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2010年9月27日月曜日

オヤイデ電気の製品開発用試聴システムの入れ替え記その3

オヤイデ電気の製品開発用試聴システムの入れ替え記その3です。

オヤイデ電気の製品開発用試聴システム用の新しいスピーカーの梱包を剥いでいるところ。社員と業者さんで手分けして保護材を除去していきます。繁雑にやると塗装面を傷めてしまうそうで、慎重に透明の保護材を剥がします。


セット完了です。この部屋はおそらく15畳ほどで、縦方向の長さは7mほどあるのですが、リスニング位置とスピーカーとの距離は3m程度と、部屋の大きさに比してリスニング位置とスピーカーとの距離は短め。この試聴システムはモニター用に使うので、直接音重視のセッティングなのです。

パワーアンプはモノラルペアで、パスラボラトリー(pass labs)のX1000.5で す。

スピーカーはウィルソンオーディオ(Wilson Audio Specialties)のサーシャ(Sasha WP)。ハイエンドスピーカーとして脈々と続くSYSTEM-Xシリーズの最新バージョンで、名称には「SYSTEM」が付かなくなったものの、事実上SYSTEM-8の後継機です。
小型スピーカー”WATT”の下に、低域補強のための”Puppy”を載せたスタイルは、SYSTEM-Xシリーズ共通で、20年間に及ぶバージョンアップを繰り返すたびに完成度を上げてきました。これほどの長期間、基本構成を変えずに、地道なバージョンアップを繰り返して完成度を上げているスピーカーは他にほとんど例がなく、世界のハイエンドオーディオファイルから絶大なる支持を受けているのにもうなずけます。自分ではおいそれと買える値段のスピーカーではありませんけどね。


passのX1000.5の雄姿。でかい!重い!そして圧倒的な駆動力が素晴らしい。音の立ち上がり・立下りが早い、すなわちトランジェントが良いというのが、第一印象。まだ鳴らし始めですが、サーシャのユニットをググッと掴んで、正確に動作させています。


passのX1000.5の背面。背面には十分な空間を設けたので、ケーブルの取り換えがしやすいです。

このメーカーの主宰ネルソンパスは、ステイシス回路などで1974年設立のスレッショルド時代から天才アンプ設計者として知られた方です。パスラボラ トリー設立後も、ALEPHシリーズ、Xシリーズで常に世界のハイエンドオーディオ界の話題をさらってきました。私も小さいながらAlephLとか Aleph3を使用していたので、好きなブランドのひとつです。


プリアンプも従来のCHORD製からPASS製に入れ替え。XP-20を導入しました。


XP-20の電源部。パスのプリはスイッチがなく、このXP-20もスイッチがありません。したがって、常時通電が基本となります。本体と統一された美しいデザインです。
最近のPASSの新製品は皆このようなシルバーカラーのパネルデザインになっています。

これらのハイエンド機器は、これからのオヤイデ電気の開発を示唆するものでもあります。それはおいおい今後、新製品として具現化していくことでしょう。取り急ぎ今回は新しい機器の速報まで。ではでは。

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