先週10/17-20に開催されたオーディオホームシアター展2013(通称:音展)。オヤイデ電気ブースでは、オヤイデ電気ブランドのピュアオーディオ製品始め、試聴システムによる音出し、および最終日にはオーディオ評論家の福田雅光先生交えての座談会を実施。その模様をレポートします。
こちら試聴システム。ケーブルの交換がしやすいようコンポは平置きにしてあります。
スピーカーはフォステクスのG1300。スピーカーケーブルはバイワイヤ接続で、低域側にオヤイデのOR-800A、高域に参考出品の5N純銀平角線スピーカーケーブルを接続。
電源には、電源タップにOCB-1SX、アンプ側の電源ケーブルにTUNAMI GPX-R、CDにBlackMamba-Σをあてがっています。壁コンは2極だったので、OCB-1SXのアースピンを引き抜いて2極仕様にし、壁コンセントに差し込んでいます。空きコンセント口には電磁波吸収コンセントキャップMWA-ECを差し込んで、電磁波対策を行っています。これ、簡単なアクセサリーですが、けっこう効果あります。
ヘーゲルのプリメインアンプH-100に、同じくヘーゲルのCDプレーヤーCDP4A。北欧のオーディオ機器らしいスタイリッシュなコンポです。
この木箱はスウェーデンのオーディオアクセサリーメーカー「エントレック」のグランドボックス(仮想アース装置)。左はTellus(テルス)、右はSilver Tellus(シルバーテルス)。 中身は銅、銀、金、真鍮、亜鉛などの金属と、その他ミネラル類が封入されているらしく、詳細は不明ですが、これらの素材を積層構造にしているようです。外部にはネジ一つ見当たらず、木の板が接着剤で強固に固定されており、ばらそうと思っても無理。分解を諦めました。どうしても中身を見たい場合には、のこぎりで切断するしかなさそうです。
裏面はスピーカーターミナルのようなターミナルが設けられています。テルスには3つ、シルバーテルスには4つあります。ちなみに、「テルス」とはラテン語で「大地」という 意味らしいです。テルスは予価10万円代中半、シルバーテルスは予価30万円程度になりそうです。オヤイデ電気が輸入元となり、発売は来春の予定です。これも最終日の座談会で試聴しました。
参考出品の5N純銀平角線スピーカーケーブル 。プラスマイナスに各1本づつ使用するため、ケーブルがターミナルににょきにょきと複数差し込まれています。ちなみにこの5N純銀平角線スピーカーケーブルは、来春発売予定で、おおよそ10万円クラスになりそうです。導体は幅10mm、厚み0.2mmの5N純銀で、導体断面積は2sq。これにウレタン皮膜を被せ、さらにPETメッシュチューブを被せて仕上げています。ただい端末のYラグを純銀で開発中で、これが出来次第、製品化の予定です。今回はとりあえずオヤイデのSPSLをネジ止め固定しています。
OR800Aは低域の量感溢れるゆったりサウンド、銀線は高域の繊細感が優美なきらびやかサウンドで、それぞれの持ち味をバイワイヤ接続で振り分ける事で、シングルワイヤに比してスピーカーの性能をより引き立たせるようになりました。
ブースに入って右手にはオヤイデの電源アクセサリーやスピーカーケーブルの現行ラインナップが全て展示されています。
TUNAMI GPX-RやBlackMamba-アルファ、L/i50EXsなどをはじめ、ずらりと並んだオヤイデの電源ケーブル類。
こちらはオヤイデの電源タップOCB-1シリーズ。手前の青いコンセントのがOCB-1EXs、黄色がOCB-1DXs、黒がOCB-1SX、白がOCB-1ST。電源ケーブルが直出しなので、電源ケーブルを別途購入する必要がなく、音質も確固たるものがあります。使い勝手に優れ、買って満足のいく電源タップとして、 どれもロングセラーの人気商品です。
OCB-1シリーズの人気の秘密は、オプションの多さにもあります。黒い石の板は、黒御影石とブチルゴムからなるOCB-1専用ボードOCB-BS。ステンレス製OCB-1専用スパイクOSP-SS、真鍮製スパイクOSP-SCも人気です。
銀色に光り輝く電源タップは、手前から4個口真鍮クロムメッキMTB-4、6個口のMTB-6、ステンレス筐体のMTS-6。これらもロングセラー商品ですね。
