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2013年11月1日金曜日

ヘッドホン祭りのオヤイデ電気ブースの模様

みなさんご来場ありがとうございます!もう先週のことになってしまいましたが、10/26-27に開催されたヘッドホン祭りのオヤイデ電気ブースの模様をお伝えします!場所は外苑前のスタジアムプレイス青山。同会場での開催は、これで7回目だったか。来場者は2日間で約5000人。前回と同じです。今回は2日間開催だったのですが、バーゲンセール初日である1日目に来場者は集中。台風27号を意に介する事無く、早朝から行列をなす来場者の列に、いつもながら驚かされました。2日目は晴れだったのですが、初日に比して来場者は少なめで、みなさんゆったり観覧されていました。

 オヤイデ電気ブースで特売されたHPC-MX先行モニター品。ヘッドホン祭り限定カラーのイエローとブルーです。

HPC-MXは現行のHPC-SEの後継機にあたるリケーブルで、シュアーSEイヤホン等のMMCX着脱式イヤホンに使用できるリケーブルです。

HPC-SEでは汎用MMCXを使用していたところ、HPC-MXでは新開発のMMCXを搭載し、イヤホンとの嵌合性を高めました。その他の部分は基本的に同じですが、このヘッドホン祭り限定モデルではミニプラグに、従来の銀ロジストレートプラグ(P-3.5SR)では無く、L型モールド品を用いて、コストダウンを図るとともに、 スマートフォン等への直止しに便利なようにしております。なお、この先行モニター品は、年末にオヤイデ電気秋葉原店ほか一部ヘッドホン専門店でも限定販売を予定しています。

こちらはみじんこシグネチュアのミニミニケーブルや、私のイヤホンリケーブル関連の試作品などの放出品。特殊なものが多いです。あっという間に初日で完売してしまいました。

 オヤイデが輸入販売する中国はゼフォンZephoneのイヤホンリケーブルの新作。レッドコンドルという赤いのがMMCX型。青いのがブルーシーガルで、MMCX型と10Pro用とウエストン用の3種類が用意されています。シルバーシーガルという右端のリケーブルは、エティモティックリサーチ社のER-4S/ER-4P用。

今回は正式発売前のお披露目および希望者への先行販売でしたが、11月には正式に発売となります。なお、ゼフォン製品は手作りの少量生産品なので、大規模な流通経路に乗せられず、取扱店限定品となります。取扱店はオヤイデ電気直営店、オヤイデオンラインショップ、フジヤエービック、イーイヤホン、ダイナミックオーディオなどです。

 こちらは中国はFiiO社の製品群。オヤイデ電気が国内総代理店となっています。

FiiOのハイレゾプレーヤーX3の展示。3万円でハイレゾ再生が楽しめるポータブルプレーヤーとして今夏から発売開始しています。

FiiOのポータブルヘッドホンアンプE12、E07K、E17。こちらも手頃な価格で人気のポタアンです。

みなさんこんな感じで試聴されていました。我々スタッフも来場者の対応におおわらわ。皆さん本当にオーディオに熱心で、皆さん愛機を持参されていました。半年に一回の再会で、お客さんスタッフともに盛り上がっておりました。さすがに2日目の最後の方は、話し疲れて私は廃人になっておりましたが。

X3のDAC機能のデモンストレーション。

 フォームウェアのアップデートを行えば、このようにパソコンの外付けDACとして使用出来ます。パソコンとはUSBケーブルで接続します。USBケーブルはX3付属のUSB-A to MicroUSBを使います。

 ソニーブースで見かけた新型イヤホンXBA-H3。このようにMMCX着脱式となっています。MMCXはイヤホン本体の奥まったところで嵌合するようになっており、一般のMMCX型イヤホンとは違い、回転自在ではありません。

そうそう、オヤイデブースに来場された方がオヤイデのHPC-MXを嵌めてみられましたら・・・

なんとぴったりハマりました。このようにイヤホンとは若干の段差が生じてしまうのですが、あまり気になりません。なお、ソニー自体はサードパーティー製のリケーブルの使用を推奨していないそうですが、その辺はもうユーザー側の判断如何にかかっています。

