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2017年4月24日月曜日

ゼンハイザーのヴィンテージヘッドホンHD540 Reference Gold 今週土日のヘッドホン祭 オヤイデ電気ブースで聴けるよ!

SENNHEISERと金のロゴがあしらわれた、風合いのある木箱。 うちのスタッフがヨーロッパ出張に行った際に、ふらりと立ち寄ったアンティークショップで見つけてきたもの。


木箱を開けると、やはりヘッドホンでした。出てきたのは黒と金で彩られたヘッドホン。見たことないなぁ、と思いつつ、型番を読み取ると、HD540 Reference Goldと書かれています。ヴィンテージゼンハイザー(Vintage sennheiser)ですね。

型番で検索すると、日本語サイトでの情報は少ないものの、取扱説明書を公開しているサイトなど、海外では比較的情報があるようです。HD540 Reference Goldは、HD540Referenceという機種をベースに、特性の揃ったユニットをペアリングするなどした、スペシャルモデルだったようです。 それにしても何とも味わいのあるデザインと質感。現行機種にはない、人間味を感じさせる工業デザインですね。

<<HD540 Reference Gold>>
方式 ダイナミック型 オープンエア 
周波数特性 16-32000Hz
インピーダンス特性 300Ω(600Ωという)
能率 94dB
ケーブル 3m 標準プラグ
質量250g
発売年 1989年
定価 64,000円

音質傾向はとても自然で耳当たりの良いサウンドで、刺激的な音は一切出ません。

HD540Reference Goldの質量は250gで、HD650の259gとほぼ同じですが、HD540Reference Goldの方が軽く感じます。たぶん、HD540Reference Goldの方がヘッドバンドの側圧がソフトだからかもしれませんが、掛け心地も極上です。

 HD540のケーブル引き出し口を確認すると、ゼンハイザーモジュラープラグでした。電極は銀色をしています。淡白な艶消しの銀色をしているので、メッキはたぶん錫メッキでしょう。ヘッドホン本体の電極の差し込み口は丸穴ですが、ケーブル側の電極は扁平です。試しにオヤイデのHPC-HD25V2(赤いケーブル)を挿してみたところ、うまく挿さりました!というわけでHD540Reference Gold用にHPC-HD25V2を少しいじりつつ、劣化したイヤーパッドを交換することに。

ネット上ではHD540の交換用イヤーパッドなど、サードパーティ製ですが、いまだに入手が可能です。左端の輪っかが、オリジナルのイヤーパッド。30年近くもの時を経て、さすがにくたびれています。真ん中のリングは、交換用にインターネットで売られていたHD540などに対応する交換用イヤーパッド。

 まずヘッドホン本体から純正イヤーパッドを外し、ボロボロの粉状になったウレタンシートを取り除きました。さらに、2枚重ねになっている白いフェルト製スペーサーにもウレタンの残骸がたくさんこびりついていたので、はたいて取り除きました。そして、ヘッドホンにフェルト製スペーサーを戻し、新品のウレタンシートを重ねます。

 最後に、新しいイヤーパッドをはめ込んでヘッドホン本体の手入れは完了!パッドがオールブラックになって、かっこいい!

オヤイデのHPC-HD25V2はHD25用なので左右のケーブルの長さが違うのですが、これを左右真っ二つに引き裂いて、左右の長さを揃えた自作ケーブルをご用意。ケーブルの補強と見た目もかねてPETメッシュチューブも被せてみましたよ。

装着感は向上。音は 現代の最新ヘッドホンのような高分解能、ワイドレンジが全面に出た音ではなく、楽器や声が柔和なハーモニーを奏でています。一聴の価値あり。


このHD540Reference Gold、2017春のヘッドホン祭のオヤイデ電気ブースで、FiiOのプレーヤーともセットで、試聴できるようにしますので、4/29-30は中野サンプラザに遊びに来てね!








2 件のコメント:

  1. 当方、ゼンハイザーヘッドフォンHD540Referenceのヘッドバットを探しているのですが何処かにありますでしょうか?本国ドイツでもすでに生産を中止しているとの事ですが。

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  2. Amazonで探し、3か所に注文しましたが、実際に届いたのは「Vmota electronics store」\1699 の1か所だけでした。

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