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2017年11月24日金曜日

皆様、今まで本当にありがとうございました!

みじんこブログをご愛読の皆様、いかがお過ごしでしょうか?
ずいぶんと寒くなってまいりましたね。

突然ではございますが、私みじんこ荒川は去る11/20をもってオヤイデ電気を退職いたしました。長きに渉り支えていただいた関係者様、並びにオヤイデファンの皆様に感謝申し上げます。皆様のおかげで在籍9年5ヶ月の間、私の人生にとってかけがえのない様々な経験を積む事ができました。

私は来る2018年1月、ものつくりの街2k540にオーディオ工房「オーディオみじんこ」をオープンします。

それでは、今後ともオヤイデ電気をよろしくお願いいたします。今まで本当にありがとうございました。簡単ながらご挨拶まで。

2017年10月10日火曜日

ヘッドシェルリードワイヤーHSR-102とフォノケーブルPH-01RRが10/13に全国一斉発売!

いよいよ10/13に発売が決まったオヤイデ電気の新型ヘッドシェルリードワイヤーHSR−102!HSR-102は102SSC導体を採用し、音質面をリニューアル!さらに、ワイヤーの取り付けを楽にするため、ケーブルに柔軟性をもたせました。

HSR-102の前身モデルは、PCOCC-A導体とフッ素樹脂絶縁を採用したHSR-CU。定価1,800円の実売2,000円を切る価格で人気を博しましたが、今回のHSR-102は200円アップの2,000円になったものの、実売は1,000円台と、相変わらずリーズナブルプライスを維持しています。


こんな感じで狭い空間でも余裕の曲げ特性を誇ります!取り付けはギザ無しのラジオペンチを使うと傷が付かずにうまく取付けられます。ワイヤー部分がとても柔らかいので、このようにぐにゃっと曲げても大丈夫。取付けやすさはリードワイヤーの中でもぴか一です。
絶縁材には、超柔軟性特殊樹脂という新素材を用いています。この素材に行き着くのには、幾多の試行錯誤がありましたが、ようやく理想的な絶縁材に巡り会えたので、良いリードワイヤーに仕上がったと思います。なお、導体断面積は0.3スケアで、20/3/0.08ロープ撚り、リン青銅の金メッキシェルチップというところは、前モデルのHSR-CUと同じです。

HSR-102はこの超柔軟性特殊樹脂を用いた事で劇的に柔らかいですが、それでいて音がふやけてないのは、102SSCの鮮度の高さが利いているのだと思います。前身モデルに比べて、より自然で癖の無い、より解像度が上がった印象。レンジの広さを感じさせつつも、刺々しさのない、とても聞きやすいリファレンス的な音質傾向です。2,000円を切る価格のオーディオ向けヘッドシェルリードワイヤーは、この製品の他には、オーディオテクニカのAT6101くらいしかありません。手頃な価格でリードワイヤーをリフレッシュしたい人に、ぜひ使っていただきたいです。ヘッドシェルリードワイヤーの決定版、大ヒット間違い無しのHSR-102は、全国のオーディオ店、家電量販店、オヤイデ電気秋葉原店、オヤイデ電気オンラインショップなどで10/13より発売開始です!




さて、もうひとつ10/13発売のアナログ製品が、オヤイデ電気の新型フォノケーブルPH-01RRです!これはご覧の通り、RCAケーブル方式を採用し、アースケーブルが独立型となっております。昨今のレコードプレーヤーは旧来の5pinDINタイプではなく、RCA着脱式が増えており、これに対応するためにRCA着脱型にターゲットを絞っております。さらに、国内外で広く普及しているオーディオテクニカのVMカートリッジ、オルトフォンのM2シリーズに合わせた、低静電容量型フォノケーブルです。VMカートリッジはオーディオテクニカ独自の高出力型カートリッジの方式で、MMカートリッジと同じ扱い方です。
ターゲットを絞り込んだフォノケーブル故、これは私が企画立案したということで「オーディオみじんこシグネチュアモデル」となっております。数量限定というわけではありませんので、ご安心を。 このフォノケーブルは昨年から準備を進めていたのですが、パーツの選定や設計を試行錯誤し、ようやく花開く事ができました。初お披露目は今年のアナログオーディオフェアでした。





