いつかは書かねばならぬと思っていたのだが、延び延びになっていた、秋葉原ラジオ会館の建て替えについて。
隣接していたミツウロコビル建て替えに続き、秋葉原の電気街口の象徴とも言える秋葉原ラジオ会館が、老朽化のため、この度建て替えることに。1962年築のラジオ会館、だいぶ前から建て替えが決まっていたのだが、今春の東日本大震災でも建屋の壁が崩落したり、ひびが入ったりで、老朽化は明らかだった。
すでに2011.8月中旬時点で、すべてのテナントは秋葉原の各所に分散移転。見納めとなった8月中旬の大納涼祭を最後に旧ラジオ会館は完全閉鎖。現在は解体準備中で、今後、解体および新築工事が進められることになる。そして、3年後には同じ場所に新しいラジオ会館が出来上がる予定。そんなこんなで、いま秋葉原の景色は激変しつつあるのだ。
ラジオ会館建て替えの間、ラジオ会館のテナントは主に3か所に分散して仮店舗を構える事に。これがその案内図で、ラジオ会館の1階に張り出されている。これら３か所の仮店舗に入居できるテナントは、建て替え後の新ラジオ会館に再入居することが条件になっているのだそう。
ラジオ会館の並びに出来た仮店舗のラジオ会館1号館。
晴れた日に撮影したラジオ会館一号館。
夜に撮影したラジオ会館１号館。大窓でビルの中が透けて見えるので、とても目立つ。
ラジオ会館１号館に移転したテナント。海洋堂、イエローサブマリンをはじめとして、旧ラジオ会館の2・４・5階に入居していたテナントが占めている。中古オーディオ店の清進商会、カーオーディオのインパルスもラジオ会館１号館に。
一方、ラジオ会館１/2/6階に入居していたPA機器、スタジオ用機材、楽器ケーブルの専門店のトモカは、むかし石丸電気のジャズ・クラシック館だったビルに移転。
こちらがそのビル。
このトモカの仮店舗はラジオ会館２号館とされている。
１階はなにもないがらんどうの状態で、もったいない。この１階でなにかしらかイベントができそうな。
ラジオ会館２号館の各階のテナント。
これはトモカ仮店舗3階の一角。
トモカは、自社製・他社製問わず、ケーブルの端末プラグの豊富さがウリのひとつでしたが、このように仮店舗でもその品揃えは健在。
ラジオ会館3号館は、旧ラジオ会館の総武線を挟んで反対側に建てられた。
ラジオ会館3号館は、旧ラジオ会館の6階に入居していたボークスが占有。このビルは新築で、3階建て。ホビー天国の名のとおり、フィギュア、プラモデル、ドール関係が目白押し。
ボークスの新店舗1階は、フィギュア関係やレンタルボックスのフロア。
2階は飛行機、艦船、AFVなどのスケールモデル、それにガンプラ、FFSなどロボットものの模型フロア。わたしもプラモデル大好きで、いまは積んどくモデラーなんだけど、ボークスには常々お世話になっている。
以前の旧ラジオ会館のときには、6階まで登らないといけなかったのが、この仮店舗では2階にあるのでとても通いやすくなった。
2階には工具類も豊富です。模型関係の工具の取り扱いでは、秋葉原随一の品揃え。
発売がアナウンスされていた昨年末から、待ちに待ったエアフィックスの1/72バリアント。いざ発売されると、箱のでかさから買うのをためらっている。マッハ2のバリアントもすでに持ってるしなぁ。我が家はすでにオーディオ機器とプラモデルと雑貨で、飽和状態なのだ。いかん、このままではいかん。
こちらボークス仮店舗の3階。ドール系フロアになっている。
ドール関係は、男女問わず、いま最もホットなジャンルですからねぇ。
ところで、旧ラジオ会館の３階に入居していたK-BOOKSは、長らく閉鎖していた旧ラオックス・ザ・コンピューター館へ移転。
フロア面積もどかんと倍増、以前にも増して賑わっている。
K-BOOKSも、まぁいろいろと長年馴染みのある店なので、規模拡大は大いに歓迎。
このK-BOOKSが移転した旧ラオックスのビルは現在、アキバカルチャーズゾーンと名を改め、アキバヲタク文化の発信基地として、整備が進められている。
K-BOOKの移転したアキバカルチャーズゾーンの並びに、コトブキヤも移転した。コトブキヤは有名なフィギュア、模型、デュエルカード関係のお店で、秋葉原では旧ラジオ会館の1階に居を構えていた。これは移転後に再オープンしてまもない頃の様子で、かなりの賑わい。
このビルは以前ブログでも取り上げたことのある、ジーンズメイトアキバあそび館、その前はラオックスアソビットシティ、さらにその前はラオックスマック館が入居していたビル。
これはつい先日、9/8の様子。オープン当初と同様の賑わいでほっとする。ジーンズメイトアキバあそび館の二の舞にならないことを祈る。
そんなこんなで激変の秋葉原。続きはまた今度！
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