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2013年9月28日土曜日

本邦初公開!ただいま開発中の超短尺ミニミニケーブルがこれだ!

 じゃじゃーん、こんなの自作してみました!もの凄く短いミニミニケーブルです!このケーブルはピンを除いた全長で8cm足らず。ピンとピンを平行にした状態で、ピンとピンの距離が3.5cmほどの短いケーブルです。ピンを覆う樹脂部分はバナナ形状で、斜め出しでケーブルを引き出しています。ま、このケーブルは私のイメージをとりあえず形にした試作品なので、HPC-SEのイヤホン側のモールドをひっぺがして、MMCXプラグの代わりに3.5ステレオミニプラグを埋め込んだ、私の自作品です。

私の愛機、サイファラブズのアルゴリズムソロとALOオーディオのRX AMP Mk2とを接続したところ。なぜこんな短くて半円状に屈曲したミニミニケーブルを作ったかといいますと、DAPとポタアンなどを繋ぐために、ケーブルの出っ張りを抑えつつ、できるだけ短い距離で接続するためです。従来のミニミニケーブルは、オヤイデのHPC-SSなども含めて、DAPとポタアンとを繋ぐと、けっこう出っ張って、かばんの中でケーブルが邪魔になったり、接続部にストレスが掛かる事が多かったですから、それを解決しようというわけです。

プラグからのケーブル引き出しが斜め方向に引き出されているため、接続間隔が短くても、ケーブルがストレスの無い方向に向いてくれます。ストレート型プラグのようにケーブルが異常に出っ張ることもない!L型のように、ポタアンのボリュームや突起物にプラグが干渉することもない!これ、ケーブル斜め出しの恩恵。なかなかのアイデアでしょ。

こちらはiPod TouchとFiiOのE17とを繋いだ状態。奇麗な半円を描きつつ、ぴったり無駄無くスムーズに接続出来ます!従来のストレート-ストレートプラグのミニミニケーブルや、L型-L型ケーブルでは、こうはいきません。

このミニミニケーブルに使用したケーブル部分は本邦初公開の新型ケーブルです。このケーブルの直径は2.5mmで、なんとPCOCC-Aのリッツ線を導体に使用し、これを4芯構造としてエラストマー樹脂で被覆。さらにテトロンスリーブで外装を覆った、オヤイデ電気が開発した新型イヤホンケーブルです。このケーブル自体は某オーディオメーカーの依頼を受けて、すでに2年ほど前に完成していました。しかし、依頼主においてこのケーブルを使ったイヤホンケーブルの計画が延期になり、使うあてもなく、宙に浮いていたケーブルなのです。であれば、私が息を吹き込んであげようと言う事で、今回の短尺ミニミニケーブルに使用してみたわけです。このミニミニケーブルのケーブル部分には、急激な屈曲に耐えられるだけの柔軟さと、しなりと、耐久性が求められるため、このケーブルが、まさにうってつけだったわけです。ちなみに、このケーブルの型番はHPC-28-4Uと言います。私は、シースカラーが白黒のまだら模様なので、まだらケーブルと呼んでますが。

肝心なのは音なのですが、これがオヤイデ史上最高に良い、私好みのフラットバランス、高解像度!色付けやだぶつきが極めて少なく、低域は良く締まりながらも、ドンシャリにはならず、程よい肉付きと弾力感が感じられます。これはPCOCC-Aの素性の良さもさることながら、程よい細さの28ゲージ線にしたこと、そしてリッツ線であるがゆえに絶縁材の色付けが排除されていること、ノンシールドであること、さらにエラストマーの適度な硬さが影響しているのだろうと思います。PCOCC-Aのリッツ線ケーブルは、後にも先にもこのケーブルだけ。いや、まだ未公開のリッツ線ケーブルが、もう1種類あるんですけどね。

というわけで、ただいまオヤイデ電気では、この短尺ミニミニケーブルの量産化に向けてモールド金型の製作に入っています。テストショットがヘッドホン祭りに間に合えばいいなぁ。今年度中には発売にこぎ着けたいと考えています。価格はなんとか定価3,000円程度に収めたいと考えています。音質と使い勝手からすると破格値ですが、ミニミニケーブルに新旋風を吹き込むには、このくらいのインパクトのある価格が適切だと思うわけです。みじんこシグネチュアではなく、全世界流通の外販品として発売予定です。乞うご期待!

2013年9月21日土曜日

10/18~20の3日間オーディオ・ホームシアター展「音展」が開催されます!

