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2015年8月22日土曜日

メグ ジャズオーディオ愛好会の出来事その1



 さきほど月刊ジャズジャパン9月号に、オヤイデや私のことが、ジャズ喫茶メグのオーナー寺島靖国さんによって取り上げられているというお話をしました。



ということで、この雑誌で書かれている、メグジャズオーディオ愛好会でのオヤイデ試聴会の出来事を時系列を追ってご紹介したいと思います。


ときは2015年の2月末だったか、吉祥寺のジャズ喫茶メグにて、月一回開かれるメグジャズオーディオ愛好会が開催されました。


この時呼ばれたのが、私みじんこ荒川とオヤイデ製品たち。そう、オヤイデ製品を試聴しようという回だったのです。


写真左手には愛好会の会長、中塚氏が映っています。中塚氏および副会長3名、およびメグの会の会員の方々、それにメグのオーナー寺島氏のご尽力あって、愛好会はすでに月一ペースで5年ほど継続して行われています。毎回、色々なオーディオメーカーをお呼びして、そのメーカーのオーディオ製品の試聴を行い、和気あいあい喧々諤々楽しむと言う主旨の会です。すにでこれは後半戦の写真ですね。メグ常設機のワディア850がステージに引っ張り出されてきていますね。理由はのちほど。

さて、このオヤイデ製品試聴の回では、前半戦の1時間半は、オヤイデの電源ケーブルを試聴して、ソツなく終了。少しばかりの休憩をはさんで、いざ後半戦に突入した途端、大音量時に高域に歪が!さきほどまでは感じなかった明らかなノイズ感が!さては、休憩中に私とカイザーサウンドの貝崎さんがシステムの音をよりよくしようと、機器の背面に回り込んでケーブル類をいじくったのが裏目に出たか・・・。


音のひずみの原因は、試聴システムに使用していたスチューダーのCDプレーヤーA730のせいではないかということになり、これをメグ常設のワディア850に交換。交換してしばらくは歪が消え、あ~これで試聴会も無事に終えられると思った途端、またもや歪が出て試聴会を中断。

機器の背面に回り込み、抜けかけているケーブルは無いかなどチェックををして、実際に端子が劣化して抜けかけていたケーブルが幾本か見つかり、挿しなおした後に試聴会を再開。背面はこんな感じにごちゃごちゃ。これでも目につくどこにもつながれてないケーブルや、余計なたこ足配線を外した状態で、試聴会の始まる前はもっとジャングル状態だった。



メグ常設の電源タップというか壁コンセントは宙に浮いている状況で危険極まりないが、いますぐに同行できるものではない。ま、背面のケーブルのチェックは済んだし、さぁ今度は大丈夫だろうと再開したものの、またしても歪が出る。

これはこのメグのある繁華街の夜間の電圧降下が原因ではないか?という話も出たり、いや、ケーブルの劣化だろう、という話もあったり、結局原因調査をしているうちに夜十時になって会は終了。そのあいだも参加してくれた30名近くの入場者はほとんど途中退席することなく、寺島さんや私や中塚さんや貝崎さんの問答にお付き合いいただいたのでありました。

寺島さんや中塚さんは、いやほんと荒川さんにはせっかく来ていただいたのに申し訳ない、ぜひ原因究明と対策が済んだら、オヤイデの試聴会を再度やりましょう、とおっしゃってくださいました。そして寺島さんからは、乗りかけた船だから、この際、このメグのケーブルをやりかえてほしい、ついでにパワーアンプ用の囲いも作ってほしいとの依頼を受けました。

そんなわけで、この会を契機に、数カ月をかけてメグのケーブルをやり換えたり、ラックを新調したりしたわけですが、その模様はまた改めて。

この写真は会の当日、前半戦終了後の休憩中に撮影したメグのピアノの裏。オーディオシステムの給電ケーブルなどがひしめいている。ちゃんとした電源ケーブルに交換しよう、ということで、パワーアンプ給電用に使われていたアルテス製と思しき古い電源ケーブルを引っぺがし、休憩中に予備で持ってきていたTUNAMI GPX-R V2に交換した時の写真です。歪が出たときに、ひょっとしてこの電源ケーブルが悪いのか?とも考え、元のケーブルに戻したりもしたのですが、歪は治まらず。


まん中の黒い箱はアルテスのクリーン電源。これが掲載されている雑誌を見ても、この箱が昇圧トランスかレギュレーターか、詳しいことは載ってませんでした。私が背面にこんなものがありますよと報告する まで、寺島さん自身、こんなものが機器の裏面にあるなんて知らなかったらしいのですが、どうやら10年以上前にアルテスがメグでイベントをやった際に置いていっ たもののようです。 で、経年劣化によるものか、このクリーン電源のコンセントがプラグを挿してもガタガタで、見ているとたまにパチパチと火花が飛び散っていて、危険極まりな い状態でした。このままでは火事になるので、会の終了後に、アルテスのクリーン電源を外し、イベント用に持参していたオヤイデの電源タップMTB-6を取り付けて帰ったのでありました。  

で、愛好会の終了後、歪の原因らしきものが分かりました。元々使われていたスピーカーケーブルは、今回のイベントの際、オヤイデのスピーカーケーブルも試聴すると言うことで、外したうえで、まずはスピーカーの純正ケーブルに交換していただいてたのです。で、この時、もともと使われていたスピーカーケーブルはアンプ側のみ外し、スピーカー側はつけたままにしていたらしいのです。そして端末のプラグがショートしないように、そーっとスピーカーに引っ掛けておいたらしいのですが、どうやら私や貝崎さんが休憩中に機器の背面スペースに出入りした際に、もともとメグのスピーカーに使われていたスピーカーケーブルを動かしてしまい、ショートしてしまっていたようで、愛好会終了後の片付けの際に、端末の+と-が付きつはなれずの状態だったのが発見されました。

次回に続く。

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