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2012年11月30日金曜日

DIME増刊号BEST EARPHONES&HEADPHONESは買いでっせ!

 小学館のDIME増刊号「BEST EARPHONES&HEADPHONES」(ベストイヤホンコンポリートガイド)は、ずばり買いでっせ!
 ヘッドホン好きにはたまらない内容となっているばかりではなく、ヘッドホン、イヤホンをこれから買おうとしている人にとっても、読んでいてわくわくする内容となっています。とにかく誌面が綺麗で分かりやすく、文章も小難しい感じではなくて読みやすいです。

 まず冒頭はイヤホン特集です。機能別、目的別に紹介されています。このページでは「あえてダイナミック型ドライバーにこだわるモニター系」というカテゴリーで、ダイナミック型の代表格であるゼンハイザーのIE80を筆頭に、そのライバル機を紹介しています。

「イヤーモニターから生まれたセミプロフェッショナルイヤホン」というページでは、バランスドアーマチュア型で人気を博しているシュアーSE535LTDを筆頭に、その系譜が紹介されています。

「定番といえばコレ!ベストセラーのカナル型イヤホン」のページでは、バランスドーアーマチュア型の大ヒット作であるアルティメットイヤーズのFi10を皮切りに、そのライバル機たちを紹介。

「デザインxヘアスタイルで選ぶ、視線くぎ付けヘッドホン」では、デザイン性に優れたヘッドホンを24機種取り上げ、モデルさんを起用して、ヘッドホンの魅力に迫っています。ヘッドホンも、もはやファッションアイテムの一部ですからね。一般の人にとっては、音質よりもむしろ、デザイン性のほうが気になるでしょうから、この特集も的を得ていますね。

 今秋行われた「秋のヘッドホン祭り」や「ポタフェス」も取り上げ、来場者のヘッドホン・イヤホンへの想いやこだわりが紹介されています。

雑誌の中半では、オーソドックスに各メーカーの最新モデルや主要モデルが簡潔に分かりやすく紹介されています。 執筆者のお一人は、(野村)とありますので、野村ケンジさんのようですが、この雑誌の面白いところは、評論家があくまで黒子に徹していること。

 途中には、このような「ヘッドホン・イヤホンの基本用語辞典」も盛り込まれていて、それも過度になり過ぎていないところがいいですね。興味のある人には、この手の用語は気になるでしょうが、興味の無い人にとっては読み飛ばす部分でしょうから。

 それよりなにより感心したのは、「世界の主要イヤホン&ヘッドホンブランド」の特集ページ。世界地図を記して、各メーカーの経歴やコンセプトを分かりやすく解説しています。意外とあるようで無かったブランドのまとめ記事で、私自身とても勉強になるページでした。

 今日に至るヘッドホンブームの火付け役とも言える、モンスター社の動向についても分かりやすく紹介されています。

「人気ショップのカリスマ店員が選ぶ、この1本」では、日本のヘッドホン市場に絶大なる影響を与えている、中野のオーディオショップ「フジヤエービック」の方々がご登場。自前のヘッドホンを紹介されています。

 さらに、日本最大級のヘッドホン・イヤホン専門ショップ「eイヤホン」の店員さんたちもクローズアップ。愛用のイヤホン・ヘッドホンについて語っておられます。

その他に、ソニーの新型ノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-1RNC」を皮切りに、ノイズキャンセリングモデルの特集が組まれています。

 こちらはノイズキャンセリングヘッドホン・イヤホンの特集ページの一部。


 「あなたはもうポタアン体験しましたか?」と題して、昨今認知度の高まってきたポータブルヘッドホンアンプの特集ページも組まれています。ソニー初のポタアンPHA-1を代表として、ポタアンの役割や導入メリットについて解説しています。いままでポタアンを知らなかった人にとっても、ポタアンに関心を抱く内容になっていますね。


こちらはポタアンの主要機種を紹介しています。

さらに次のページでは、「ヘッドホンアクセサリーの奥深~い世界」と題して、イヤーチップの紹介や、ヘッドホン交換ケーブルの特集も組まれています。ここでやっと我らがオヤイデ電気の製品が登場します。 紹介されているのは、オヤイデ電気が11/20に発売したゼンハイザーHD-25 1-2用ヘッドホンケーブルHPC-HD25、ゼンハイザーHD598やウルトラゾーンSignatureProなどに使用可能なHPC-HD598、シュアーのSRH840などに使用可能なHPC-SRHです。左ページではカスタムイヤー(カスタムIEM)についても、分かりやすく解説しています。

巻末には、「価格別イヤホンカタログ59機種」「価格別ヘッドホンカタログ49機種」と題して、各メーカーの現行機種が掲載されています。

そんなかんなで、書店に行って、DIME増刊「BEST EARPHONES&HEADPHONES」をゲットしてください!ヘッドホン、イヤホンの魅力を再認識すること間違いなしです。780円とお値段もお手頃です。

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