや音展でお披露目以降、たくさんの問い合わせをいただきながら、ごめんなさい!
季刊アナログに試作品のレポートが掲載されてましたが、その時に比べて、本体がアルミから真鍮クロームメッキに変更されて、質量も増えてます。上写真の実物は量産前の真鍮クロームメッキ試作品です。
このSTB-EP、3つの機能があるんですけど、まぁざっとこんな感じです。
水準器機能:安定したレコード再生には、レコードプレーヤーが水平に設置されていることが必要です。 レコードプレーヤーが傾いていると、レコード盤の回転が不安定になり、トーンアームの動作にも支障をきたし、音質低下を招きます。 STB−EPは天面に設けられた気泡管によりレコードプレーヤーの水平出しが行えます。 使用方法:STB-EPをレコードプレーヤーのセンタースピンドルに嵌める、またはセンタースピンドル近傍のプラッター上に置きます。レコード盤は乗せない状態で行って下さい。造りのしっかりしたレコードプレーヤーならキャビネットで測っても構いません。気泡が赤丸内にあれば水平に設置されています。気泡が赤丸内になければ、赤丸内に収まるようインシュレーターの高さや設置場所を調整して、レコードプレーヤーの水平出しを行います。
EPアダプタ機能:ドーナツ盤(シングルレコード盤)をレコード再生するには、プラッターとドーナツ盤の回転軸を揃えるためのEPアダプタが必要です。 市場に出回っているEPアダプタの直径はまちまちです。大きすぎるEPアダプタは、ドーナツ盤の着脱が行いにくく、ドーナツ盤を外す際にEPアダプタが一緒に外れてしまうことがあります。一方、小さすぎるEPアダプタはのドーナツ盤の中心位置が定まらず、偏心して回転するのでトーンアームが左右に振られてしまい、左右チャンネルの位相がふらついたり、音の濁りを招きます。プラスチック成形のEPアダプタは破損、紛失しやすく、その寸法精度もあいまいです。また、市場に出回っているドーナツ盤は、その内径があいまいでバラツキが大きいという問題があります。 STB−EPは、どのようなドーナツ盤であってもがたつきを最小限に抑え、かつスムーズに着脱できるよう、最適な直径と形状を割り出し、1/100ミリの精度で追い込んでいます。 使用方法:STB-EPをレコードプレーヤーのセンタースピンドルに嵌めてセットします。そしてドーナツ盤をSTB-EPに通してターンテーブルに乗せます。ドーナツ盤の交換はSTB-EPをセットしたままで可能です。
レコードスタビライザー機能:レコード再生をより高音質で行うため、旧来より様々なレコードスタビライザーが製品化され、使用されてきました。しかし、その多くは重量級で、扱いが慎重にならざるをえず、フロート型プレーヤーではサスペンション機能に支障をきたすという問題がありました。さらに、ほとんどの従来品はサイズが大きく、レコード盤の交換時にスタビライザーの置き場所に困ったり、レコードプレーヤーのダストカバーを閉じるとダストカバーに接触してしまうものもありました。 STB−EPはコンパクトで場所取らず。直径はわずか38mmで、レコード盤の交換時にもプレーヤーの脇にすぐに置けます。高さは27mmと低く、ダストカバーを閉じた状態でも使えます。質量130gとレコードスタビライザーとしては軽量級ですが、それはSTB−EPが従来ありがちな質量で振動や反りを押え込むタイプではなく、レコード盤に過度なストレスを与えることなく、音の延びやかさや響きをより一層引き出すべくデザインされているからです。その決めては、女性のウエストラインにヒントを得たSTB−EPの曲線美にあります。真鍮削り出しの硬質クロームメッキされたボディは、掴みやすく、手にしっくりと馴染むよう絶妙なラウンドデザインが施されています。見た目も美しく、使うほどに愛着が湧いてきます。
なお、ターンテーブルシートMJ-12Mk2は、あまりの製造原価高騰で、値付けをすると5万を超えることが判明。これでは誰も買わないだろうということで国内販売での発売を断念。海外のみでの展開になることが決まりました。再販を待ち望んでいた皆様、大変申し訳ございません。どうしても欲しい方、オーディオモテギに1枚だけ残ってましたよ。
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