純正っぽいハマり具合です!ちなみに現行のHPC-SEもハマります。

左がHPC-MXのMMCXで、右がXBA-H3のMMCX。両者ともパイプに十字状のスリットがあり、 パイプ端部に盛り上がりがあるのがお分かりでしょうか?予想はしていたのですが、おそらくソニーもオヤイデも、MMCXの製造を実際に委託しているプラグメーカーは同一と思われます。これが今後のオーディオ用MMCXプラグの標準仕様となれば、MMCXの信頼性は飛躍的に高まる事でしょう。


今回、ヘッドホン祭り全体では特に大目玉になるような製品発表は無かったのですが、個人的に幾つか気になったものをご紹介。

こちらヨシノトレーディングブースにあった、EAR社のフォノイコライザー834Pのボリューム付きバージョン。アナログプレーヤーとの接続でレコード盤のヘッドホン試聴を実践していました。

レコードは近年飛躍的にその販売量が増えているという資料。たしかに最近、名盤の重量盤リマスター復刻が相次いでいますからな。

バランス式ヘッドホンアンプの展示が多かったのも今回の祭りの特徴。これはAgara社のバランス式ヘッドホンアンプAGH-01GX。百万超えの高級アンプです。キャノン3極2個出し仕様です。


オーロラサウンドのフォノイコライザーVIDAと、バランス式ヘッドホンアンプの展示。このヘッドホンアンプは試作品で、バランス出力が4極キャノン仕様ですが、製品版では3極2個出し仕様にするかもしれないとのこと。 ゼンハイザーが11月に発売するバランス式ヘッドホンアンプは4極キャノン仕様なので、さてどちらがバランス式の本流となるのか、今後の盛衰を見守りたいところです。

 こちらはシングルエンドタイプのヘッドホンアンプですが、オーストラリアのバーソンオーディオ社のSoloist(ソリスト)です。最近、個人的に気に入って購入したヘッドホンアンプです。日本へ輸入されているモデルは、固定抵抗を使ったボリューム搭載モデルです。これは音量の可変時にノイズが出るという欠点があるものの、音質優先で製作されているので、輸入元のメースではこの固定抵抗モデルを輸入しているそうです。他にメーカーではアルプスのブラシ抵抗を用いたモデルも製造しているそうなのですが、日本には輸入していないそうです。

 Bispaのバランス式ポータブルヘッドホンアンプ。5極タイプです。ポタアンのバランス出力も多様な着脱機構が乱立しつつあり、統一化が望まれますが、たぶん統一される事はないでしょう。

こちらはラトックシステムのバランス式ポタアン試作機。AK100の販売元であるアユート(旧マウスコンピューター)で販売予定とのこと。ケーブルはオヤイデのHPC-SEのバランス仕様で、私が製作した特別モデルです。 2.5マイクロプラグを2本使用してバランス出力を行います。

このラトックのポタアン、TOSリンクと同軸RCA入力が備えられています。 その他、ラトックでは若干仕様を変えたポタアンも製品化予定のようですが、その辺はおいおいと言う事で。

大人気AK100のスタンドが登場!これでたしか1万円近いんだったか。樹脂製ですが、ずっしりと重いです。スタンドにはマイクロUSBジャックがあり、AK100をブッさすことができるようになっています。

ニューオプトのバランス式ヘッドホンアンプ。これも3極キャノン2個仕様です。

新興メーカーYAXIのイヤーパッド。HD25専用モデルが充実しています。かなりマニアックなアクセサリーながら、自分仕様のHD25に仕立てられる貴重なアイテムですね。

ところでヘッドホンと言えば、個人的には着脱式ヘッドホンに関心がいくわけで・・・ 

あれも ・・・ 

これも・・・ 

それも・・・ 

どれも・・・ 

ありと・・・ 

あらゆるヘッドホンが・・・ 

お前も外れるのか・・・ 
このプラグ最近店で売り始めたやつに良く似てるなぁ。

・・・ 多すぎてまとめきれなくなってきた。なお、下4点の写真は音展でのものです。

というわけで、断片的ですが、秋のヘッドホン祭り2013の様子でした。次回のヘッドホン祭りはひょっとすると本拠地 中野に舞い戻る事になるかもしれません。

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