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2010年12月20日月曜日
ハイエンドRCAケーブル AZ-910 発売されます!
オヤイデ電気の最新にして最高峰RCAケーブル“AZ-910”が発売されます!12/25に発売開始です。全国のオーディオ店・家電量販店またはオヤイデ電気直営店やオンラインショップでお求めいただけます。
AZ-910は、すでに季刊オーディオアクセサリー139号(233ページと288ページ)やオヤイデ総合カタログRev.7(18ページ目)に掲載されています。12月中旬発売予定と告知していたのですが、大変長らくお待たせしました。
詳細はAZ910の紹介ページやリリースノートをご覧いただきたいのですが、何と言っても5N純銀導体2芯シールド(FTVS-910)採用がウリです!RCAプラグは、昨年末発売のコ レットチャック式GENESISをベースに、AZ-910専用にセンターピンをリン青銅から5N純銀製に変更したスペシャルRCAプラグとなっています。
音質傾向は、「純銀ケーブルの音」+αを感じさせるもので、これはもう私の大好きな音で、ハイエンドオーディオの快楽を味わえるケーブルです!高域の繊細 さと音抜けの良さ、粒立ちの細かさはオヤイデ電気RCAケーブルの中でダントツ!ハイスピードでありながら情報量も特に多く、スピーカーの前後左右にびっしりと音が敷き詰められて満たされるような感 じです。温度感はクールでもあり、ホットな一面もあり、一概には決めつけられないのですが、高解像度の極みを感じるので、どちらかというとピシッとクール な印象が強いです。
銀線は下手をするとドンシャリでスカキンの耳障りな音になることもあるのですが、AZ-910は厳選された高純度バージンシルバーを念入りに線引きしてい るので、そのような癖は極力排除されており、銀線嫌いの人にも訴求できる音色です。ボーカルやバイオリンのリアルな質感は特筆もので、たまに評論で見聞き する「口や弦の動きが見えるようだ」というのがそのまま当てはまります。
季刊オーディオアクセサリー139号に掲載された福田雅光先生の評価記事を抜粋すると「滑らかで透明度の高い明るいサウンドが特色で、中間帯域を快活なレスポンスで表現。高S/N比 で、写実性よりもクオリティの高い芸術性を重視した特色になるだろう。良好な解像度、低域の締まりを備え、コントラストをしっかりと表現する。力強さやダ イナミック感、ダンピングに優れ、質の高い音質である。精度の高い中高域、そして色彩感の豊かな音色が魅力だ。スピードのある立ち上がり、抜け切りの良さ も素晴らしい。明るくピュアな音質である。銀導体は厳密に24時間程度経過した状態を試聴する必要があるが、さらに洗練された純度の高い音質が期待でき る。」
AZ-910はφ1.0銀単線導体を有する2芯シールドケーブルなのですが、シールドは両端ともマイナス側と接続されておらず、すなわちシールドはフロートされています。プラス線、マイナス線ともにφ1.0銀単線のみを通過するわけです。
AZ-910はオヤイデRCAケーブルの中では高額ですが、他社の銀線ケーブルよりは安く、質的にも同等以上のクオリティだと思います。やはり銀線でないと得られない粒立ちや高域の切れ込みの鋭さというものがあり、私は個人的に銀線の音が好きです。なので、現在自宅では機器間の各所にFTVS-510+SLSCの自作ケーブルを使っているのですが、AZ-910に換えようかと思っています。
今回発売になるAZ-910は、昨年発売されたAR-910のアンバランスケーブルバージョンとも言え、システムの都合上、バランスケーブルが必要なハイエンドユーザーはAR-910を、アンバランスケーブル(RCAケーブル)が必要な方はAZ-910を選択されると良いでしょう。
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