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2014年2月27日木曜日

FiiOのE12 DIY 明日発売!早くも予約完売の兆しが・・・




 こちら通常のE12。これはこれで黒々として、2001/2010年宇宙の旅に出てくるモノリス、あるいはマクロス劇場版の宇宙空母アームドのような感じでかっこいいですが・・・
ちなみに、各辺の比率を算出してみました。E12 H:W:L=15mm:65mm:123mm≒1:4.3:8.2で、奇遇にもモノリスの1:4:9に近い!!

 (ボリュームなどの突起部を除いた筺体寸法、ミリ寸法の小数点以下は四捨五入)。

 
 すでに多くのウェブニュースサイトでアナウンスされている通り、FiiOのポータブルヘッドホンアンプE12 DIYが、明日発売されます!お色はゴールドとシルバーの2種類です。


本体のロの字型アルミ押し出し材は、綺麗なヘアライン仕上げのアルマイト加工が施されています。このアルミアングル材の前後を蓋するパーツは、アルミの切削加工もので、こちらもヘアラインアルマイト加工が施されております。


なお、傾斜面には、梨地仕上げが施されており、ヘアライン仕上げと好対照のコントラストが、高級感を見事に演出しています。中国製とは思えない、なかなかのハイセンスなデザインとカラーとマティエールです。ゴールドとシルバーは色の違いのみで、その他の仕様は全く同じです。数量的にはシルバーの方が入荷数としては多いです。予約数からみた人気はゴールドの方でして、必然的にゴールドの方がより希少価値が高くなりそうです。

 
E12DIYのウリは、そのシルバーとゴールドに輝く筺体もさることながら、オペアンプの交換が可能なことです。ついでにバッファーアンプも交換可能です。さらには交換用に、コンデンサとチップ抵抗も同梱されています。その気になればコンデンサと抵抗も交換可能という、よくもまぁそんな恐ろしい交換作業を促すようなことをしてくれるもんだ。FiiOのサービス精神に過剰さを感じつつも、見た目も内容も、そしてカスタム性も抜群なポタアンの登場というわけです。そして世の常と申しますか、この手のプレミア製品は、やはり数量限定なわけです。

オペアンプやバッファーアンプも各4種類がパッケージに同梱されており、これで実売25,000円くらいとは、安すぎるだろ!と思うわけです。オペアンプ引き抜き工具も同梱されています。交換の方法を記載した説明書も、もちろん日本語表記で付属しています。

 E12DIYの前側。なんともかっこいい!すでにゴールドはほとんどの店で予約完売だそうです。右のつまみがボリュームで、まん中の穴がイヤホン出力で、左端の穴がライン入力です。ここまでは通常版のE12と同じ。通常版のE12と違うのは、ボリュームとイヤホン出力の間の黒いスイッチの存在。これは入力ゲイン切り替えスイッチです。E12通常版では、このスイッチが無い代わりに、バッテリーランプなどが配置されています。E12通常版のゲイン切り替えスイッチは、本体右側面に設けられています。E12DIYでは、バッテリーランプは、本体上面に設けられています。

E12DIYの後ろ側。 2本のボルトで蓋されていますが、うち1本のボルトにはシールで封印がされています。これは開封したか否かを判別するための封止シールです。このシールをはがしたら、初期不良の対象外です。ただし、シールをはがしてボルトを外さないと、オペアンプの交換ができませんから、悩ましいところですね。ま、このE12DIY、最大のウリはオぺアンプが交換できることですが、シールを剥がさずに、外見だけで楽しむのもありですよ。オペアンプの交換は、簡単そうに見えて、やはり破損のリスクがありますから。

ちなみにE12DIYには、この蓋の刻印の様に、全てシリアルナンバーが打たれています。蓋の開封は六角レンチで行います。六角レンチでボルトを緩めて外すのです。六角レンチはパッケージに同梱されています。なお、通常版のE12は、E12DIYのように簡単にはばらせないようになっています。いや、プラスドライバーがあれば開封できなくはないんですけど。

 E12DIYの左側面には、給電用のマイクロUSBポートが設けられています。USBがありますが、E12DIYは通常版のE12同様、あくまでアナログアンプでして、DAC機能などは搭載されていません。E12通常版では、USBポートのとなりに、BASSブーストのON/OFスイッチがありますが、このE12DIYではBASSブースト機能はありません。このように、E12通常版とE12DIYでは、外見のカラーの違いやオペアンプ交換可能なこと以外にも、BASSブースト機能の有無、ゲイン切り替えスイッチの位置、バッテリーランプの位置などに違いがあります。また、E12DIYはオペアンプが交換可能にするために、通常版とは内部の基板レイアウトにも違いがあります。

というわけで、E12DIYご購入はお早めに。取り扱いは、フジヤエービックイーイヤホン、そしてオヤイデ電気秋葉原店オヤイデオンラインショップのみです。いまのところ、今回の入荷分のみの限定販売です。あまりの反響ぶりに、特にゴールドに関して、追加生産してほしいとの要望が、すでに発売前ですが、上がってきています。

2014年2月18日火曜日

ATH-M40x、ATH-M50x、ATH-M50xBLにオヤイデのHPC-HD598が使えます!

