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2017年4月28日金曜日

FiiOのハイレゾプレーヤーX5 3rd generation ついに登場!明日のヘッドホン祭でお目見えします!

FiiOのハイレゾプレーヤーX5 3rd generation ついに登場です!明日のヘッドホン祭でお目見えします!色は3色ありますが、このワインレッドなカラーが特にイカしてます!

下部にジャック類がまとめられていて、3.5ステレオミニに加えて、2.5mm4極のバランス出力ジャックが、標準搭載されているのが新しい!右端はライン出力/同軸デジタル出力の兼用ジャック。これでデジタル出力も可能となっています。付属で短い専用デジタルケーブルも同梱されてますし、長いケーブルが必要なら、L21などの専用デジタルケーブルがあります。3.5ミリ4極ミニプラグで自作も可能です。

側面には2ポートmicroSDカードスロットがあり、また内蔵メモリーも32Gありますよ。スロットは付属の専用のピンを挿し込むと、ポンと出てきます。

肝心の音質はというと、非常にクリアで高解像度の極み。すっきりハイスピード系の音色です。これが実売5万とは、すごい時代になったものです。明日のヘッドホン祭で待ってまーす!

2017年4月24日月曜日

ゼンハイザーのヴィンテージヘッドホンHD540 Reference Gold 今週土日のヘッドホン祭 オヤイデ電気ブースで聴けるよ!

SENNHEISERと金のロゴがあしらわれた、風合いのある木箱。 うちのスタッフがヨーロッパ出張に行った際に、ふらりと立ち寄ったアンティークショップで見つけてきたもの。


木箱を開けると、やはりヘッドホンでした。出てきたのは黒と金で彩られたヘッドホン。見たことないなぁ、と思いつつ、型番を読み取ると、HD540 Reference Goldと書かれています。ヴィンテージゼンハイザー(Vintage sennheiser)ですね。

型番で検索すると、日本語サイトでの情報は少ないものの、取扱説明書を公開しているサイトなど、海外では比較的情報があるようです。HD540 Reference Goldは、HD540Referenceという機種をベースに、特性の揃ったユニットをペアリングするなどした、スペシャルモデルだったようです。 それにしても何とも味わいのあるデザインと質感。現行機種にはない、人間味を感じさせる工業デザインですね。

<<HD540 Reference Gold>>
方式 ダイナミック型 オープンエア 
周波数特性 16-32000Hz
インピーダンス特性 300Ω(600Ωという)
能率 94dB
ケーブル 3m 標準プラグ
質量250g
発売年 1989年
定価 64,000円

音質傾向はとても自然で耳当たりの良いサウンドで、刺激的な音は一切出ません。

HD540Reference Goldの質量は250gで、HD650の259gとほぼ同じですが、HD540Reference Goldの方が軽く感じます。たぶん、HD540Reference Goldの方がヘッドバンドの側圧がソフトだからかもしれませんが、掛け心地も極上です。

 HD540のケーブル引き出し口を確認すると、ゼンハイザーモジュラープラグでした。電極は銀色をしています。淡白な艶消しの銀色をしているので、メッキはたぶん錫メッキでしょう。ヘッドホン本体の電極の差し込み口は丸穴ですが、ケーブル側の電極は扁平です。試しにオヤイデのHPC-HD25V2(赤いケーブル)を挿してみたところ、うまく挿さりました!というわけでHD540Reference Gold用にHPC-HD25V2を少しいじりつつ、劣化したイヤーパッドを交換することに。

ネット上ではHD540の交換用イヤーパッドなど、サードパーティ製ですが、いまだに入手が可能です。左端の輪っかが、オリジナルのイヤーパッド。30年近くもの時を経て、さすがにくたびれています。真ん中のリングは、交換用にインターネットで売られていたHD540などに対応する交換用イヤーパッド。

 まずヘッドホン本体から純正イヤーパッドを外し、ボロボロの粉状になったウレタンシートを取り除きました。さらに、2枚重ねになっている白いフェルト製スペーサーにもウレタンの残骸がたくさんこびりついていたので、はたいて取り除きました。そして、ヘッドホンにフェルト製スペーサーを戻し、新品のウレタンシートを重ねます。

 最後に、新しいイヤーパッドをはめ込んでヘッドホン本体の手入れは完了!パッドがオールブラックになって、かっこいい!

