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2015年8月20日木曜日

月刊ステレオ9月号オーディオ実験工房のお題はレコードスタビライザーとターンテーブルシート



 こんにちはみじんこ荒川です、で始まるミュージックバードのオーディオ実験工房
 月刊ステレオ9月号でのタイアップ連載もはや5回目。放送自体は3月末からだから、もう10回以上になるのかな。

ミュージックバードについてはこちらのリンクをご覧ください。有料の衛星ラジオ放送です。この衛星放送の中でも、オーディオファン向けの「ジ・オーディオ」というチャンネルの中の一番組です。

8月下旬から9月上旬放送分は、レコードスタビライザーとターンテーブルシートです。


ターンテーブルシートは私の手持ちと炭山アキラ先生所有のもの、それにメーカーからの貸出品を合わせて計15枚。スタジオのレコードプレーヤーPD-171付属品とを合わせて16枚を試聴。ターンテーブルシートは別名、ターンテーブルマットとも呼びます。どちらも同じ意味です。海外ではターンテーブルマットといいう方が通っているようです。

 市場にはもっと製品があるのですけど、全部は集めきれませんでした。即席で集めただけでも、これだけあるのですから、まぁ許してちょうだい。


 ゴム系およびそれに類する軟質素材のターンテーブルシート。素材不明のものあり、ブチルゴムあり、ハネナイトあり、フォックありと、色々です。音質傾向としては、ゴム素材を彷彿とさせる、弾むような音色、しっとりと落ち着いたものなど。やはりオーディオ用に高音質を謳ったものは、そうでない付属品より音質改善効果がありました。どれがどうだったかは8/17放送(8/24リピート放送)で明らかに。



 金属系およびカーボン系の、硬いシートたち。総じてソリッドでシャープな音質傾向でしたが、これらも当然ながら製品それぞれで音色の違いがありました。孔があいたものはオヤイデのMJ-12シリーズで、試作品の真鍮バージョンや、初代MJ-12、それに開発中にMJ-12Mk2などです。オーディオテクニカ製のシートも2枚、炭山さんのコレクションで持参いただきましたが、これらはすでに生産終了になっているという。今回の試聴でかなり好みの音質だっただけに残念です。この手の金属の切削加工物は、材料代、加工費ともに年々高額になっており、採算ベースに乗せるのが大変です。

 こちらスタジオ設置のレコードプレーヤーLUXのPD-171。付属のターンテーブルシートは6mm厚の厚手のゴム製。これをまずは基準として試聴開始。

これはMJ-12Mk2のサンドブラストバージョンを乗せたところ。見た目にも綺麗ですなぁ。 MJ-12Mk2開発が二転三転してまして、発売は今秋ごろの予定だったのですが、さらに延びるかも。

 フォノイコにはサンバレーのフォノイコ内蔵プリのSV-192ADを使用。これもスタジオの常設機となっています。USB端子もあってDAC機能も搭載、非常に多機能なプリアンプです。このスタジオでサンバレーの大橋社長が番組をやっておられるので、その関係での常設だと思いますが、ありがたいことです。緑色の箱は昇圧トランスで、これも大橋社長特製とのこと。


レコードスタビライザーは荒川&炭山コレクションで13製品が集まり、計16パターンでの試聴を敢行。8/31放送(9/7リピート放送)です。

スタビライザーも、レコード全盛期から数多くの製品が世に送り出され、現在も大手家電量販店の店頭を覗くと、数十種類の製品が並んでおり、ショップオリジナル品やガレージメーカー製作品などを含めるとかなりの品目が存在します。スタビライザーの作用・効用については本日発売の月刊ステレオ2015年9月号の「オーディオ実験工房」連載ページに掲載されていますので、ぜひお読みください!





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