オーディオ展示会目白押しの秋がやってきましたね!
さてさて、 10/18金曜日から10/20日曜日までの3日間、日本オーディオ協会が主催するオーディオ・ホームシアター展、通称「音展」が開催されます!そして例年通り、オヤイデ電気も出展します。

     2013年10月18日(金)~10月20日(日) <3日間>
   18日(金) 10:00 ~ 19:00
   19日(土) 10:00 ~ 19:00
   20日(日) 10:00 ~ 17:00


なんと今回は、従来の秋葉原ではなく、お台場で開催されます。最寄駅はゆりかもめ線のテレコムセンター駅で、同駅から徒歩5分程度のところにあるタイム24というビルで開催されます。

従来の音展は、UDXと富士ソフトの2会場に分かれて開催されており、両方にまたがるのは不便だという意見が多かったため、1会場で開催できる場所を探しに探して、ここになったそうです。

私的には、こんな不便な立地条件でやるよりも、2会場に分かれてでも従来通り、交通の便もよいオーディオの聖地「秋葉原」でやる方が、まだマシだと思いましたが、決まったものは仕方ない。まぁ、新天地でどれだけの来場者が訪れるか、音展の注目度合いと存続意義が、今回この僻地で見極められるというものです。


先日、展示会の説明会に行ってきました。ビル内はとてもきれいですが、かなり閑散としています。ビル内には企業のオフィスや店舗がちょろちょろと入っていますが、それ以外はレンタル会議室となっています。

出店法人は57社で、こちらに出店企業リストが公開されています。





会場は、タイム24の1階と2階と18階にブースが設けられます。我らがオヤイデ電気(小柳出電気商会)は、こちら2階、パイオニアとセミナールームとの間の部屋にブースを構えます!



オヤイデ電気のブースは、こちらの赤いジュータンが敷かれた、広さ40平米ほどの会議室。従来に比して数倍の広さになったため、展示だけでなく、音出しも可能になりました。まだ、具体的な展示内容や試聴システムを決めかねているのですが、シンプルなシステムを組んで、気軽にケーブルを試聴できるようにしたいです。また、据え付けのソファをそのまま活かして、ゆっくりとサロン風にくつろげるブースにしようと考えています。また、最終日には皆さんご存じのオーディオ評論家をスペシャルゲストに招いての座談会も企画しています。では、みなさん音展でお会いしましょう!

2013年9月18日水曜日

本日、オヤイデ電気オンラインショップがリニューアルオープン!


 本日、オヤイデ電気オンラインショップがリニューアルオープンしました!何が変わったか?まず見た目が変わっております!今までの手作り感のあるサイトから、より洗練された見た目になっております。まぁ、検索のスピードやしやすさやカテゴリー分けは変わっていないですが、それはこれからおいおい改良を加えていくようです。


なぜ今回、リニューアルしたかと言うと、オンラインショップを構築していたOSコマースというソフトから、より多機能なマジェントというソフトに変更したから、というのが内実です。というわけで、これからマジェントの機能を活かしたポイント制など、さまざまなサービスを展開していきます!


それから 本日から税抜き5,000円以上のオンラインショップからのご注文で、送料無料になります。これは注文管理システムを効率化したことで、それをユーザーに還元したわけですが、電話注文や店頭での注文発送は、従来と手間が変わらないので、相変わらず5,000円以上でも送料をいただくことになっています。というわけで、みなさん、できるだけオンラインショップで品物をご購入いただいた方がお得ですよ。

送料については、5000円以上無料以外にも、いろいろ変更があります。詳しくはこちらをご覧下さい。

ショッピングサイトリニューアル記念で、進撃の7大キャンペーンを本日から開催します!みなさん、オンラインショップでガンガン買って下さいね!

2013年9月13日金曜日

明日、オーディオや楽器系の雑誌を店頭処分します!

突然ですが明日の土曜日、オヤイデ電気にたまっていた半期分の雑誌を処分します!オヤイデ電気秋葉原店の店頭で、ご自由にお持ちくださいということで並びます。つまりタダです!早い者勝ちです!1箱づつ投入しますので、ちょくちょくお店に立ち寄ってね。 かなりの掘り出し物がありまっせ~!

2013年9月7日土曜日

FiiOのハイレゾ音楽プレーヤーX3いよいよ9/20発売!

