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2012年11月17日土曜日

MTB-4の内部構造はこんな感じ!

オヤイデ電気の電源タップMTB-4をばらす機会があったので、写真を撮ってみましたよ。HOT/COLD配線は、インレットから各々のコンセントに独立配線。この内部配線には極太のφ2.0純銀単線を用いています。一方、白い被覆を被ったグランド線は、3.5スケアのOFC撚り線を用いて直列配線しています。インレットの174RRは、174Rのロジウムメッキを厚くしたもので非売品です。MTB-4/MTB-6/MTS-6の部材としてのみ使用されているインレットです。

そうそう、ガンメタリックに見えるものは、オヤイデ電気の電磁波吸収テープMWA-010Tです。これをインレットとコンセントに貼り付けて、接点部分で生ずるノイズ成分を吸収消滅しています。MT-UBなどを使って自作するときの参考にして下さいね。

MTB-4はご覧の通り、シンプルな構造ながら、個々のパーツにグレードの高いものを使用し、  電磁波吸収材を適用するなど、要所要所に音質向上のチューニングを施しています。それとやはりこの電源タップのシャーシが音質に多大に効いていると思います。2ミリ厚真鍮を板金折り曲げ加工し、クロームメッキを施していて、これだけ大きなものに均一なメッキを掛けると言うのは、実は非常に難しく、MTB-4のパーツの中でも、最もコストの掛かっている部品、それがシャーシなのです。そんなことから、MTB-4のシャーシの単売品であるMT-UBは、それほど儲けがない商品で、その分、お買い得な商品とも言えますね。



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