ケーブルは同軸構造を採用し、静電容量を前述のカートリッジに最適化するよう、絶縁材の種類や厚みを調整して、RCAケーブルの状態で160ピコファラッドになっております。レコードプレーヤー付属フォノケーブルは案外カートリッジとの相性を考えられずに、付属されていることが多いです。


写真はTEACのTN-570へのPH-01RRの接続例で、このレコードプレーヤーに付属のオーディオテクニカ製VMカートリッジAT-100E(推奨静電容量100〜200ピコファラッド)との相性も抜群です。TN-570ユーザー、TN-350ユーザーのために作られたと言っても過言ではないフォノケーブル、それがPH-01RRです。

私が調べた限りでは、VMカートリッジや2MカートリッジなどのTEAC製、ProJect製レコードプレーヤーによく付属されている付属カートリッジには、付属フォノケーブルは静電容量が大きすぎ(300ピコファラッド超え)、せっかくカートリッジがピックアップした信号も、フォノケーブルを通過する段階で10kHzあたりから高域が減衰し、本来のカートリッジの再生帯域が得られなくなっています。レンジが狭く、音場感がイマイチだなぁと感じておられたら、一度このPH-01RRに交換してみてください。定価は11,000円ですが、実売は1万円を切る価格なので、数あるフォノケーブルの中でもお求めやすさダントツだと思います。渋すぎるブラウンのシースカラーは、どんなレコードプレーヤーにもマッチすると思います。



こちらはオーディオテクニカのレコードプレーヤーAT-LP5への接続例。付属VMカートリッジAT95EXの適正静電容量にもPH-01RRはぴったり適合します。

RCAケーブルとアースケーブルを独立型にしたので、配線もやりやすいですし、アースケーブル、RCAケーブルそれぞれ単独でも使用可能です。アースケーブルの開発においては、エントレックの仮想アース装置で得た経験が反映されています。Yラグの寸法から線材の選定、端末処理方法まで、過去3年にわたりアースケーブルとつきあってきた経験が、このPH-01RRのアースケーブルにも活かされています。エントレック用にオヤイデ電気が発売している3398Eシリーズのアースケーブルと、ケーブル部分は同じ3398-16を使用しています。Yラグはフォノイコライザーおよびレコードプレーヤーのアースターミナルに適合する内幅5mmタイプです。

ケーブルはオヤイデ電気秋葉原店のみですが、切売り販売できるようにしたいと考えています。

PH−01RRは全国のオーディオ店、家電量販店、オヤイデ電気秋葉原店、オヤイデ電気オンラインショップなどで10/13より発売開始です!

2017年8月19日土曜日

ゼンハイザーHD598などに適合!HPSC-35/63HD500ヘッドホンケーブル8/25発売開始!






オヤイデ電気のヘッドホンケーブル久々の新製品、HPSC-35HD500とHPSC-63HD500が8/25に発売されることになりました!

こちらはゼンハイザーのHD598などのバヨネット式ヘッドホンにご使用いただけるもので、PCOCC-A時代に発売していたHPC-35HD598/HPC-62HD598の後継モデルとなります。




これがヘッドホン側のプラグで、2.5ステレオ金メッキ電極をバヨネットロックがかかるようモールド加工した上で、真鍮クロームメッキカバーをあしらって、オヤイデらしい高級感のある仕上がりとなっております。ケーブル部分は、オヤイデ電気の精密導体102 SSCを使用し、介在と外装スリーブにシルクを用いるなど、オヤイデのHPSCシリーズ共通の最新ケーブル(HPSC-22W)を採用。前モデルと比べて、ダイナミックレンジが広がり、より細かい音が表現できるようになっています。介在やシースにシルクを使っている影響でしょうか、音色も滑らかなシルキー調で、HD598のような音場や雰囲気の表現が得意なヘッドホンに、特に相性が良いように思います。


ゼンハイザーのHD598は一昨年生産終了となり、現行は上写真のHD599となっております。もちろん、このHD599もHD598と同じ2.5バヨネットプラグの着脱機構を継承しておりますので、オヤイデのHPSC-35HD500とHPSC-63HD500がお使いいただけます。なお、HD598やHD599の純正ヘッドホンケーブルは左右のグランドが独立した4極仕様になっており、一方のオヤイデのHPSC-35HD500とHPSC-63HD500は3極ですが、特に問題なくお使いいただけます。