 昨日、日本国内での発売が決定したFiiOのハイレゾ音楽プレーヤーX3。すでに各オーディオショップでは予約受付を開始してまして、かなりの注文が入っているそうです。日本への最初の入荷分で旺盛な需要を賄えるかどうか、どきどきです。なお、ただいまオヤイデオンラインショップのリニューアル作業中のため、X3のオヤイデオンラインショップでの受け付けは現在できない状態になっています。
 X3にはヘッドホンアウトの他に、オーディオ機器へ接続するための固定出力(ラインアウト)が1系統、75Ωデジタル同軸出力が1系統があり、データ転送と充電用のマイクロUSBポートが1つ備えられています。内蔵メモリーは8ギガで、そのほかに64GまでのマイクロSDカードが挿せるスロットが本体側面に1か所あるので、最大72Gまでのデータが扱えることになります。

X3はそもそもいまから3年ほど前に発売がアナウンスされたものの、いったん開発が打ち切られ、昨年に開発が再開し、デモ機は丸一年前に出来上がっていたものの、さらに中国本国では今春に発売されていたものの、日本での発売が今秋までずれ込んでしまったといういわくつきモデル。

X3の音色はおそらくオペアンプのAD8397によるところが大きいと思われます。高出力が得られつつ、パワフルで押しの強い音です。少々粗めかもしれませんが、X3の音質を特徴付けているのはこのICでしょう。IC交換とか、きっと改造する人も出てくるんだろうなぁ。

2013年9月6日金曜日

AH-D7100/AH-D600用バランス式ヘッドホンケーブル2本のみ追加製作!

 デノンのヘッドホンAH-D7100/AH-D600は、右左が独立してケーブル引き出しされており、かつヘッドホン根本で着脱式になっており、さらには着脱機構に一般的な3.5モノラルミニプラグを採用しているので、比較的容易に交換ケーブルを自作できます。で、アンプ側にXLRを装着し、バランス仕様の配線でハンダ付けすれば、バランスケーブルを自作することも可能です。というわけで、ハンダが苦手な方用に2本作成しました。


これ昔、そうたしか今春のヘッドホン祭りでHPC-AHD7100BALとして販売していたものと同じで、ラトックシステムから依頼を受けていたHPC-HD800BAL第2ロット製作の際、ちょっと部材が余ったので2本のみ作りました。 長さは2.5mです。価格は12,600円だったかな。

HPC-AHD7100BALは、今や貴重なPCOCC-Aを用いた、新型ヘッドホンケーブルHPC-24Sをケーブルに使用したバランス式ヘッドホンケーブル。HPC-24Sはノイズ低減効果のあるシルク介在に、耐久性に優れたエラストマーシース、強度に優れたアラミド繊維を備えた新型ケーブルです。プラグも全てオヤイデ電気オリジナルの削り出しロジウムメッキ。ヘッドホン側端末にデノンのAH-D7100およびAH-D600の着脱機構であるモノラルミニプラグを搭載。3極XLR2個出しタイプのバランス出力ヘッドホンアンプ専用ケーブルとなります。結線方式は2番HOT、3番COLDです。ヘッドホン側プラグ以外は、HPC-HD650BAL/HPC-HD800BALと同等の仕様です。

そんなわけで、AH-D7100やAH-D600をお持ちの方で、以下のXLR3極出力タイプのバランス出力ヘッドホンアンプをお持ちの方は、ぜひHPC-AHD7100BALをお使いになってみてください。オヤイデ電気秋葉原店の店頭のみの販売です。お問い合わせはこちらオヤイデ電気秋葉原店に。
  • Blossom:BLO-0169、BLO-3090、BLO0299、N-mode:X-HA1
  • Luxman: P-700u(背面の極性反転スイッチを押してください。)
  • C.E.C. :HD53N
  • Intercity:MBA-1、MBA-1S、MBA-1Platinum 、MBA-1Platinum Black
  • izo:iHA-32-2013
  • RATOC:RAL-DSDHA2

2013年9月4日水曜日

AKGの新型ヘッドホンK712PRO試聴しました!

 すでに各所で話題になっているAKGの新型ヘッドホンK712PROをイーイヤホン秋葉原店で試聴してきました!おそらくK702の後継モデルだと思われます。発売は9月中旬だそうです。価格は推定では4~5万円ってところでしょう。

K702 65周年記念モデルと同等に、低域の厚みが増したモデルですね。AKGらしい輪郭の明瞭さも相まって、個人的には今現在一番欲しいヘッドホンです。ここ1年くらいの間、Q701の程度の良い中古出物があれば買おうと思っていたのですが、気が変わりました。