最近、メガネ屋に行ったら、老眼だと言われた40代の後厄です。
さ て、そんな私にしっくりくるのがゼンハイザーのHD598。過度にハイファイでもなく、かといって過不足なく、オープン型なので閉塞感もなく、ミッドセン チュリーを意識してるかどうか分からないですけど、モダンでかわいらしいデザイン。このクリーム色の配色と丸みがかったフォルムから、通称「プリン」との愛称で親しま れているHD598、私の自宅用愛機でもあります。 そして、多くのHD598ファンの熱き声援に応えて製品化したのが、オヤイデ電気製のHD598用ヘッドホン交換ケーブル「HPC-HD598」でした。発売は2012/11/20と、発売から1年3カ月ほど経過しておりますが、地味に売れ続けている、いや月を追うごとに出荷量が増えている定番ヘッドホンケーブルとなりました。

ま、このHPC-HD598、ゼンハイザーHD598/HD558/HD518以外にも、ウルトラゾーンの SignaturePro/SignatureDJ、それにKRKのKNS8400/KNS6400にも使えるということで、それらのヘッドホン交換の需要も取り込んでいるんだろうと思います。

 さて、そんな隠れた人気ケーブルのHPC-HD598ですが、なななんと、このたび発売になったオーディオテクニカのモニターヘッドホンATH-M40xATHM50xATHM50xWHATH-M50xBL(限定生産モデル)に使えることが判明しました!

その事実はこれらヘッドホンの発売直前になって知ったのですが、オヤイデとしてはありがたい話です。HPC-HD598が使える機種が増えることはうれしいことです。




で、早速同機を入手して撮影したのが、上の写真です。これはATH-M40xにHPC-HD598を挿したところ。ATH-M40xの価格はオープンで、実売は1万円程度のようです。

 
 こちらはATH-M50xにHPC-HD598を挿したところ。ATH-M40xの価格もオープンで、実売は1万8千円程度のようです。



上写真はテクニカ純正のM50x用の同梱ケーブルです。このようにM50xには純製ケーブルも長いものから短いもの、さらにはカールタイプと3種類のケーブルが同梱されていますが、それに飽き足らなくなったとき、またはさらなる音質のクオリティアップを図りたいとき、HPC-HD598をぜひお試しください。

 なぜ、ATH-M50x/M40x/M50xBLにオヤイデのHPC-HD598が使えるのか?それは単純に、ヘッドホン側の差し込み口が同じ寸法・形状のバヨネットロック式プラグだったからです。上写真はATH-M40xのケーブル着脱部と着脱ケーブルのクローズアップです。電極部分は3.5ステレオミニプラグより一回り小さい、2.5マイクロプラグです。かなり幅狭な穴の奥に電極部がるので、一般的な2.5マイクロプラグではカバーがでかすぎてささらず、自作での交換ケーブル製作もきわめて難しいです。しかも前述のバヨネットロックで固定する形式なので、抜け防止には最善の策ですが、サードパーティの出現や、自作の道はほぼ閉ざされています。


というわけで、ATH-M50x/M40x/M50xBLの音の変化を楽しみたい人はHPC-HD598を買ってみてください。ATH-M50x/M40x/M50xBLはスタジオレコーディングやミキシングと言った、純粋なプロ仕様ヘッドホンとして設計されており、音色的にも色付け無しのストレートサウンドです。



ATH-M50x/M40x/M50xBLにとって仕様的・価格的にライバルなのは、シュアーのSRH440/SRH750DJ/SRH840/SRH940でしょう。
価格的には、ATH-M40x 対 SRH440、 ATH-M50x 対 SRH840、ATH-M50xBL 対 SRH940といったところでしょうか。

SRH440/SRH750DJ/SRH840/SRH940用のケーブルも、サードパーティ製は数えるほどしかありませんが、その貴重な交換ケーブルとしてオヤイデ電気HPC-SRHがあります。こちらもSRH使いの人にぜひお勧めです!