さらに、オーディオテクニカのMシリーズと呼ばれるモニターヘッドホンにもHPSC-35HD500とHPSC-63HD500は適合します。このMシリーズでバヨネット着脱なのはATH-M70x/ATH-M50x/ATH-M40xの3機種。すでに生産終了の限定モデルATH-M50xMGにもお使いいただけます。同じMシリーズでもATH-M30xとATH-M20xはヘッドホンケーブルが直出しの着脱不可なので、HPSC-35HD500とHPSC-63HD500は使えません。

HPSC-35HD500とHPSC-63HD500が適合するヘッドホンは、以下の通り、意外と多いのですよ。

SENNHEISER:HD599/HD598/HD579/HD569/HD558/HD518  audio-technica: ATH-M70x/ATH-M50x/ATH-M40x  Ultrasone: Signature Pro/Signature DJ/Signature Studio/Performance 880/Performance 860/Performance 840、KRK KNS8400/KNS6400

以前のモデルHPC-35HD598/HPC-62HD598でも、Signature ProやPerformance 860での仕様ユーザーが結構いらっしゃったので、今回の新モデルでもウルトラゾーンのヘッドホンでの使用が多そうです。Performanceシリーズは、先日Performanceシリーズ専用Bluetoothアダプター「SIRIUS」が発表され、注目が集まっているだけに、さらにケーブルを純正からオヤイデ製にグレードアップする楽しみが増え、Performanceシリーズユーザーにとっての楽しみが増えるのではないかと思います。

一見、前モデルHPC-35HD598/HPC-62HD598から、HPSC-35HD500/HPSC-63HD500へのリニューアル、ケーブルをHPC-22WからHPSC-22Wに換えるにあたって、従来になかったシルクスリーブの端末処理や、モールド加工の内部処理、材料調達、生産工場のスケジュール確保など、色々と苦労がありました。前モデルはとても人気があり、後継モデルを待ち望む声を多くいただいていただけに、一刻も早く後継モデルを出さねばと、昨年末から準備を進めていたのですが、ようやく今回の発売にこぎ着けました。

では、HPSC-35HD500とHPSC-63HD500の8/25発売まで、いましばしお待ち下さい。HPSC-35HD500とHPSC-63HD500は全国のオーディオ店、家電量販店、ネットショッピングサイト、ヘッドホン専門店、オヤイデ電気秋葉原店、オヤイデ電気オンラインショップなどでご購入いただけます!


2017年7月29日土曜日

電源&アクセサリー大全2018発売!オーディオファン必見です!

昨日発刊されました!音元出版の電源&アクセサリー大全2018。2年に1度発刊される本書は、オーディオアクセサリーや電源回りに特化した世界唯一の特集本。

電源ケーブル、電源タップをはじめ、マイ電柱、電源基礎知識などを盛りだくさんに掲載。
私 も、オーディオみじんこ”の電源ケーブル自作マニュアル、として電源ケーブルの潮流や、自作におけるケーブル選びのポイントを詳細に寄稿しています!オヤ イデ電気の製品群も紹介されています。本邦初公開の新型電源プラグ、IECコネクター「ARMOREDシリーズ」の速報レポートも掲載。まずは本を手に 取ってみて下さい。全国の書店に並んでいます!

2017年7月6日木曜日

ポタ研2017夏 オヤイデ電気の物販品をご紹介!会場でお待ちしてます!

いよいよあさってに近づいてまいりました、フジヤエービック主催のポタ研2017夏。中野のサンプラザで年に2回開催される恒例のヘッドホン/イヤホン関連の展示会、即売会です。
オヤイデ電気もポタ研会場で展示および物販を行います!

さて、今回の物販の目玉は・・・

 オヤイデ電気ショップオリジナルの手作りイヤホンリケーブルが種類も豊富に特価販売!値段は来てのお楽しみで、ここでは伏せてあります。ここに写っている以外にもまだありますので、当日会場で好みのリケーブルを探してみてください!

 ジュンフロン線あり、銀メッキOCC線、人気のオーグラインを使ったものなど、全て1点ものです!

 銀メッキOFCも人気のリケーブル配線材で、これを綺麗に編み込んでいます!4N純銀線もオヤイデならではのリケーブル配線材で、広大な音場感は純銀ならではといったところで、興味のある人はいち早くオヤイデブースにお越しください。


オヤイデ電気は配置図の42番、会場入り口すぐに出店しています!

