2017年6月30日金曜日

SCR-SとSCR-L カートリッジ取付けネジついに正式発表!7/7全国発売開始!

ついに正式発表になりました!オヤイデ電気のレコードカートリッジ取付ネジ!短いネジが3種類セットされたSCR-Sと、長いネジが3種類セットされたSCR-Lです。

カートリッジねじ、アナログブームの昨今にあって、意外と見過ごされがちで、市場での商品数も数少ない、しかし音質に非常に大きな影響を与えるアナログアクセサリーです。ご覧の通り、ネジに加えて、ナットとワッシャーもセットになっています!真鍮製の金メッキネジに、同じく真鍮金メッキされたナット、そしてカーボングラファイトナイロンワッシャーがセットになっています!



SCR-SとSCR-Lの初公開は6/10−11のアナログオーディオフェアのとき。オヤイデのアナログアクセサリーが一堂に会する中、SCR-SとSCR-Lを参考出品しました。


SCR-SとSCR-Lはこのようなパッケージに入ってます!SCR-SとSCR-Lの違いはネジの長さです。




6/8/10mm のネジが付属しているのがSCR-S。短めのネジがマッチするカートリッジにはSCR-Sをどうぞ。
12/14/17mm のネジが付属しているのがSCR-L。こちらはDENONのDL103やSHURE V15 type3など、長いネジが必要なカートリッジに向いています。

従来のカートリッジネジは、短いものから長いものまで、必要な長さ以外のネジもたくさんパッケージされていて、大部分のネジは使わずに無駄になっていましたが、SCR-SとSCR-Lでは、ご自身の必要な長さのネジをセレクトできるので、無駄が少ないです。

SHURE M97xEに、SCR-Sの8mmネジを取付けた状態。こちらの写真に写っているヘッドシェルの厚みは4mm。M97xEは世界的に普及している定番MMカートリッジで、形状的にはSHURE V15シリーズの最終モデルV15VxMRと同じ。この組み合わせの場合、6mmネジでも取り付けは可能ですが、少し余裕をみて8mmで取付けています。この写真ではネジをヘッドシェル側から挿していますが、カートリッジ側からネジを通しても構いません。
これはDENONのDL103にSCR-Lの14mmネジを取付けた状態。こちらの写真に写っているヘッドシェルも厚みは4mm。おそらく日本で一番多く普及しているDL103およびそのシリーズはSCR-Lを選ぶのがよろしいかと思います。

SCR-SとSCR-Lのどちらを選ぶかは、現在お使いのネジの首下長さ(ネジ頭を省いた長さ)を定規で測っていただき、その長さに合致したネジが同梱されているものをお求め下さいね。





SCR-SとSCR-Lには、ご覧の通り、美しい真鍮金メッキ製のナットが同梱されています。このナットにはローレットが外周に刻まれていて、ナットを指で押さえやすく、ネジの取付け、取り外し時にネジの空回りを防止でき、ネジの着脱作業がしやすくなっています。なお、写真の面の穴にはすり鉢状のテーパーが設けられていて、ネジを嵌めやすくなっています。
SCR-SとSCR-Lにはワッシャーもセットされていて、このワッシャーが効くんです!このワッシャーを使うと、ネジがしっかりと止まります。このワッシャー、ナイロン樹脂にカーボングラファイトの微粉末を練り込んで成形したカーボングラファイトナイロンワッシャーというもの。カーボングラファイトの特性によって摩擦係数が少ないという特徴と、ナイロンの適度な弾力が絶妙な締め付け感を実現するんです!ネジを締めていくと、スーッとスムーズにネジが回りつつ、ネジをキュッと締め上げることができるのです。この感触は使ってみないと分からないのよ。硬いのに柔らかい、柔らかいのに硬い、良く滑るのに、グッと食いつく!そんな相反する不思議な物性を有したワッシャーです。

このワッシャーがSCR-SとSCR-Lの音質向上効果に大きく寄与しています。普通の付属ネジからSCR-SとSCR-Lに交換してみて、このワッシャーも使ってセットしてみて下さい。カートリッジ取り付け時のがたつきが排除され、カートリッジとトーンアームが一体化され、カートリッジがレコード盤をトレースする能力が飛躍的に向上。レコードの音質が、あれ?こんなに変わるの!というくらい、音像がより明確に、躍動感が出てきますよ。


ま「ワッシャーなんて使わないよ」という方は、SCR-SとSCR-Lネジとナットだけ使っても良いのですが、せっかくですからこのワッシャーも使ってみて下さい。ワッシャーはヘッドシェル側でもカートリッジ側でも、どちらでも良いのですが、ワッシャーの直径は4.7mmあって、カートリッジのハウジングと干渉するようであれば、ヘッドシェル側に取付けるのが使いやすいでしょう。ただし、ネジ頭をはめ込むザグリのあるヘッドシェルの場合には、ワッシャーがあるとネジ頭をヘッドシェルにはめ込められませんので、必然的にカートリッジ側にワッシャーを使うことになります。また、ネジを貫通させないタイプのヘッドシェル(オーディオテクニカのAT-LHシリーズなど)に使う場合も同様に、カートリッジ側にワッシャーを使う事になりますね。


SCR-SとSCR-Lのさらなる使用例については、私の自宅のカートリッジに使った状態の写真でおいおいアップしていきたいと思います。それでは皆さんも7/7の発売日心待ちにして下さいね!


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