2014年2月11日火曜日

店の若手スタッフご紹介&スタッフ募集のお知らせ



・・・の店頭に並べられてる端尺コーナー。いろいろとお買い得なケーブルが特価で放り込まれています。こまめに来て漁ってね。早い者勝ちです。

で、最近、この端尺箱の中に、謎というか、スタッフの手作りケーブルが放り込まれているのです。


これがそれ、両端にステレオミニプラグを搭載したミニミニケーブルです。長さは60-70センチくらいのものが多いようです。これはアンプの自作などに多用される内部配線材「ビーメックス」を使用した、スタッフのお手作りになります。非常にち密な編み込みで、あっぱれです。相当手間暇かけているはずで、これで2000円を切る値段なんて、ボランティア以外の何物でもない。スタッフの良心です。

で、彼がそのスタッフ「鈴木君」。手先が器用で、店でも趣味でもいろいろ作ってます。イヤホンリケーブルも個人的にいろいろ自作しているようなので、店に行ってイヤホンリケーブルで悩み事があったら鈴木君に聞いてみてください。ベーシストでもあります。

あと、「原田君」もイヤホンリケーブルやシールドケーブルを自作していて、本人は黙っておりますが、音楽雑誌にも時折載っていて、けっこうあちこちで演奏しているギタリストでもあるので、楽器込みでケーブル自作のご相談なんか、彼が適任かと思います。

ギタリストというと、「横山君」もかなりつっこんでやっているようで、音楽製作機材全般に、それに使うケーブルについてなどご相談できると思います。

店舗スタッフで一番新しいメンバー「齋藤君」。彼はポータブルオーディオが好きなので、それ系の相談なんかに親身に対応してくれると思います。彼も、学生のころは軽音楽部に在籍していた音楽好きです。

オヤイデ電気店舗スタッフ一覧はこちら


そんなこんなで、最近は有能な若手が店を盛り上げてくれているので、うれしい限りです。忙しい職場だけど、辞めずにがんばれよ。ってなわけで、オヤイデ電気では、さらなる業務拡大に向けて、ただいま店舗・本社スタッフを募集しています!専門知識は必要ありません。それは入ってから覚えればいいこと。大切なのはやる気と誠実さです。我こそは!という方、ふるってご応募ください。本人が希望すれば、いずれ正社員への道も開けます。

大雪なんてなんのその!ポタ研2014冬は大入り満員



 
ときは2014年2月8日。45年ぶりとなる大雪に見舞われた東京。  外出を控えるよう報道がなされるほどの吹雪で、街中には人影もまばら。

 
そんな中、異常に盛り上がる一角が中野サンプラザにありました。

 
ポタ研2014冬です。11時の開場前から、すでに入場待ちができるほどの盛り上がりで、夕方まで通路が通りにくいほどの人だかり。


来場者は過去最高の700名。この大雪の中、訪れるお客さんは本当にポータブルオーディオが心底好きなんだなと思いました。


オヤイデではFiiOのX5とE12DIY、オヤイデのHPC-MSS/HPC-MSLを出展。 E12DIYはおそらく今月中に発売となるE12の限定バージョンで、まず外見のお色が違います。アルマイトで染められたシルバーとシャンパンゴールドは、見た目的に所有欲をそそります。ま、この見た目だけでもいいのですが、このE12DIY、なんとオペアンプやバッファアンプがソケット式になっていて、交換できるのです。このE12DIY、会場でけっこう注目を集めまして、まずは見た目に惹かれる人、オペアンプ交換にそそられる人、さまざまですが、実売25000円くらいなら買ってしまいそうという方々が多かったです。ま、限定数数十台限りなので、発売とともに売り切れそうな雰囲気が漂っています。

 HPC-MSS/HPC-MSLは、すでに購入された方が多く、例えばスカルキャンディのCRUSHER(クラッシャー)にぴったりはまるよ、という事例をお見せいただいたり。うーん、たしかに純正かのごとくささってるなぁ。このCRUSHERというヘッドホン、音楽の低域信号に合わせて、ぶるぶると震えます。音質云々を論じるヘッドホンとは違いますが、このバイブレーション機能なかなかに面白かったです。

私的にはCHORD社の社長ジョンフランクスを見れたのが最大のトピックスでした。 Hugoを抱えながら、普通に歩いていました。あとで聞いたら、どうやら6階の特別会場の試聴デモで使うための3.5ミニ-RCAデジタルケーブルを探しておられたようですが、あいにくこの日は私COAX-R2M持ってきてなかったんですよね。

では、みなさん、次は5月のヘッドホン祭りですかね、そちらでお会いしましょう!その前に自作講習会やるかな。