スピーカーケーブルは端末加工済みのTUNAMI II SP-BとOR800Bを展示。ペア5万円クラスのケーブルですが、これらも安定した人気を誇ります。TUNAMI II SP-Bは5.5スケアPCOCC-A導体で、適度な熱気とワイドレンジ、高解像度系の迫力サウンド。OR800Bは8スケアOFCのリッツ線で、繊細かつ芳醇な香気漂うゆったりサウンド。どちらも魅力です。
オヤイデ電気と言えば、自作派用電源アクセサリーを豊富に揃えている事でも知られています。電源プラグ/IECコネクターのPCシリーズをはじめ、ハイエンド電源プラグ/IECコネクターのM1/F1、壁コンセントベースプレートのWPCシリーズ、壁コンセントのSWOシリーズ、ハイエンド壁コンセントのR0/R1、IECインレットの174R/PowerInletR、ケーブルロックシステム4781-LS/PC-LS、壁コンセントクリーナー「クリーニングスティックEC」などが一堂に会しました。
ブースの左翼にはオヤイデのラインケーブルやアナログアクセサリー、プラグ類、インシュレーターを展示しました。
これは10/19に発売となった音楽之友社刊「自作でオーディオアクセサリーPART2」。オヤイデ電気がこの本のためにオリジナル設計したPCOCC-A導体ケーブルと、同じくオヤイデ電気の設計によるネジ止め式コレットチャックRCAプラグをセット。無ハンダで組み立てられるRCAケーブルキット本として、ただいま全国の書店で発売中です。3,885円で1mペアの高音質RCAケーブルが手に入ります。オヤイデならではのパフォーマンスが光る自信の一作です。 この本がきっかけで、ケーブルで音が変わるという事実を、より多くの人に知ってもらいたいと思っています。
オヤイデのRCAケーブルとXLRケーブル類。右からPA-02TR/TX、ACROSS750RR/900XX、TUNAMI TERZO RR/XX、AZ910/AR910。PA-02TR/TXはエントリークラスながら溌剌としたハイスピードサウンドが魅力。ACROSS750RR/900XXはニュートラルで適度な躍動感が魅力のリファレンスサウンドで、迷ったらこれを買っておけば間違い無し。TUNAMI TERZO RR/XXは重厚な低音と、熱気もりもりの中域、芯の強い高域、ジャズやロックを体全身で浴びたい人に最適なケーブルです。AZ910/AR910は銀線(5Nピュアシルバー )ならではの粒立ちの細かさと音像の鮮明さ、広大に広がる音場感が素晴らしい、ハイエンドシステム向き、オヤイデ渾身のハイエンドケーブルです。
こちらはオヤイデ電気のデジタルケーブル。RCA同軸デジタルのDR510。BNCケーブルのBD510。USBケーブルのContinental5S。いずれも5Nピュアシルバーを信号導体に用いた、人気のデジタルケーブルです。
オヤイデのアナログアクセサリー群。青いケーブルはフォノケーブルのPA-2075シリーズ。アルミ製ターンテーブルシートのMJ-12、ブチルゴム製BR-12/BR-ONE、レコードスタビライザーのSTB-MS/STB-HW、カートリッジスペーサーのMCS-CF、シェルリード線HSR-CU/HSR-AG、ヘッドシェルHS-CF/HS-TF。
オヤイデの信号プラグ類。XLRプラグのFocus1。RCAプラグのSLSC/Genesis、YラグのSPYT/GYT/SPSL、バナナプラグのSRBN、テレビ用FプラグのFPS-9、ファストン端子のFTL-G/FTL-SR/FTL-PP。
オヤイデのインシュレーターINS-BS/INS-CF/INS-BD/INS-SQ/INS-SP/INS-US。
オヤイデの電磁波吸収材、MWA-010T/MWA-030S/MWA-030M/MWA-030L/MWA-EC/MWA-RC。オヤイデの無縁銀半だSS-47 50g/100g/500g/1000g。ふー、オヤイデのオーディオアクセサリー数が多すぎだ。
オヤイデブースには連日多くの人がご来場されました。公称では音展全体で3日間合計17000人弱の来場者だったそうです。
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