オヤイデのHPC-HD25V2はHD25用なので左右のケーブルの長さが違うのですが、これを左右真っ二つに引き裂いて、左右の長さを揃えた自作ケーブルをご用意。ケーブルの補強と見た目もかねてPETメッシュチューブも被せてみましたよ。

装着感は向上。音は 現代の最新ヘッドホンのような高分解能、ワイドレンジが全面に出た音ではなく、楽器や声が柔和なハーモニーを奏でています。一聴の価値あり。


このHD540Reference Gold、2017春のヘッドホン祭のオヤイデ電気ブースで、FiiOのプレーヤーともセットで、試聴できるようにしますので、4/29-30は中野サンプラザに遊びに来てね!








2017年4月15日土曜日

現在発売中の「Get Navi 5月号」の特集「プロ愛用の殿堂」で、みじんこ荒川がSTB-EP紹介しています。

現在、全国の書店で好評発売中の、学研が出版する雑貨情報月刊誌「Get Navi 5月号」。毎回、AV家電や生活家電、身の回りのグッズ類、車やバイク、流行や趣味など、主に男性向けの情報が満載の雑誌です。モノマガジン、グッズプレスと並ぶ、人気のガジェット系雑誌ですね。

今回の特集のひとつは、プロ愛用品の殿堂、というもので、30名近くの業界人が、それぞれの思い入れのあるイチオシ品、愛用品を紹介しています。

なぜか私もその一人になりまして、愛用品を紹介してほしいと言われたので、オヤイデの多機能EPアダプターSTB-EPを紹介させてもらいました。 みなさん、書店に行ったらぜひ手に取ってみてみてくださいね。他にも、面白そうなグッズがたくさん載ってましたよ。

ちなみに私は、このBMIというドイツのメーカーのメジャーIN-OUTがとても気になっています。

オヤイデ電気のヘッドホンリケーブルHPC-35HDX V2,HPC-63HDX V2が発売!

昨日オヤイデ電気のヘッドホンリケーブルHPC-35HDX V2,HPC-63HDX V2が発売されました!


これはゼンハイザーのHD650に代表されるゼンハイザーモジュラープラグに対応したヘッドホン交換ケーブルで、オヤイデ電気オリジナルのプラグとケーブルからなる純国産ヘッドホンケーブルです。前モデルのHPC-HDXとの違いは、導体が古河電工のPCOCC-Aからオヤイデ自社開発の102SSCに変更になったこと。初代ではケーブルカラーがシルバーと黒の2色展開だったのに対し、今回発売となったV2モデルでは、シルバーのみの展開となっています。


外観上の違いは、モールドの色が、初代は真っ黒だったのに対し、V2ではHD650のハウジングの色に似せてダークグレーになっています。


ところでゼンハイザーモジュラープラグと我々は勝手に読んでますが、このコンタクトピンの形状は、もともと補聴器や警察官のヘッドセットに用いられているもので、補聴器関連ではよく見かけるコンタクトピンらしいです。 だから須山補聴器のフィットイヤーも、このコンタクトピンを採用しているのでしょう。ただし、ゼンハイザーとフィットイヤーでは極性が逆です。このコンタクト、φ1.58mmの太いコンタクトピン1本と、φ1.28mmの細いコンタクトピン1本の計2本で構成されているのですが、ゼンハイザーは細い方がプラスで太い方がマイナス、対するフィットイヤーは太い方がプラスで細い方がマイナスだったはず。コンタクトの露出長さはともに4mmです。

ちなみにHPC-HDX V2はフィットイヤーのイヤホンに挿し込み自体は可能ですが、前述の理由から極性が逆なので、位相が反転した音を聴くことになり、音質上好ましくないです。また、HDX V2のモールドコネクターはHD650に合わせて段差が設けられているので、フィットイヤーのイヤホンに取付けると不格好になります。 またコネクターが長いので、急激にケーブルを曲げるシュアー掛けが難しいです。何のことを言ってるのかわからないかもしれませんが、まぁそういうことです。


パッケージの違い。右が初代HPC-HDX、左がHPC-HDX V2。
音色の違いは、V2はよりフラットにレンジが伸びる印象で、音の粒立ちがより細かく、すなわち解像度が向上しています。これは、オヤイデの他の初代モデルとV2モデルとの違いと同じですが、PCOCC-Aと102SSCとの違いそのもの音の違いですね。



人気の高いロングセラーのHD650だけに、交換ケーブルを望まれる方も多いです。HD650ユーザーで、さらに音を良くしようという方は、ぜひ一度お使いになってみてくださいね。純正ケーブルからの交換だと、かなりの音質向上が望めますよ。ケーブルはやや硬めですが、純正より少し細いいなので、取り回しは比較的しやすい方です。