 さて、ショップオリジナルイヤホンリケーブルに続いては、自作用のプラグ類のご紹介!今回もオヤイデ電気製のプラグ類、フルラインナップで展示販売します!値段は通常オヤイデ電気秋葉原店などで売られている値段よりもお安め。ネットで公開するといろいろと差し障りがあるので、ここでは伏せておきますが、自作派はこの機会に欲しいプラグをめぼし付けてまとめ買いしてください!

 2.5mmミニプラグだけでも2極(P-2.5MG)、3極(金P-2.5G、銀/ロジウムP-2.5SR)、それに4極が2種類と、計5種類もあります!2.5mm4極バランスプラグはオヤイデ製のP-2.5/4Gとノーブランドのもの2種類ありますが、ともに安定した人気がありますね。
 
 3.5mmの4極プラグP-3.5/4Gと4SRもあります。これらはリモコンやマイク付きケーブルのプラグ部分のグレードアップにお使いいただける上、最近では左右アース分離型ヘッドホンアンプからの出力用ヘッドホンケーブルの自作に、需要が高まっています。

 もちろん一般的な3極ステレオミニプラグも揃えており、なんとストレート側だけでもメッキ違いなどで6種類もご用意!

L型3.5ミニプラグも3種類!金メッキのP-3.5GLはケーブル引き出し口径4mmと6mmがあり、ケーブルに応じて、好みの方をどうぞ。

MOJOなどのポータブルの デジタルケーブルで需要が多い2極3.5ミニプラグP-3.5MSR、延長ケーブル自作に3.5メス型ミニプラグJ-3.5SRも!

FITEARケーブルコネクタ、カスタムIEM2ピン、MMCXコネクター、アイリスコネクターなど。

 ソニーのバランス用4.4mm5極プラグも販売します!

 DCプラグも4種類!

イベント限定でご用意した左はMOJOなどに使える純銀デジタルケーブル、右は102SSC導体採用のステレオミニケーブル。

これはバランス変換ケーブルで、XLR同士の変換もの、およびTEAC UD503やRME ADI2proに使えるTRS-XLR4BC

クリーニングナノクロスも登場!生産終了品のミニケーブル1.2mもののHPC-MSLもアウトレット特価販売!

ケーブルの切り売りもします!

銀メッキOFCは4色!

人気のオーグラインは2種類!

102SSC導体リッツ線のHPC-28-2U V2も取り揃えてます!

4N純銀0.1sq線もお買い得!

HPC-24Wも白と黒の2種類、それに4芯シールドのモガミ2799も!

4芯シールドの102SSC導体採用、オヤイデのHPC-26QUADも!

さて、このほかにもFiiOのアウトレット品がアウトレットで並びますが、何が出てくるかはお楽しみ!
展示試聴としては、FiiOのX5 3rdをはじめ、Re:cordのイヤホンリケーブル群、cozoyなどがお試しいただけます。

それでは、会場でお会いしましょう!




2017年6月30日金曜日

SCR-SとSCR-L カートリッジ取付けネジついに正式発表!7/7全国発売開始!

ついに正式発表になりました!オヤイデ電気のレコードカートリッジ取付ネジ!短いネジが3種類セットされたSCR-Sと、長いネジが3種類セットされたSCR-Lです。

カートリッジねじ、アナログブームの昨今にあって、意外と見過ごされがちで、市場での商品数も数少ない、しかし音質に非常に大きな影響を与えるアナログアクセサリーです。ご覧の通り、ネジに加えて、ナットとワッシャーもセットになっています!真鍮製の金メッキネジに、同じく真鍮金メッキされたナット、そしてカーボングラファイトナイロンワッシャーがセットになっています!



SCR-SとSCR-Lの初公開は6/10−11のアナログオーディオフェアのとき。オヤイデのアナログアクセサリーが一堂に会する中、SCR-SとSCR-Lを参考出品しました。


SCR-SとSCR-Lはこのようなパッケージに入ってます!SCR-SとSCR-Lの違いはネジの長さです。




6/8/10mm のネジが付属しているのがSCR-S。短めのネジがマッチするカートリッジにはSCR-Sをどうぞ。
12/14/17mm のネジが付属しているのがSCR-L。こちらはDENONのDL103やSHURE V15 type3など、長いネジが必要なカートリッジに向いています。

