2017年10月10日火曜日

ヘッドシェルリードワイヤーHSR-102とフォノケーブルPH-01RRが10/13に全国一斉発売!

いよいよ10/13に発売が決まったオヤイデ電気の新型ヘッドシェルリードワイヤーHSR−102!HSR-102は102SSC導体を採用し、音質面をリニューアル!さらに、ワイヤーの取り付けを楽にするため、ケーブルに柔軟性をもたせました。

HSR-102の前身モデルは、PCOCC-A導体とフッ素樹脂絶縁を採用したHSR-CU。定価1,800円の実売2,000円を切る価格で人気を博しましたが、今回のHSR-102は200円アップの2,000円になったものの、実売は1,000円台と、相変わらずリーズナブルプライスを維持しています。


こんな感じで狭い空間でも余裕の曲げ特性を誇ります!取り付けはギザ無しのラジオペンチを使うと傷が付かずにうまく取付けられます。ワイヤー部分がとても柔らかいので、このようにぐにゃっと曲げても大丈夫。取付けやすさはリードワイヤーの中でもぴか一です。
絶縁材には、超柔軟性特殊樹脂という新素材を用いています。この素材に行き着くのには、幾多の試行錯誤がありましたが、ようやく理想的な絶縁材に巡り会えたので、良いリードワイヤーに仕上がったと思います。なお、導体断面積は0.3スケアで、20/3/0.08ロープ撚り、リン青銅の金メッキシェルチップというところは、前モデルのHSR-CUと同じです。

HSR-102はこの超柔軟性特殊樹脂を用いた事で劇的に柔らかいですが、それでいて音がふやけてないのは、102SSCの鮮度の高さが利いているのだと思います。前身モデルに比べて、より自然で癖の無い、より解像度が上がった印象。レンジの広さを感じさせつつも、刺々しさのない、とても聞きやすいリファレンス的な音質傾向です。2,000円を切る価格のオーディオ向けヘッドシェルリードワイヤーは、この製品の他には、オーディオテクニカのAT6101くらいしかありません。手頃な価格でリードワイヤーをリフレッシュしたい人に、ぜひ使っていただきたいです。ヘッドシェルリードワイヤーの決定版、大ヒット間違い無しのHSR-102は、全国のオーディオ店、家電量販店、オヤイデ電気秋葉原店、オヤイデ電気オンラインショップなどで10/13より発売開始です!




さて、もうひとつ10/13発売のアナログ製品が、オヤイデ電気の新型フォノケーブルPH-01RRです!これはご覧の通り、RCAケーブル方式を採用し、アースケーブルが独立型となっております。昨今のレコードプレーヤーは旧来の5pinDINタイプではなく、RCA着脱式が増えており、これに対応するためにRCA着脱型にターゲットを絞っております。さらに、国内外で広く普及しているオーディオテクニカのVMカートリッジ、オルトフォンのM2シリーズに合わせた、低静電容量型フォノケーブルです。VMカートリッジはオーディオテクニカ独自の高出力型カートリッジの方式で、MMカートリッジと同じ扱い方です。
ターゲットを絞り込んだフォノケーブル故、これは私が企画立案したということで「オーディオみじんこシグネチュアモデル」となっております。数量限定というわけではありませんので、ご安心を。 このフォノケーブルは昨年から準備を進めていたのですが、パーツの選定や設計を試行錯誤し、ようやく花開く事ができました。初お披露目は今年のアナログオーディオフェアでした。





ケーブルは同軸構造を採用し、静電容量を前述のカートリッジに最適化するよう、絶縁材の種類や厚みを調整して、RCAケーブルの状態で160ピコファラッドになっております。レコードプレーヤー付属フォノケーブルは案外カートリッジとの相性を考えられずに、付属されていることが多いです。


写真はTEACのTN-570へのPH-01RRの接続例で、このレコードプレーヤーに付属のオーディオテクニカ製VMカートリッジAT-100E(推奨静電容量100〜200ピコファラッド)との相性も抜群です。TN-570ユーザー、TN-350ユーザーのために作られたと言っても過言ではないフォノケーブル、それがPH-01RRです。

私が調べた限りでは、VMカートリッジや2MカートリッジなどのTEAC製、ProJect製レコードプレーヤーによく付属されている付属カートリッジには、付属フォノケーブルは静電容量が大きすぎ(300ピコファラッド超え)、せっかくカートリッジがピックアップした信号も、フォノケーブルを通過する段階で10kHzあたりから高域が減衰し、本来のカートリッジの再生帯域が得られなくなっています。レンジが狭く、音場感がイマイチだなぁと感じておられたら、一度このPH-01RRに交換してみてください。定価は11,000円ですが、実売は1万円を切る価格なので、数あるフォノケーブルの中でもお求めやすさダントツだと思います。渋すぎるブラウンのシースカラーは、どんなレコードプレーヤーにもマッチすると思います。



こちらはオーディオテクニカのレコードプレーヤーAT-LP5への接続例。付属VMカートリッジAT95EXの適正静電容量にもPH-01RRはぴったり適合します。

RCAケーブルとアースケーブルを独立型にしたので、配線もやりやすいですし、アースケーブル、RCAケーブルそれぞれ単独でも使用可能です。アースケーブルの開発においては、エントレックの仮想アース装置で得た経験が反映されています。Yラグの寸法から線材の選定、端末処理方法まで、過去3年にわたりアースケーブルとつきあってきた経験が、このPH-01RRのアースケーブルにも活かされています。エントレック用にオヤイデ電気が発売している3398Eシリーズのアースケーブルと、ケーブル部分は同じ3398-16を使用しています。Yラグはフォノイコライザーおよびレコードプレーヤーのアースターミナルに適合する内幅5mmタイプです。

ケーブルはオヤイデ電気秋葉原店のみですが、切売り販売できるようにしたいと考えています。

PH−01RRは全国のオーディオ店、家電量販店、オヤイデ電気秋葉原店、オヤイデ電気オンラインショップなどで10/13より発売開始です!

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