さてこれは何でしょう?これはB&WのP5用ヘッドホンケーブルの試作品です!先日のブログで公開したミニミニケーブルとケーブル部分(HPC-28-4U)を同じくして、アンプ側にオヤイデのP-3.5GL、ヘッドホン側にオヤイデのP-2.5G(非売品)を装着しています。ケーブル部分は非売品。PCOCC-Aの4芯リッツ線構造の秘蔵っこです。この白と黒の地味なまだらケーブルは、モノトーン調のP5と見た目的にもマッチングするのではないかと思い、試作しました。そして予想通りP5に音も見た目も見事マッチしました。
このP5用ヘッドホンケーブル、香港で8月に開催されたオーディオ展示会に出展しまして、かなりの反響があったのです。すでに数カ国から引き合いがあります。試作品は香港に置いて来てしまったので、今手元に無いのが残念。また作らねば。
P5用のケーブルと言えば、3年ほど前にP5の輸入元のD&Mホールディングスさんからの依頼を受けてPEC/P5というリケーブルを製作した事があります。これは累計1000本以上を出荷し、音質も純正に比してかなり向上するということで、店頭に並べばすぐ完売するというヒット商品になりました。そして今夏、D&MホールディングスさんからはPEC/P5 V2というリケーブルが発売され、これは当社は絡んでいないのですが、PEC/P5の後継モデルとして人気を博しているようです。
もとい、これはみじんこシグネチュアP5ケーブルの銀ロジウムメッキプラグバージョン。前述の金メッキバージョンに比べると、音のエッジが立って、音像はシャープになりますが、ややドンシャリ傾向の音になります。どちらを製品化するか、今検討中です。
さて、このみじんこシグネチュアP5ケーブルは、ヘッドホン側端末から8cmほどにわたり布シースと外装シースとを剥がしてリッツ線をむき出しに。これによって、見かけの太さを細くし、強度補強のために透明の熱収縮チューブを被覆しています。なので、ヘッドホン側のケーブル端末はリッツ線の色がカラフルに透けて見えます。
P5はケーブル側8cmほどがヘッドホン内部の細い溝に埋没させる特殊なケーブル構造をしており、そのケーブル太さは、溝の大きさの関係から直径1.8mm以下にしないといけないのです。HPC-28-4Uは、素のままだと直径2.5mmなので、これを1.8mm以下に収めるには布シースと外装シースを取り除く必要があったのです。見た目以上に非常に細密な寸法管理とケーブル加工が必要なため、量産はできず、私の手作りでおちおち作るしかありません。というわけで、これはみじんこシグネチュア扱いの限定製作となります。
2013秋のヘッドホン祭りに間に合えば、数本製作して販売するかもしれません。発売からはや3年ほど経過したP5ですが、日本国内だけでも数千のユーザーがいるはずで、その中にはケーブル交換でグレードアップしたいという人もいるでしょう。ヘッドホン祭りでもし見かけたら買って下さいね。売価はたぶん6千円程度になると思います。
このケーブルの続報ってあるんでしょうか( ´・ω・`)
返信削除どこかのイベントで取り扱い予定があるようなら買いに行きたいです。