従来のカートリッジネジは、短いものから長いものまで、必要な長さ以外のネジもたくさんパッケージされていて、大部分のネジは使わずに無駄になっていましたが、SCR-SとSCR-Lでは、ご自身の必要な長さのネジをセレクトできるので、無駄が少ないです。

SHURE M97xEに、SCR-Sの8mmネジを取付けた状態。こちらの写真に写っているヘッドシェルの厚みは4mm。M97xEは世界的に普及している定番MMカートリッジで、形状的にはSHURE V15シリーズの最終モデルV15VxMRと同じ。この組み合わせの場合、6mmネジでも取り付けは可能ですが、少し余裕をみて8mmで取付けています。この写真ではネジをヘッドシェル側から挿していますが、カートリッジ側からネジを通しても構いません。
これはDENONのDL103にSCR-Lの14mmネジを取付けた状態。こちらの写真に写っているヘッドシェルも厚みは4mm。おそらく日本で一番多く普及しているDL103およびそのシリーズはSCR-Lを選ぶのがよろしいかと思います。

SCR-SとSCR-Lのどちらを選ぶかは、現在お使いのネジの首下長さ(ネジ頭を省いた長さ)を定規で測っていただき、その長さに合致したネジが同梱されているものをお求め下さいね。





SCR-SとSCR-Lには、ご覧の通り、美しい真鍮金メッキ製のナットが同梱されています。このナットにはローレットが外周に刻まれていて、ナットを指で押さえやすく、ネジの取付け、取り外し時にネジの空回りを防止でき、ネジの着脱作業がしやすくなっています。なお、写真の面の穴にはすり鉢状のテーパーが設けられていて、ネジを嵌めやすくなっています。
SCR-SとSCR-Lにはワッシャーもセットされていて、このワッシャーが効くんです!このワッシャーを使うと、ネジがしっかりと止まります。このワッシャー、ナイロン樹脂にカーボングラファイトの微粉末を練り込んで成形したカーボングラファイトナイロンワッシャーというもの。カーボングラファイトの特性によって摩擦係数が少ないという特徴と、ナイロンの適度な弾力が絶妙な締め付け感を実現するんです!ネジを締めていくと、スーッとスムーズにネジが回りつつ、ネジをキュッと締め上げることができるのです。この感触は使ってみないと分からないのよ。硬いのに柔らかい、柔らかいのに硬い、良く滑るのに、グッと食いつく!そんな相反する不思議な物性を有したワッシャーです。

このワッシャーがSCR-SとSCR-Lの音質向上効果に大きく寄与しています。普通の付属ネジからSCR-SとSCR-Lに交換してみて、このワッシャーも使ってセットしてみて下さい。カートリッジ取り付け時のがたつきが排除され、カートリッジとトーンアームが一体化され、カートリッジがレコード盤をトレースする能力が飛躍的に向上。レコードの音質が、あれ?こんなに変わるの!というくらい、音像がより明確に、躍動感が出てきますよ。


ま「ワッシャーなんて使わないよ」という方は、SCR-SとSCR-Lネジとナットだけ使っても良いのですが、せっかくですからこのワッシャーも使ってみて下さい。ワッシャーはヘッドシェル側でもカートリッジ側でも、どちらでも良いのですが、ワッシャーの直径は4.7mmあって、カートリッジのハウジングと干渉するようであれば、ヘッドシェル側に取付けるのが使いやすいでしょう。ただし、ネジ頭をはめ込むザグリのあるヘッドシェルの場合には、ワッシャーがあるとネジ頭をヘッドシェルにはめ込められませんので、必然的にカートリッジ側にワッシャーを使うことになります。また、ネジを貫通させないタイプのヘッドシェル(オーディオテクニカのAT-LHシリーズなど)に使う場合も同様に、カートリッジ側にワッシャーを使う事になりますね。


SCR-SとSCR-Lのさらなる使用例については、私の自宅のカートリッジに使った状態の写真でおいおいアップしていきたいと思います。それでは皆さんも7/7の発売日心待ちにして下さいね!


2017年6月9日金曜日

いよいよ明日に迫ってまいりましたアナログオーディオフェア2017!

いよいよ明日に迫ってまいりましたアナログオーディオフェア2017!オヤイデ電気も鋭意出展します!場所は秋葉原の損保会館。



オヤイデのアナログ製品やエントレックのグランドボックスの試聴会もブース内で行いますので、ぜひお越しください!私みじんこ荒川も2日とも会場におります!