このK712PRO、少し彩度を落とした渋めのオレンジカラーと言い、デザイン性と言い、音質的にもそそられるものがありますね。ライバルはゼンハイザーのHD650、あるいはシュアーSRH1840なんでしょうけど、バランス伝送を想定しないのであれば、リケーブルが簡単に自作できるK712Proに軍杯が上がりそうです。さて、いらないヘッドホンやポタアン売って購入資金を捻出するとするか・・・。なお、この展示風景は先週末のもので、昨日時点ではすでにeイヤ秋葉店店頭からK712PROが消えていました。日本橋店に戻っていったのかなぁ。これからヘッドホン祭りの時期にかけて、各社新製品がぼろぼろと出てくるのでしょうね。かくいうオヤイデ電気では、FiiOのX3の発売が控えていて、今週後半には発売日や価格などもろもろを公式発表できそうです。iBassoからもハイレゾプレーヤーDX50が発表されていますし、今秋はハイレゾプレーヤー市場が熱くなりそうですね。

2013年9月3日火曜日

「自作でオーディオアクセサリーPart2 RCAケーブルキット」が発売されます!

月刊ステレオを購読されている方々はすでにお気づきだと思いますが、10/19に月刊ステレオ別冊「自作でオーディオアクセサリーPart2 RCAケーブルキット」が発売されます。これ、よーくみると・・・オヤイデ電気オリジナル PCOCC-A単線ケーブル 1mペア、ネジ止め式金メッキプラグ4個・・・と書いてあります。そう、そうなんです。このキットにはプラグとケーブルが特別付録として付いてきて、それらをオヤイデ電気が手掛けております。キット本のPart1にあたる去年の電源ケーブルキット本より、むしろ内容的にはパフォーマンス高いかもしれません!


これがそのRCAプラグとケーブルです。ここまで来るのには相当な苦労がありました。まぁオヤイデ電気はあくまでキットの製造元。黒子に徹しておりますので、いままで言いたくても黙っていたのですが、もう月刊ステレオに発売予告が載ってるし、アマゾンでも予約販売を開始しているので、ちょろっと情報解禁ということで。


ケーブルはPCOCC-Aの0.9mm単線の2芯ノンシールド線です。このPCOCC-Aが生産終了になろうというときに、ウン万メートルもこのケーブルを製作したもんですから、導体の入手はひやひやものでした。他のオヤイデの既存のケーブル生産を差し置いてまで、なんとかこのキット本のケーブルを予定通り製作しなければならない・・・ということで、導体の仲介業者の方にも、ケーブルのアッセンブル業者にもずいぶんと無理難題を聞いてもらいました。そして先月、ようやくキット本に足りる量のケーブルが完成しました!そもそもキット本の企画が持ち上がった時には、まだPCOCC-Aが生産終了になるなんて思ってもみませんでしたからね。なので、PCOCC-A生産終了が決まって、残りの導体量も限られることが分かった時、今年の春くらいのことですが、PCOCC-Aは止めてOFCにしようという話もあったのですが、せっかくなので最後の花道ということで、強引にPCOCC-Aで行くことになりました。


RCAプラグも、このキット本のためのオヤイデ電気のオリジナル設計によるコレットチャック式RCAプラグです。しかも作りやすさを考慮してハンダ無し、導体をネジ止めするだけで製作できてしまうというのが最大の売りです!ま、ケーブル端末をカッターやハサミで剥くという、最低限の加工は必要ですが。

実はこのRCAプラグ、細部にまで作りやすさと高音質と加工精度を追求しておりまして、原価の制約もあったのですが、できる限りのことをやっています。ま、手にとって実際に組み立ててみてください。たった3,885円/冊のケーブルですが、音質的には桁がひとつ多めについてもいいくらい、いわば3万円以上のクラスで十分に通ります。シールドレスにあえてしていることが音抜けの良さにつながり、ほどよい太さの単線であること、PCOCC-A導体であること、ケーブルの絶縁などにも音質に配慮されたエコシース材を使用するなど、シンプルかつ高音質を追求した構成であることが、音に好影響していると思います。

プラグもハンダレスですから作りやすいうえに、ハンダによる音質劣化を回避できるというメリットもある、プラス、マイナスともにネジ止め式を採用。また、かなり肉厚な真鍮削り出し本体に、亜鉛合金製のカバー、精度よくがっちりと締め付けられるコレットチャック式なので、ふろくにするのは惜しいくらいのRCAプラグです。ケーブル引き出し口も、ふろくのケーブルにぴったり合うよう設計されています。このキット本の特徴や苦労話はまだまだあるのですが、まぁ今日はこの辺で。


それでは10/19までしばしお待ちください。このキット本は全国の書店やネットショップのほか、オヤイデ電気秋葉原店でも販売予定です!いろいろと出版記念イベントも企画されているようなので、乞うご期待!